夏の夜にすることをコミック版「Yes!プリキュア５」から学ぼう

夏だ！
海だ！
山だ！
ではマンガでも読むか。
　
夏ですよ。暑いわけですよ。アニメやマンガでもこの時期ちょうど夏っぽいことやって、水着を見てドキドキしたり素足を見てドキドキしたり浴衣を見てドキドキしたりするわけですよ。
しかしです。夏だからといって水着でイチャイチャ？キャンプでドキドキ？物足りません。ぜんっぜんものたりない。
だって夏ですよ。２００７年の夏は地球規模で見て一回しかないわけです。
夏なんだからもっとすごいことしなきゃ、思い出に残ることしなきゃ！
と言っても正直自分も何すればいいのか分かりません。
いくら特殊な夏を、といっても、臨海学校で洞窟見つけたために地球を守るロボットに乗る羽目になるのは勘弁願いたいわけです。
ならば、好きなアニメやマンガを教科書にしましょう。自分が大好きなのはプリキュア５なので、それを参考にします。

ああ…いいですね。これですよ。
でも、自分としては物足りないわけです。いや！確かにステキなシーンでした。しかし、自分がプリキュアに求めているのは、ほら、もっとこう５人で色々しているシーンなわけですよ。プリキュア５人仲いいわけですし、もっとこうイチャイチャして欲しいわけです。
そんなわけで、なかよしで連載されているプリキュア５のマンガ版を読みました。
さあ、自分に夏を教えてくれ！
　

水上スキー。いいですねえ。やったことないですが、あこがれるスポーツです。
しかしちょっとコストが高すぎる上に、単独でしかできません。これはハードルが高すぎる。
もっとお手軽で熱いやつはないかな？と思っていたら、のぞみさんが提案してくれました。
　

リンボー！
　

ほら、ノリノリだ！
というわけで、今年の夏はリンボーがいいと思います。
　
今月の上北ふたご先生版「Yes!プリキュア５」第七回ですが、そんなこんなでプリキュア部は朝までリンボーしていました。
プリキュア部というのは、コミック版独自の設定です。アニメと違い、んじゃ結束を高めるためにプリキュア部をやろう、という非常にライトなノリで話が展開しています。なんですかプリキュア部って。この隠すつもりのなさぶりがすばらしいです。
なかよしを読んでおられる方はご存知だと思いますが、このプリキュア部、最初のころは２，３コマくらい変身シーンがあったり、敵もちょっと出てきたりしたのですが、今となっては戦闘はおろか変身も全くなく、ひたすらプリキュア部のゆったり仲良しな日常を描くベクトルに突っ走っています。なかよしラブリーでも外伝的に連載されているのですが、こちらも一切変身シーンはありません。

スプラッシュスター１巻より。「Ｙｅｓ！」以前は変身シーンも戦闘もきっちり描かれています。これはこれで、アメコミ的な技法を詰め込んだ上北アクションを堪能できるので、非常にすばらしいです。
しかし、確かにもともとページ数の少ない連載です、戦闘描くか、キャラを描くかに絞り込まないと難しいところなのは非常に納得のいくところです。上北先生は今回は、後者を選びきりました。
ホースの口を細くすると遠くまで飛ぶように、キャラ描写もピンポイントに絞るとシャープな切れ味の魅力を発揮するようになります。特にプリキュア５の五人の個性や人間関係はアニメでも相当磨かれているので、コミックはそれを踏まえつつさらに調理した、ファンにとって極上の一皿になっています。

第五話より。
かれん様の縦巻きロールが見られるのは上北版プリキュア５だけ！
ここだけ抜き出すと何がおきてるかさっぱりわからない人の方が多いと思います。それもそのはず、アニメと全く話が違うからです。いや、一応アニメでおきているイベントは踏まえています。別荘島の話や、こまちの小説の話などなど。しかし話の展開も締めくくり方も完全に別物だと思ってかまわないです。アニメで一晩リンボーはしません。
　

「ふたりはプリキュアマックスハート２雪空のともだち」より。
とにかく濃厚な女の子関係を描いてくれる上北先生。アニメ版以上にニヤニヤのおさまらない描写が満載です。これはスプラッシュスターでも、プリキュア５でも健在…というかどんどん拍車がかかっています。
加えてプリキュア５では、ココとナッツのかっこよさが異常で、そっち方面の多様なカップリングをしないわけにはいかないような描写てんこもりになっています。
何を言いたいかというと。
上北版「Yes!プリキュア５」のマンガは想像以上にすごいことになっていますよ、と言うことです。


以前も書きましたが、こういう楽しみも。
プリキュア５ファンはもちろんのこと、そうでない人も予想以上に楽しめると思うので、ぜひ上北版プリキュア５を読んで欲しいと思うのでした。
今年の夏はプリキュア５にけってい！
　
おまけ
ココリンボー。

ああ！
　
　　
　
　
〜関連記事〜
お願い、「ふたりはプリキュアスプラッシュスター」第二巻を出して！