たまごまごごはん

たまごまごのたまごなひとことメモ

「僕と握手!」は永遠のきらめきだろっ。「みつどもえ 96卵生」

かつて、「みつどもえ」内最強はひとはふたばの双璧だった気がします。みつばは最初から弱い。
しかし「佐藤が好きでしようがない隊」などの台頭により、相対的にバランスが崩れてきた昨今でございます。そんな中突出しているというか明らかにどこか一線を画しすぎているのがオカルトマニアの松岡さん。
みんなが静かに釣っている時ガチンコ漁法やっちゃうタイプの子ですたぶん。
そんな暴走っ子すらかわいく描くのがみつどもえのすごさなんですが、それはともかく自分はひとはのガチレンジャー好きっぷりがたまらなく好きです。
 

●好きのキモチ●

以前彼女は、ガチレンジャー好きをずっと隠していました。
なんとなく恥ずかしくて。なんだかわからないけどみんなに笑われる気がして。
ああ、その気持ち痛いほど分かる。実はたいしたことじゃないんだけどコンプレックスになっちゃったりするわけです。
そんなひとはが劇的な変化を遂げた今。彼女は高らかに「ガチレンジャー好き!」を謳歌しております。
ああ、おめでとう、おめでとうひとは!

写真撮った時もついつい照れてしまって笑顔ができないひとはさん。昔はそれもギャグのネタでしたが、今となってはそれすらも愛しいじゃないか。
 
何かを本当に好きで好きでたまらない時。ものすごく嬉しくて、興奮して、わくわくうきうきするものです。先週のひとははまさにその状態でした。
でもね、いざ目の前にするとどうすればいいか分からなくなるんだ。
 
「後楽園で僕と握手!」はすっかりテンプレ的な言葉になりましたが、ヒーローと握手をしたかった興奮を覚えているか!
幼いながらもひねた心で「あれはまあ着ぐるみだし」とか思いながら見ていても、目の前にしたらもうね。手を差し出してくれたらもうね!たまらないよね。
確かにピンクの中の人が男だって分かったらショックだったこともあったけど、そんなのはどうでもいいのです。いるんだよ目の前にヒーローが!それで十分すぎるのです。
 
ひとはが自分から外に積極的に出ることはほとんどありません。チクビ(ハムスター)とガチレンジャーの時くらいです。
それでもひとはは、ガチレンがらみでもちょっぴり引っ込み思案になるところがあります。そこがもう愛しくて見ていてこう、ざっくりきます。
なんだか好きすぎて、ちょっとだけ引け腰になりながら手を伸ばすあの感覚。
毎回彼女の気持ちは色々なものに阻止されて、そこが愉快なところではあるんですが、彼女のひたむきな「好き」を見ていると、自分も大好きなものたちをふと、思い出したくなるのです。
 

●三つ子だけど、姉として。●

今回そんなひとはがかわいかったのですが、いい味だしていたのはみつば。
ひとははいつも姉のみつばをネタにする発言が多く、今回も腹の肉ネタをかまします。
でもみつばって、いつもひとはにこまめにちょっかいをかけてます。何気に「姉」してるんですよねえ。

「またいけばいい」発言は「いや、そうじゃないんだ!」と言いたくなりますが、それでも彼女なりに気を使っているんですよ。
ひとはの複雑な「好き」の気持ちを、知らず知らずのうちに開放していたのはふたば・みつばの二人なんじゃないかなあ。こんなふうに茶化してくれたほうが、彼女みたいに心閉ざしがちな子にはいい気がします。
いや、もっともガチレンベルト壊したりもしましたけども。
 
それにしても佐藤くんに接近するふたばのラブラブっぷりには、嫉妬するのもわからんでもないです。
やっぱり佐藤くんが若い頃のパパに似ているから、なんだろうなあ。こわいなあ。
 
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