たまごまごごはん

たまごまごのたまごなひとことメモ

「プリキュア5第23話」トラウマ描写の波紋。

プリキュア5第23話」のすさまじい展開に対して、今回もものすごい数のコメントをいただいたので、紹介いたします。もうみんな考察も愛も深くて、どきどきします。
5人それぞれの心の闇へ。「プリキュア5第23話」
衝撃だった「プリキュア5第23話」へ寄せて。
 

●衝撃だった、りんちゃんの「友だち他にいないんじゃいの」発言●


りんちゃんがうららに対して「あんたのぞみの他に友達いないんじゃないの?」と言ったセリフ。演技もうまいのが拍車をかけて、強烈なシーンになりました。うららがまた、本当に友だちが少ない子だから。

プリキュア感想毎週楽しみにしてます。いろいろと考えさせられる事が多いですね。特に今回の話は。
りんちゃんの友達いないの発言は言葉だけ取り上げればりんちゃんひどい、になるのでしょうけど
本当にりんちゃんが言いたいのは「あたしの気持ちも分かってくれよ」だと思うんですよ。
同じ仲間なのにのぞみの肩ばかり持ってあたしの事はどうでもいいのか、と。たまたまああいう言葉になって、
ほんとにうらら友達いなかったからアイタタタなんですけど。りんちゃん痛いけど好きだわー

決して、りんちゃんが悪意を持って言ったセリフじゃないんですよねえ、あれ。すぐに言ったことを後悔してどつぼにはまってしまうあたりがもう痛々しい。とはいっても、本当にこのメンツくらいしか友達がいない(というか作るひまがない)うららにとってはNGワードもいいところ。この修復をするには望みなしってわけにはいかないでしょうねえ…。
りんちゃんでずーっと心配だったのは、「のぞみがいるから」という行動基準からどう脱却するか。もちろん「のぞみがほっておけないから危険をかけてプリキュアやるよ」という動機はすごくいいとは思うのですが、こういうケンカしたときに本当にもろい。
彼女のトラウマの再現を見ていると、のぞみと距離がべったりすぎるゆえに、行き場のない怒りや誰かに相談できない心に溜まったものが、噴出してしまったのかなと思います。相手が悪かったなあ。かれんだったらケンカして終わるのになあ。
そんなりんちゃん、これを乗り越えてさらにのぞみを親友として愛せるようになってほしいと願うばかり。

たまごまごさんの「あんた他に友だちいないんだじゃないの?」への反応にちょっともらい泣き。
バーチャルで遠くて薄くて儚いけど、今はイッパイいますよう。

ありがとううう。なんだか救われた気分でいっぱいw
りんちゃんのセリフは、りんちゃん的な自分としても痛いし、うらら的な自分としても痛い、本当にしんどい言葉でした。言われたくないし、言いたくない言葉だと思います。
でも、そんなことないんだよね…ということに、りんやうららも気づけばいいな。
 

●ミルクの存在●

しまった。悪夢はナイトメアの短縮形で書いたつもりだったんだけど。でもその解釈の方がいいですね。
いや、悪夢の連中って自分の責任棚上げで他人に押し付けてばかりだからそのつもりでだったんですけどねw
ミルクに優しいのはのぞみと同類だと認識してるからwナッツはそういう解釈出来ますね。さしずめ王位はココ
に譲って自分は宰相辺りで。新撰組方式でズバっと厳しく裁くと。ココナツで「はい」言わせたら成長ないのか


ミルクにほんと、優しすぎなんですよねえ。おそらくおっしゃるとおり、のぞみと似ているなあという視線はある気がします。
あとは、過去にこんなわがまましたなあ、という、年長者の余裕もあるのかな、という気もします。小学生を見る中学生視点というか。にしても、やっぱり甘すぎですよね。ココが注意していたように、彼女の行動は度を過ぎていたとは思いますし、それは視聴者の子供たちが見ても「これはない」と分かるのだろうと思います。
だからこそ、今後の成長がぐっと引き立つ!と信じたいところ。今はパチンコのゴムをぐーっと引っ張っているところと考えることにします。
 

