見終わった後の顔は鏡では見られない。「プリキュア5第26話」
釣りをはじめたのぞみさんの一言。
「ねらうは、マグロ!」
前回刺身をスーパーで買っていたのは本気だったようです。
そんな回でした。
さて、今回はやばかったです。何がやばかったかって、見終わった後の自分の顔のにやけっぷりがです。もちろん自分はのぞみxりん・ココxナッツ・こまちxかれん至上主義なので、それは変わることはないのですが、それをさておいたとしてもニヤニヤ。やはり照れた女の子にゃー勝てないですわ。
そんなわけで二組の恋愛模様を、私情ばっかり交えながら見ていきたいと思います。
●こまちさんの純情が芽生えたのは●
まず先に、16話での出来事を先におさらいしておきます。
関連・自分の視野を仲間内だけで満足してはいないか。「プリキュア5第16話」
作家志望のこまちは、自作の冒険小説を仲間内で見せていましたが、はじめてその作品の欠点をナッツに指摘されて超凹み。しかし、彼女がさらに上のステップに進むならば、絶対に必要な言葉でもありました。それをナッツも全力で真剣につたえたのです。
あれから、2月半くらい。
ナッツはこまちにとって「本が真剣に好きな仲間」という立ち位置になっています。
まさかあれが、フラグのはじまりだったとは…。
もちろんまあ、ケモノ状態ではなくイケメン状態の方ですけれどもね。ピンキー(プリキュアたちが集めている生き物)の世話をして、普段見せない笑顔を一人の時は見せるクールな男性ですよ。ぐっときませんか。
ナッツは実際、結構憂いを帯びた一面がかっこいいキャラだったりします。笑顔でニコニコしているのもいいけれど、少しアンニュイなところが心をくすぐるわけです。ツンデレかといわれたらそうなんだけれど、どっちかと言うと「色々過去を引きずりながら悩み、心配できて気配りもできる男」です。苦悩萌えです。
笑顔を普段見せないマジメな男の笑顔は、反動で輝いて見えてしまうのです。しかも「こまちといるとなぜか安らぐ」と優しい言葉。ずるいよなあ。
まあとはいえ、ナッツ自体は別にこまちになんらかの下心があってかっこつけているわけじゃありません。多分心の奥底で本当に好きなのはココなのでそれを隠しているんでしょう(思い込み95%)。
しかし、夏の男性の変化に敏感なキャラといえば?知的でアンニュイな落ち着いた性格が好きになりそうなキャラといえば?言うときは言うしっかりした性格で自分の命運を大きく変えてくれたキャラといえば???
こまちさんしかいないじゃないか。
最初は「こまちがナッツに惚れるとかありえない!」とか思ったものですが、消去法で行くとやっぱりこまちさんしかいないんですよね(ココは別格)。ミルクですら当てはまりません。
こまちの中でも、ナッツは特別です。なんせ今までは自分が注意を与える側のキャラばっかりに囲まれていた優等生だったわけです、はじめて自分を注意してくれたキャラを意識しないわけがない。
一度意識しはじめると、気になって仕方なくなるのが人間のサガ。うーん、やっぱり意識しちゃってドギマギする女の子にゃかないません。かわいいなあもう。
こまxかれ派の自分も、さすがにこの照れ笑いには勝てません。ニヤニヤです。
ちなみにナッツの方は本気なのか天然なのかよくわからないリアクションが多いので、当分は進展はなさそうです。もしかしたら単に豆大福のお礼をしているだけのような気すらします。
●中学教師。●
副題に深い意図はありません。ないんだったら。
バカンスといえば昼もいいけどやっぱり夜。特に月明かりは最高の演出家でもあります。
そんな月明かりの中雑談するのぞみさんと小々田。
よく見てください。小々田先生のこのポーズ。自然体でかっこいいのですがどうしたらいいですか。これが王族のたしなみですか。
のぞみは、小々田先生に対して第一回から意識しているので、このシチュエーションで意識するなってほうがむりなわけです。
今がんばることは、ムダじゃない!「プリキュア5第11話」
さあ、その手をつなごう。「プリキュア5第24話」
着実にラブが育まれています。りんちゃんとの関係に比べると、そんなに進度は早くないですが、確実に。
また小々田先生の一挙一動が反則すぎるくらいにかっこいいいのですよ。この月明かりの中、ダンスに誘うんですよ、しかもめっちゃリードするのうまいわけです。
ニヤニヤ…はっ、口元が。
ナッツがわりと引き気味に気を使うタイプだとしたら、小々田先生はどんどん前に押すタイプ。このダンスのシーンは非常にそれがうまく表現されていて、積極的にリードしつつ、のぞみを「支える立場」なんですよね。
やはり子供番組のヒロインの相手役としてふさわしいかっこよさを備えていますよ、ココは。こいつになら、おいらのかわいいのぞみを任せても安心だろう、ああ、わかっちゃいるさ。
って、
アーーーー!
