たまごまごごはん

たまごまごのたまごなひとことメモ

そこに好きなものがあれば。

今回の記事は内容的にはちょっと青臭めなので、生暖かく見逃してください。
昨日の記事に寄せていただいたエントリが、非常に自分の中のもやもやを表現してくださっていたので、紹介。

帰属からの自由 −事物からの小さな光−(ロリコンファル)

これは、隠そうとすること自体が、ある種の隠微な差別意識
の温存になっているという典型的な事例のように思います…。
沈黙の螺旋による差別の温存という問題と感ずるな…。

「オタク」を見る視線(おろかな日々)

「見られてしまった」感そのものだ。それはきっと「オタクというものは、こうだ」というその時の社会の空気としての暗黙のあざけりを自分の中で認めてしまっているということで、なんだかちょっと悲しいなあと。

もうなんというか、全く持ってそのとおり。
自分がもやもやと抱えていたのは「結局差別しているのは自分自身なんだよなあ」というところです。
 

●もう一人の自分●

昨日もチラッと書いたのですが、結局「意識しすぎる自分」がいることが疲労させてしまっているんですよね。
たとえばアニメが好きだとして、それは何かっていうと「自分が好き」で終始するもので、人の目はあまり関係ないはず。そして人もぜんぜん気にしてなんていないはず。
なのに何かを漠然と恐れてしまうのは、紛れもなく自分が自分に線を引いていると言う、非常にもったいない力を働かせてしまっているからなんだと思います。
うーん、なんという時間の無駄。その分楽しいことしたほうがどう考えてもお得ですよね。
 
Interview with Webmastersさんで、かーずさんがインタビューされていた記事をふと思い出しました。
この中で、「心の真っ二つ法」の話が出ているのですが、非常に面白いので必見です。
実際自分の趣味が「好き」である自信があるかと言われたら、うん、あると思います。そして同時に人と接する自信があるかというと、サイト始める前よりはかなりついたと思うけれども、まだまだ甘いだろうなと感じます。
しかし逆に、自信に満ち溢れすぎてる人なんてそうそういないもので、あとは「それでいい」と受け入れられるかどうか、なんだろうなとこの記事を見ていて思いました。
もっと、自分が好きだというものを信じてみても、いいかな。
 

●「好きだ」と言いたい●

ロリコンファルさんの記事をさかのぼっていたら、自分の記事を取り扱ってくださっていて、なんだか気合が入りました。自分の記事が回りまわって…ってのもネットならではで、本当にありがたいことです。
過去に自分が書いた手前味噌記事を掲載。
のみ太のサイト鬼岩城(Lingua furanca.)

のらえもん「本当はやりたいことあるんだろ?」
のみ太「・・・うん、でもその話しても、誰も見てくれないよ。」
のらえもん「どうしてそう決め付けるんだ。みんなが好きなもの以外は価値がないのか?」
のみ太「そ、そんなことは、ないと思うけど。」
のらえもん「なら、それをやれ。やり続けろ。何も新しいことをやることだけが『挑戦』じゃない。今の状態を保ち続けることも、好きなことをやり続けることも『挑戦』なんだ。」
のみ太「でも進歩しないよ?」
のらえもん「急流でボートをこがなかったらどうなる?」
のみ太「流される。」
のらえもん「じゃあその場にいつづけたければどうする?」
のみ太「こぎつづける・・・あ」
のらえもん「そうだ、こぎ続けるんだ。それは決して楽じゃない。だが、確実に力はつくし、流れが逆になれば同じだけで前に進めるだろう。変に迷うな。こげ。こぎつづければいい。それも挑戦なんだ。」

ああ、これが今もんもんとしていた自分への、自分の答えだったのかなあ。

コレクター、ディレッタント、オタクは、選び取られるものとしてあり、
それは性質に基づく帰属ではなく、自らの選択――自由としてあるということ――。
(ロリコンファル)

ということで、これからもラジオ楽しみにしてるんで、いろいろ(ぱんつとかw)天真爛漫に面白がってください。私もいろいろ面白がるのでw
(おろかな日々)

「自分は何が好きなんだろう?」という問いに関しては「分かってるんだろう?」と、自分の中のもう一人が聞き返してきます。
いやもう、好きなものがいっぱいあって、面白いものがいっぱいあって、それは「自分が好きなんだ」と思って選び続けているんだ、と考えると、なんだかとてもイキイキとして気持ちになります。
たまたまそれが、「オタク」という呼び名の幅にはまっただけで、自分が自分であることには変わりないです。むしろ自分で選んだ楽しさだもの。
 
人の目やメディアの内容を気にする時間があったら、「ぼくね、これが好きなんだよ」と、タラちゃんがサザエさんに言うように、楽しみ続けたいです。
なんだか最初に自分がこのサイト立ち上げた時の気持ちがよみがえってきましたですよ。
そしてそれを共有できる人と一緒に笑えたら、最高だなあ。サイトを見てくださる人には心から感謝。今後ものびのびしつつ、1mgでも楽しんでいただけるようにがんばります。
ただ「好きなもの」を大切に愛し続ける、そんなオタでありたい。