しかしプリキュア5、ミルクの「私悪くない」発言は登場直後のナッツと比較すると考えるものが。
「自分のせいで」「自分が悪い」で閉じこもるナッツと「私悪くない」のミルク。
解放と救済を望まれていた前者と、自力で這いずり回ってやってきた後者
食べ物関連でも。代価云々で拒否する王子、奪ってでも食う平民
しかしミルクとのぞみは似てますね。「役立たず」「いなくてもいい」と言われそうでもめげない所

そういえばナッツもはじめてでてきたときは、自分の殻のあるキャラでしたね。ココやプリキュアたちのおかげで解放されていきましたが。
ミルクは「ずうずうしい」ともとれますが、実はそういう意味ではナッツ同様、心に闇を抱えているものの一人なのかもしれません。過去にもなにかエピソードがあるかもしれませんし。そのへん、今後また明らかになっていくかもしれないですね。プリ5メンツもその空気を感じているのかも。
食べ物への執着心でいうと、やっぱりミルクはダントツに強いですね。他のプリキュアたちももりもり食べるのですが、その盗人猛々しさときたら、のぞみなんて比較にもなりません。もちろんやっていることは紛れもなくマチガイなので、いずれがっつりしかられるハメにはなると思います。
子供たちはミルクをどう見ているんでしょうね。
 

●子供たちに向けて。●

この問題は確かに悪夢抜きで解決しなきゃいけない問題だったかも。

いずれは、個々で対立しなければいけない部分でしょうね。今までのプリキュアたちも、それを敵なしで乗り越えてきてますし。特にマックスハートスプラッシュスターの映画版はそういう意味では最高だった!
マンガ版だと現在まったく敵が出てこない状態が続いているのですが、テレビ本編でも敵なしで少し5人の関係を描く回があったらいいな、と思いました。でも次週のパワーアップも楽しみなので、やっぱり今のままでw
 

プリキュアですが、予告が前向き一辺倒だったのは、お子様への配慮でしょうね。一週間鬱というわけにもだし

なるほど!確かにあれで予告も不安だったら子供泣いてしまう^^;次回は大丈夫!という示唆が与えられたのは大きなお友だちな自分にとっても心の支えになりました。
子供たちにとって今回がどう映ったのか。次回が終わってから考えてみたいです。
  

●ギリンマはなぜ、ここまでこの組織に従うの?●


ネット上を見ていると、かなりの数のファンがいる、ギリンマ。雑魚敵にもかかわらず、その平社員っぷりや虐げられっぷりに、同情票多数です。
しかし今回、「自我を失うか」「クビになるか」を選ばされ、会社に忠誠を示して自分を失うことを選びます。これがまた強烈すぎるシーンで、特に大人には痛々しい&生々しいシーンでした。
正直、なぜ彼がここまで従うのか自分は疑問でした。ガマオなんかは、別のところでバイトしてお金稼いでたりするくらいですしね。

ギリンマがなぜこれほどナイトメアに忠誠を誓うのか。
彼には他に生き方がないのだと思います。
ナイトメアに長い間勤めてきて今更、ナイトメアでない自分など想像もつかないのでしょう。
この辺り、あっさり逃げ出せるガマオとは全く持って対照的。
「バカなやつ、さっさと辞表出せばいいのに」と他人事で言うのは簡単です。
けれどその後のギリンマに何が残るのでしょう。
今更新しい会社になじんでやっていけるのか。 そもそも平社員レベルで転職先など見つかるのか。
自分より年下の上司の下で肩身の狭い思いをしながら、胃の痛みを抱えて転職雑誌を必死にめくりながら
生きていく事は、戦死するよりマシな事なのでしょうか。
 
私がギリンマなら、間違いなく同じようにあの黒いカードを取るでしょう。
ナイトメアへの忠誠心など彼にはありません。 他に道がないだけです。
それもどうせ死ぬなら、と好き放題やって人の反感を買って死ぬのではなく、
無力でも最期まで忠義を貫いた献身者としての死を選んで。
私はむしろギリンマを、このまま華々しく散らせてあげたいです。
願わくば、ほんの少しでも誰かの心に残る形で。