まだはやい、はやいよまだ、のぞみ!っていうかココ何自分から顔近づけていますか。
その唇はりんちゃんのためのものですよ!(思い込み98%)
まあ、寸止めでした。
空気を読んだミルクが(無自覚に)特攻してきたからです。今回ばかりはミルクGJと言わざるを得ない。まあ一部では逆に「ミルク空気よめ!」と正反対の反応も盛り上がっています。キスは…キスは…うーん(見たいのと見たくないのとで半々な気持ち)。
このへんは「子供番組だから」どうこうじゃなくて、素直にときめきました。やるなプリキュア5、熱い展開を繰り広げた後に、しっかり恋愛要素をおさらいするかのように押さえるとは。この王道カップリングも、やはり今後も魅せてくれそうな気配があります。
いやはや、こまちといいのぞみといい「色々な角度のカップリングが楽しめる」と考えるならば、本当においしいアニメに育ってきています。
恋愛要素は、この作品の「ベース」ではなくて「トッピング」として、たまにうまみをかもしだしていく位置づけなんだろうと思いました。そのスタンスで、今後も時折ニヤニヤさせてほしいものです。もちろん、ココxナツやのぞxりんの方もニヤニヤさせてください。お願いします。
●そして私はと言いますと。●
あーあちくしょうやってらんねえ!というガマオの気持ちとちょっとだけシンクロしていやな気分に。
今回ナイトメアの会社は全く出てこないのですが、ガマオが腹をすかせて嫉妬しながら登場しました。
みんなでニコニコワイワイやっているのを見て…というか恋愛模様を見て、ニヤけつつも「くそうくそう」と微妙にわいた自分の中の嫉妬心。それを代弁するかのように登場し無駄に暴れる彼の姿を見て、とっても自分の中のいやしさに嫌気がさしました。
人の幸せをねたんじゃダメってことですね。うん。
しかし。なんでガマオはバカンスしているかれんの別荘島に漂着してるんだ??
●スーパーどすこいこまち●
今回の見所色々。
その1
こまちメイン回ということで、こまちの新必殺技が登場しました。
ドーン!超どすこいこまち。
まさかバリアで押しつぶすとは思いませんでした。つか、のぞみの核も強かったですが、防御もかねていること考えるとこれ最強なんじゃないでしょうか。
同時に、今回はじめて「怒ると怖い」こまちの本領発揮だった気がします。今までこんなに怒ったことなかったですものね。やはり恋の力は偉大なのかしら。
その2
ええ、海なのに水着でないですよ。出ませんよ。
でもなんというか…こっちの方がセクシーに見える自分はおかしいのでしょうか。プリキュアはつくづく、スパッツ派にやさしいアニメだと思うのです。
コメントでいただいて気づいたのですが、グレープ好きだったはずなのにオレンジジュース飲んでます。しかも缶ジュース。りんちゃんの影響でしょうか。
その3
せなか。ごめん、どきどきした。
夏っていいな。
その4
海で採ってきたものを完璧に調理するじいやさん。きっと彼は若いころは「ヘルシング」のウォルターか、「黒執事」のセバスチャンだったんだと思いました。
その5
こまちの心配をするナッツ。ココは淫獣形態だと性格もよくよくアレで「なんか出たココ!」って感じですが、ナッツはケモノ状態でも割ときりっとしている気がします。
その6
幸せ雑魚寝。やっぱりプリキュアはこうじゃないとなあ、とほっとする一幕。りんちゃんとかれんさんの裸足に目が行って仕方ないです。いい百合脚。
その7
次回予告のインパクトが強烈すぎる件。増子さん久しぶりです。いい顔しています。
怖がりのりんちゃんと、怖い話大好きなこまちさん、という構図は新鮮です。イケメン幽霊とりんちゃんがうんたらかんたら、ということですが、何がどうなるのやら。これは楽しみ。一応こっちの予告はネタバレ気味で楽しめます。
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アクションフィギュア、のぞみ・うららときて、次はかれんさんでした。
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