たまごまごごはん

たまごまごのたまごなひとことメモ

プリキュア5のミルクが自然に受け入れられるかどうか問題。

WEB拍手で、面白いお話があったので掲載させていただきます。

娘とプリ5を見ていて、くるみの挨拶の仕方とか、実際にいたらイジメられんじゃない?と言ってみました。
返答:「途中から入ってきた子が最初キョドってんのって、フツーでしょ。イジメる方がイジョー
ネットではミルクを嫌う人も多いよね、という話もしました。
「そういう人たちは、自分がプリキュアに甘やかされる位置にいたいんでしょ」
「女子中学生にちやほやされたいけど小々田先生やシロップになれないから、役立たず役ならできそうだから」
「それか、いじめっ子になりたいだけでしょ。いじめられっ子だったんじゃない?」
「自分より下の子は育てるもんじゃん。幼稚園だってそうだよ。ウザイウザイ言ってて社会でやっていける?」

そう考えるのか。女の子って小さいのに頭いいなぁ。去年まで年長組の班長さんだったのに。だからか?

何歳の娘さんが言ったかわかりませんが、これはなんとも恐ろしい。
けれども鋭い、鋭すぎる。
刃物みたい。

新キャラの美々野くるみ。いわゆる昔ながらのタカビーキャラで、なんでも万能なお嬢様キャラです。変身すると乳薔薇様になります。
確かにこのくるみさんの言動はのぞみさんをけなし放題なので、今の時点ではのぞみファンからは、イヤな子という印象を持たれて当然です。
また、まだ正体が決まったわけじゃないけど(←強調)今までお世話役見習いとして出ていたミルクも、かわいいところもありながら、場をかきまわすトラブルメーカーで色々「むむぅ」と思わされるところも多々ありました。
 
そこを指摘するこの娘さん。 
ミルクの立ち位置が「年下」「幼い」ということを考えるならば、確かに「育てるもん」ですね。
自分も「もっとミルクの言動は誰かに厳しくいわれてもいいんじゃないか?」と疑問に思っていますが、今後シロップがその役目を果たすならば、他のキャラがやさしく受け止めて導くことにこそ意味があるのかなと。
特にかれんさんの位置が非常に重要で、もしミルクを育てるのならば彼女の、励ましに満ちた導きの言葉こそが必要でしょう。
ただ頭ごなしに怒っても、確かにしかたないなあと思い知らされました。イタイイタイ。
 
にしても「自分がプリキュアに甘やかされる位置にいたいんでしょ」というのはまたずいぶん強烈ですな。
まあそれは極論ではあります。
ただ「過酷な現実としての敵組織」と「頑張れば夢はかなうという理想的なプリキュアたち」の狭間で、大人たちは複雑な思いにかられるのは事実なんですよね。
だからこそ、曖昧な立ち位置で発展途上のミルクに対しても、複雑な感情が生まれがちというのも、これまた事実だと思います。
そして、スタッフはあえてそこを狙っている気がします。他のキャラの扱いに比べてやはり特殊です。
それがもしかしたら、GoGoのテーマかもしれません。「価値」「思いを伝えること」が頻繁に出されているからこそ。それを年上側が、この娘さんの言葉を借りると「育てることができるか」どうか。
 
親御さんたちは、ぜひともこの作品を、今後も子供達と一緒に見て、こうやって語り合って欲しいなあ、とファンとしては願うのです。「おジャ魔女どれみ」もそうでしたが、大人が見ても楽しいだけではなく「子供に見せたい、話し合いたい」と思わせるのはスゲーことですよほんと。