会社をやめて、そこにいない自分を想像すること。
これは長年勤めていた経験のある大人にしかわからない部分かもしれないですね。自分なんかは結構いい加減で「好きなことできる」が第一なので、ガマオ的かもしれない生き方です。しかし、ギリンマのように、会社に人生を傾け、そのためなら、クビを免れるためならなんでもやる!というのは究極に追い込まれた人間の選択の一つになるのだろうな、とおこれを見て思いました。
しかし、自分の自我を失うのを分かっていながらそれを選択して会社に忠誠心を示す彼の気持ちは、あまりにも痛々しくて恐ろしいものを感じます。いや、ここで書かれているように、忠誠心なんてないんでしょうね、他に選ぶ道がない。本当はあるのだけど、それを見ることはできないほどに追い詰められている。そう感じるのはやっぱり第三者だからであって、自分がこの状況に追い込まれたらどう感じるんだろう?自分はガマオみたいに逃げるかもしれません。

ギリンマがネット上で人気があるのは、このへんも含んでいるんでしょうね。ワガママじゃないし、プライドも高くない。ただ、ひたすらに自分が置かれている状況にハラハラしながら必死にやるしかない。もっと図太くいきられれば楽になるものを、彼はそれができないわけです。その不器用な生き方に涙。
子供向けアニメにしては、毎回シビアすぎる会社の内部の話。ただ、それまでは苦笑ですんだものの、今回ばかりは苦笑ではすみません。プリキュアに倒されることでギリンマが元に戻ることを心から願うばかりです。
  

●その他コメントいろいろ●

台無しな話wこまち人形に飲まれてくシーンがエロいなとw触手も多いしキュア5はホントにエロいなーとか。
のぞみがサクっと恋人作ったらりんちゃんだけじゃなく全員大慌てだwでもりんちゃんが阻むので彼氏は困難。


こまち人形が股間に上ってきた時にキャプチャした自分はダメ人間だと思いました。
いや、緊縛も触手も多いし、縛られ方もなんか妙だし、プリ5はちょっとそのへんエロいと思いますまじでw
のぞみも気まぐれだからサクっと恋人作っちゃいそうな気しますよねえ。りんちゃんはやっぱり嫉妬するのかなあ。するだろうなあ、と期待。
しかし。こまちが現実逃避に飲み込まれているこのシーン。エロいけどやっぱり超怖い。自分に重ね合わせると。

悪夢の仮面は表情読まれない為なんだろうけどそうなると仮面してない方々はなんでだろ?


そういえばそうですね?ブンビー・カワリーノ・ギリンマ・アラクネアは仮面をしていません。(ガマオはバイトだから別)
あのずらっと並んだ幹部と仮面が同じだというのが気になります。洗脳するアイテムとかなのかな?

ギリンマに限らず悪夢そのものがそろそろ終わりじゃないかという気がしてます。
あ、でも2クール毎に倒されれば無事第一部完にはなるのか?
とりあえずデスパライアの顔見せは済んだし、パワーアップもするし悪夢は終わりかな。
で。デスパ倒してミルク変身可能に。ココナツ「さぁこれからパルミエ再建」だ!」新敵出現「なんだココ〜」
リコレ奪われる若しくは力が足りなくて新要素集め。人型ミルク大活躍!でものぞみとは喧嘩ばかりとか。
次回の文字通りキーワードは予想出来るんだけど、その上を行ってほしいなぁ。

デスパライア様が何をせんとしているのかはいまいち分かりずらい部分もありますが、今回のことがうまくいったらとりあえずカワリーノ・ブンビーさんあたりに動きがありそう。全員超ギリンマレベルにパワーアップするんでしょうか。あるいは敵の新規投入か。
人型ミルクは、どうしても期待してしまうところ。この子が人間型になってごたごたやるだけで、作品の視線もかわってきそうですしねえ。映画版予告ではケモノのままでしたが、まだわからない・・・。

以前のプリキュアの話を友人としつつ、ふと思いつく。2年目はミルクが6人目のプリキュアになったりして。

是非それで!
ハナちゃんが成長した「おジャ魔女どれみどっかーん」を思い出します。
 
次の放送回まであとわずか。
このトラウマ回をしっかりと心に刻みながら、最上級のカタルシスを見せてくれることを期待します。
これでこのまま鬱展開継続したら、伝説になるだろうなあ・・・。
いやいやいやいや・・・。