たまごまごごはん

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サナギさんありがとう企画〜バスよりもメロスよりも早いよ〜 第二次発表

 


サナギさんありがとう企画〜バスよりもメロスよりも早いよ〜
第一次発表
サナギさんに、心からの感謝を述べたい。
そんな企画です。
次々集まっておりますので、第2次としてご紹介させていただきます!

●イラスト部門●

杉浦印字さん
サナギさんありがとう企画、思わず夢中になって描いてしまいました。
ああ、僕は本当にサナギさんが大好きでした。
鉄の靴

サナギさんとお花見。
「お花見って言葉 なんだか漠然としてるよね 花だったらなんでもいいのかな?」から始まるストーリー。……劇中では絵柄上、サナギさんとフユちゃんはお互い正面(読者側)を向いて顔だけ微妙に相手に向けている、という構図が多いんですが、その距離感ってどのくらいだろう?とか考えながら描きました。

バスよりも メロスよりも 早く走った少女
バス停に着いたフユちゃんが凄く息を切らしていたろう? 先にバスに乗って行ってしまったかもしれないサナギさんのために、それでも彼女は待っているだろうと信じて大急ぎであの子が走ってきたかと思うと、おいらはなんだか胸がきゅうと締め付けられるのさ。

フユちゃんの顔のこと
フユちゃんは無表情と言うよりは「表情の変化が外に表われない子」なんじゃないかなあ、となんとなく思った。

絵はクリックするとpixivに飛びます。pixivには大きなサイズのイラストがありますので是非ごらんください。
3枚投稿してくださいました。杉浦印字さんありがとうございます!
お花見ですが、確かに二人はあまり向き合ってないですよね。ぺったり抱き合うわけじゃなく、見つめ合うわけじゃなくて、常に二人そっと横に寄り添っています。適度な距離を置きながら。
そんな二人の心中がとてもよく描かれている一枚です。この二人の位置が、彼女たちのベストポジションなんでしょうね。
 
走るフユちゃん、ものすごいツボでした!この子が躍動的に動くの始めてみました。
サナギさんの方しかマンガでは描かれておらず、フユちゃんは実際どうだったのか、もしかしたらこないんじゃないかとすら不安になったのですが、確かに彼女はいました。
サナギさんは何も疑うことなく、フユちゃんを待っていましたが、フユちゃんってとても感受性のアンテナの強い子なので、おそらく「待っていてくれている」と信じつつも相当な焦りを覚えていたことでしょうね。
サナギさんはその気持ちを分かりつつ「バスよりもメロスよりも早いよ」と彼女に伝えたのではないかと感じました。それも含めてフユちゃんのいろいろな感情が彼女の躍動感からあふれるすばらしいイラストです。そう、サナギさんのためだから、こんな彼女が見られるんですよね!
 
顔はもう、杉浦印字さんのフユちゃん愛!愛だ!
彼女ってあまり他のキャラとからまないのですが、サナギさんの前でだけは素でいるんだと思います。泣いていることも、息切れもしています。
彼女の変わらない表情が変わる時、二人の絆が見え隠れするんでしょうね。
しかしこの顔で「断る!!」とか言われたらちょっと泣きそうになります。
 

座ブトンさん
 
 
 

座ブトンさん、たくさんのかわいらしい投稿ありがとうございます!
マナミさんはこんな感じで常に何かを踏むことを考えてニコニコしていそうですね。マナミさんのあのにゃんこ口は結構かわいいのではないかと思っています。
個人的に好きなのはこのハルナさんのイラスト。もっとも施川先生らしく、いろいろなことを思索し続けるキャラクターなんですが、それが空回りを脱してなんだか幸せにつながる様は、ここに書かれた「空想散歩」そのもの。素敵な表現です。空想は楽し!
サナギさんのニコニコ笑顔の横で、フユちゃんが少しだけかげった表情なのが興味深いです。フユちゃんが普段はどのような子なのか考えるのも面白いですよね。
友人とも話していたのですが、牛山さんとサナギさんのやりとりが異常に面白いので、もうちょっとだけ早く出てきて欲しかった!ありそうで少なかった突っ込みキャラ、是非ともどこかで活躍してほしいものです。サナギさんたちとの相性もよさそうですし。
サダハルとタカシコンビ、なんであんなにあわなさそうなのにいつも一緒にいるのかと思いきや、やっぱり仲いいんでしょうねえ。後ろでサナギさんのレーダーが反応したようです。…反応しますよね?なんとなくタカシ君側が、サダハルがいないと落ち着かない、ってくらい好きなんじゃないかとか!
フユちゃんって実は結構かわいらしいのではないか、と思われます。表情はあまり変わらないですが、人一倍感受性レーダーが高い上に、じっくりものを考えるタイプですものね。まあ突拍子もないのが…チャーミング。

