たまごまごごはん

たまごまごのたまごなひとことメモ

「オタクが題材のマンガ」を語り合う楽しさ。

業魔殿書庫・オタク漫画紹介録
真・業魔殿書庫さんの企画なんですが、これはユニークな企画。
オタクが出てくる、あるいは題材にしているマンガについて、サイトもちの人がレビューして投稿して交流しようという試みです。
以前ちょっとLITさんとお話きいて、すごい興味しんしんだったのですが、実際動くとどんな話が出てくるか楽しみでなりません。
 
これ、もちろん別の題材(バトルマンガ、少女マンガなど)でも面白いとは思うのですが、「オタクが題材」っていうポイントに絞られているのが面白いと思うんですよ。
それは、間口を狭めることではありません。
オタクが題材のマンガって、誰かと交流するという場合、非常にネタとして最適だと思うんです。
 
オタク系・文化系青春マンガをしらべてみた
マンガオタクによる、マンガオタクのための、「オタクマンガ」会議。
以前の記事より。
 
1、オタクの自覚がある人には、「あるね!」「あいたた」と楽しめる
自分たちの日常に近いネタをマンガでやってくれるのは、やはり会話の糸口として魅力だと思います。バスケやっている人がスラムダンク読んだらさらに面白い、みたいなものです。
オタ趣味が割とおおっぴらに言える時代になった今。それでもまだちょっと隠れオタやっちゃう今。そんな土壌と、よくありそうなオタ心理を重ね合わせたマンガは、いわば気持ちの代弁者。
 
2、明日使えるムダ知識が満載
トリビアの泉」を見た後に「あ、これ知ってる?」とつい言いたくなったのは記憶に新しいところ。今でもネット上でトリビア見かけるたびに、そういう感覚に襲われます。
様々なジャンルのオタ系マンガは、非常にその点ウンチクも満載。全く使えないネタもあるかもしれませんが、オタの会話は基本的に「最初に価値あり」ではなく、いかに楽しいかから始まるので、そういう点でもこれらのマンガのトークは楽しい!
 
3、自分達がわかる、ニヤリ。
ちびまる子ちゃん風な、みんな知ってるネタを話すのも楽しいのですが、ある程度狭い範囲のネタにしぼって(例・ガンダムネタなど)、知っている人だけでニヤニヤするパロディも面白いものです。
ある意味ふるいにかけられるので、難しい面もありますが、だからこそ知っている人が残ってそれらのマンガのパロディを見たときの共有感は快感でもあります。「ケロロ軍曹」や「らき☆すた」のオタパロネタがネット上で盛り上がるのは、共有感が楽しいから。
 
4、もっと共感できるオタク題材マンガを発掘したい。
今回の評価ポイントに、「痛さ」だけではなく「共感」があるのが面白いです。
ポジティブなんですよねえ。そう、オタク文化マンガは確かに痛々しさが気持ちいいのもたくさんあるのですが、「ああ、こんな空間のぬるま湯につかって、青春送りなおしたい」というノスタルジックも大いに含んでいると思います。
それを、できれば色々な人が、自分の知らないオタク題材マンガをあげてくれたり、また知っているオタク題材マンガを違う切り口から魅力を浮かび上がらせてくれたりすると、見ている側も楽しさが倍増。
 
そんなわけで、オタク題材のマンガを色々な人が語り合える機会になりそうなこの企画、非常に楽しみでなりません。
なかなかこういう機会がないと、一つの作品についてみんなで言葉を交わす機会ってないですし。自分もニヤニヤしながら参加してみようと思います。色々な人の、素の「感想」を読んでみたい!
第一回目が、これからアニメになり盛り上がっている「もやしもん」なのもいいなあ。狭い「オタク文化」じゃないっていう方向性の広さもステキ。最初から面白いことになりそうです。
もやしもん(1) (イブニングKC)
 
余談。題材としてはあがらない気がしますが、個人的に「進め!聖学電脳研究部」とか「共鳴せよ!私立轟高校図書委員会」について色々な人が熱く語る、っていうシチュエーションを見るだけでちびっちゃうかも、好きすぎるから。
一つのマンガについて、顔寄せ合って熱く語り合える、ってなんか幸せな時代ですよね。ネットはすごいわ。
 
追記・また間違ってスター押しちゃったよorz