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プリキュアSplashStar最終回〜ヒロインはハッピーエンドと笑顔がなければいけない



満と薫という、スペシャルな仲間を加える流れを盛り込み、最後の最後まで自力で勝利するという、熱い戦いで「ふたりはプリキュアSplash Star」が終わりました。
前回と今回の連携攻撃の見事さは、少年向けアニメを上回る勢いでした。何もかも破壊しつくすような渾身のバトルに燃えました。ってかこの構図で燃えずに何に燃えろと自分に言うのですか、うおおお、おらの元気を少し分けてやる!いらないですかそうですか。
 
さて、スプラッシュスターの最終回のよさは、子供向けなアクションとハッピーエンドへの推進力だけではありませんでした。プリキュアプリキュアたる、絆をきちんとさらっていたことに、もうじわじわとキましたよほんとにもう。一番印象に残ってたのが、

このキャッチャーの体格のいい、かなりちょい役の太田さん。はっきり言ってこっちが忘れてたくらいでした。つか名前も忘れかけてました。が、

しっかり救われていました。いやもう、出るか出ないかなんて予想すらしなかったのにきちんとフォローされてるのだもの、泣くかと思ったココで。
そういう細かいところまですべてハッピーエンドにこだわるスタッフに乾杯。

満と薫も最高の幸せを向かえました。
話によると「この二人は目にハイライトがないのがよい」と言う意見が結構多いようですね。今までは敵役だったので黒目にほとんどハイライト入ってなかったのですが、今回はくっきりと入り、まさに「目に光が宿った」状態です。だからこそ、だからこそ、二人のかわいらしさが最終回できらめくのですヨ!

描いた絵をほめられて照れまくる薫。
こっちまで照れるわ!大好きおでこ。

こんなにいきいきとした4人の瞳を見せられたら、一年間のこと思い出して、涙が出ちゃうじゃないですか。
 
子供向けだからこそ、ヒーロー・ヒロインは最高のハッピーエンドをもぎとるべきだ、というのは村枝版「仮面ライダー」や「ガンパレード・マーチ」で心の底から感じさせられ、自分も信条としていることです。
プリキュアです。多少何かががあろうとも、笑顔を見せて安心させる、ヒロインであってほしい、と心の底から願っていました。色々な難しい思考は別の作品でも十二分に語れますが、プリキュアSSだからこそ語れるものは、咲と舞の全力の笑顔です。特に咲の特徴的で一発で覚える笑顔は、なかなか見られるものじゃありません。
他にもヒロインアニメはたくさんあるけれど、プリキュアは力をあわせて勝って欲しい、笑って欲しいと。自己犠牲に潰えることなく、友を救い、そして最高の「自分のための」笑顔で。

最後の最後がソフトボールでの優勝なのは、本当によかった!そうなんだよね、自分のために泣き、努力し、笑う、そういうヒロインが見たかったんですよ。

「手をつないでいると力がわいてくるよ。」
「こうしていると何があっても大丈夫って思えるもの。」
4人で戦った最後ですが、ちゃんとシメは二人で手をつなぎ、二人で自分の幸せをつかみます。それこそが「SplashStar」の二人の生き方なんですよネ。
確かに、青臭くて若さ満載ですが、それでも子供にヒロインの「笑顔」を見せることこそが、子供番組の宝だと思います。世の中の現実とか、敵の難しい哲学はあとでもOK、まずは全力で勝ってほしい、気恥ずかしいくらいのハッピーエンドであってほしい。それを子供は望んでいて、それを見て誰かが微笑めばそれでいいんですヨね。
そういう意味で、勝ち、笑う、SplashStarの最終回は「よくやってくれた!」なのです。自分の中では。
『「笑うが勝ち!」でGo!』なんです。

ハッピーエンドと笑顔をありがとう、「SplashStar」。