やしちさん
あれだけ薦められてたサナギさんやっと読みましたw まだ6巻だけですけど。

6巻表紙を見たときに真っ先に浮かんだのは「どれみと魔女をやめた魔女」でした。
ネトすみ

クリックすると大きなサイズのイラストになります。
夕方の分かれ道といえば、確かに「どれみ」や「時をかける少女」を思い出します。
一瞬、6巻の表紙ってお別れみたいでどきっとしたんですよね。でもこのイラストを見てとてもにんまり。なるほど、また明日、明日があるんだ。そして今日はこっち!
二人の日常のマンガは終わりましたが、この時間はずっと終わらない。
いろいろな受け止め方が出来るマンガだと思いますが、なんだかとてもほっこりできる素敵な回答だと思います。
それにしてもこの色使いのうまさには、なんだかじんわりと涙が出てきます。すごい勢いでノスタルジックと「楽しい世界」がハートのツボを押すじゃないか。

温州さん

たまごまごさんはじめまして、温州といいます。
たまごまごさんのサイトで初めてサナギさんを知って以来、
ハマってハマって、六巻で半泣きして、今に至りますw
そんなときにサイトで企画のことをしって、自分でもいいのかしらと悩みつつ、
結局参加しました。
未熟なイラストですが気持ちは籠もってます(笑)あと汚くてすいません><;
 
フユちゃんもサナギさんも、もちろんサブキャラたちも個性豊かで楽しいし、
なによりユウキ先生の発想力にぬかおののき。
集め始めてから一年間、そしてこれからも、サナギさんワールドにどっぷりと浸かりたいと思います。
先生に感謝の気持ちが伝わるといいなぁ、と思いつつ。
第二次も楽しみにしています。

クリックすると、拡大します。
サナギさんと温州さんの、思い出の詰まった素敵なイラスト!
何がすばらしい買って、サナギさんがとっても元気に笑っていることだと思います。いろいろな人と、誰といても場を和ませる元気いっぱいのすてきな、魅力的な子、サナギさん
世界は楽しさで満ちているよ。毎日楽しいことはいっぱいあるよ。そんなたくさんの「楽しい」を見つけられるサナギさんにとって、すべてが宝物のようです。そして一番大切な思い出として、フユちゃんと過ごした時間がピックアップされているのがきゅんと胸にきます。
この手は、大きくなったサナギさんの手なのでしょうか。
うん、思い出は永遠だよ。
 

●感想部門●

日本海三郎さん
はじめまして。ちょくちょく楽しませていただいています。
 
僕も細々と漫画についてのブログをやっているので、
応募させていただきます。
 
サナギさんはとても好きな作品の一つだったので
終わってしまったのが残念ですが、とても良い最終回で
読めてよかったと思っています。

サナギさん 6巻(まにさぶ)
サナギさんは、本当に魅力的な作品なんですが、「面白いよ」とか「すごい」だけで言うには難しい作品ですよね。そのくらい魅力的すぎて、そして特別すぎて。
少し引用させていただきます。

ちょっと変なところから書きますと、最初から最後まで
サナギさんがちゃんと出てきたことに、軽く感動しました。

これは非常に面白い観点だと思います。とりあえずリンク先を読んでみてください。
サナギさん」と題名が人物名であるだけに、やはりその位置は非常に重要なものになっていきますよね。
確かにこの作品は、言葉遊びの妙やひねった視線が面白い作品ではあるんですが、同時にとても丁寧に丁寧にキャラクターを慈しんだ作品だとも思います。
そんな「サナギさん」のあたたかい視線がよくわかる感想でした。
 

