たまごまごごはん

たまごまごのたまごなひとことメモ

賭博黙示録ひとは。「みつどもえ第116卵生」その1

秋だな!
今回は見所が二つあるので、分けます。
いや、なんというか、ネタバレを避ける意味もこめて。そのくらいテクニカルな回でした。
 

●賭博師は目で語る。●

今回の116卵生の題名が「賭博主婦録 買い時」
おお、これはみつどもえ新規方向性のにおいが?ざわざわ?
 
賭博についてはよくわかりませんが、みつどもえワールドで考えてみるならば、こうではないかと思われます。
 
■賭博が苦手そうな人たち。
ふたば(顔に出すのを躊躇しない)・みつば(きっと隠せない)・宮下(とりあえずひとは相手なら絶対勝てない)・吉岡(根本的に威圧感に負ける)・杉崎(この子もすぐ顔に出る)
 
■賭博が得意そうな人たち
ひとは(the ポーカーフェイス)・千葉氏(テクニシャンにして策士)・松岡(常にテンションがおかしいのできっとばれない)・佐藤(相対的に他より強そう)
 
ええ。賭博についてはほんと詳しくないですが、少なくとも顔に出るかでないかが大事なのくらいはわかります。
それを考えるならば、おそらく駆け引きで間違いなく強いのは、ひとはでしょう。
たとえばこんな駆け引き。
お金がない。焼きいもが買えない。
さあどうする。

目は語る。
小学生にしてこの威圧感。やるな。ざわ…ざわ…。
 

●賭博師は言葉でかき混ぜる●

まあ、今回の対決相手は同級生ではありません。たぶん千葉氏とひとはにかなうような子はいないです。矢部っちですら負けますたぶん。
今回の対決相手は、自称「冷血のギャンブラー」こと焼き芋屋のおっちゃん。

THE 年齢当て。simple!
しかしこれほどまでに、シンプルで難しいギャンブルがあるだろうか。
もっとも、小学4年くらい〜6年、つまり4年・5年・6年の三択です、非常にやさしく見えますな。
ふふ、そこだよワトソン。甘い甘すぎる。みっちゃんの汗くらい甘い。
ギャンブルはシンプルなほどに深くなる。
特にですね。「ひとは」という存在をよく考えてみてください。

桜井先生の突きどころは鋭い。
みっちゃんならまだ「6年生かなー」ってのは読めるわけですよ。でもひとはは成長が遅いです。このせりふのとおり「ぱっと見4年生」なんです。
これは難問ですよ。
そして見ての通りの、超絶ポーカーフェイス。この表情から何かを読み取るのは困難極まります。

親父の脳、フル回転。
みつどもえ、頭脳戦に突入です。
 

●賭博師は笑わない●

もうね。頭脳戦とか賭博漫画好きな人ならたまらん展開になってます。
賭博のレベルが、というのもあるのですが、賭博漫画によくあるコマ割と展開、思考のミキサーが見事にパロディになってます。
この親父のまわりを計算と共に回転する描写お見事。運動会の回なんかもそうでしたが、みつどもえはこういう描写にほんと長けています。
にしても、まさか名も無き親父のガチ思考をみつどもえで読むとは思わなんだ。
ざわ…ざわ…。*1

親父は精神を研ぎ澄まし、このギャンブルに挑みます。
みっちゃんの言動にも鋭く視線を向けます。
おお、これぞギャンブルに魅入られた男の目。
 
親父がどういう結論をだし、勝負がどうなったかはまあ見ていただくとしまして。
ひとはがいかに言葉をたくみに操り、賭博師としての才能を持っているかは必見でございます。
 
そして、一つとても大切なことを見なければいけません。そう、ギャンブルよりも大切なことです。

ひとは、ぱんつはいてない
 

*1:適当につかってますが、やっぱりこの擬音の力はすごすぎますな。