マダオさん
サナギさんありがとう企画」に参加させていただきましたー\(^O^)/

サナギさん やっぱり大好き サナギさん(マダオの戯言)
ほんっとフユちゃんの発想力には毎回度肝を抜かれましたね。なんでそっちいくの!?って。そして、こちらに書かれている感想が、フユちゃんとサナギさんの関係をうまく表していました。

でもフユちゃんだけじゃなくて、サナギさんの存在も大きいんです。

フユちゃんという子の計算されたボケは、サナギさんによって構成されていくんですよね。
実質、フユちゃんはサナギさん以外としゃべりません。だけどサナギさんに対してはものすごい多弁です。このあたりをじっと見つめ直すと、マダオさんがおっしゃる言葉の意味がよく分かる気がします。

SIZさん
いろんな人の「サナギさん」愛が見れて素敵な企画ですね〜。参加させていただきありがとうございましたー。
「12月の少年」の葵ちゃんが天然ツンデレ(?)が凄まじい破壊力で参りました。(主にバレンタインのお話が)

日常で発見できるたくさんの非日常を楽しむ 『サナギさん』(まごプログレッシブ)
ほんと葵ちゃんが異常なほどかわいくて…あの子のことを考えるだけで1日過ぎそうです。
はてそれはともかく、サナギさんの中の「キャラクター」と「言葉遊び」、両方の面白さをうまく説明しておられます。ちょっと引用。

施川先生は日本一日本語を愛しているんじゃないだろうか?と思えるほどほんの些細な日本語の一つの単語、言葉、文章を様々な意味で掘り下げています。こんな風に言葉遊びができるのって実は「日本語」だけじゃないでしょうか?世界で3番目に難しいとされる日本語を読めて、そして「サナギさん」を読めて本当によかった!

酢めしでもそうでしたね。言葉の妙やバランス感覚を思いもしない角度から攻めてきます。
それをネタとして終わらせるだけではなく、サナギさんたちのキャラクターの魅力につなげていくのがあまりにも見事。
施川先生がいかに「切り替えた視点」や「言葉」を愛しているかは、単行本の中の解説を見てもわかります。文中でも触れられてますが「ぬ」の話は自分も大好きです。ぬを見るたびに思い出しますぬ。
サナギさんたちの視点を、少しでも味わいたいなと思いながら外に出ると、ちょっと幸せになれるかもしれません。たくさん幸せになれるかもしれません。

山田さん
サナギさん」企画で前回紹介していただきました山田です。素敵な紹介のお言葉ありがとうございました。最終回を迎えてしまった「サナギさん」について色々考えていたらどうにも止まらず、今度はタカシくん(とサダハルくん)について書いてみました。興が乗ればもう一、二本書いてしまうかもしれませんが、よろしければお願いいたします。

「サナギさん」に見る、タカシくんのツッコミの変遷(奇聞専門店 山田屋)
これは非常に貴重な、タカシとサダハルのお話!
いや、サナギさんとフユちゃんがベストコンビだとすると、タカシくんとサダハルくんもまた同じくらいベストコンビなのはおおくの人が認めるところだと思います。
とにかくサダハル君はネガティブなんだけど、タカシ君がいるとどうしてもそれを口に出さずにいられない、タカシ君もサダハル君と気づいたら一緒にいてしまう。そんな二人。相当仲いいですよね。
ちょうど記事の中でも引用されている一つ目のコマが、ものすごく印象的です。

ネガティブに色々考えてタカシくんをいらつかせるはするけど、タカシくんはその想像力が結局は好きで、殴っちゃったりもするけど一緒にいる。みたいなねぇ。

ですよねえ。
この記事では色々な突っ込みのパターンを考察されています。これは気づかなかったなあ。とても面白いのでぜひ。

deltamさん
感想と言えるか微妙ですが。
 
父親がガン手術をするので,待ってる間に母親が読むようにサナギさんを貸しました。母は普段漫画なんか読まないので4コマ漫画が読みやすくていいかなーと。
サナギさんはちょっとブラックが入っているときもありますが,基本的にほのぼの漫画だと思ってます。手術中の不安な気持ちを和らげてくれたらいいなと思ってます。
 
ちなみに父のガンは非常に軽いものなので,まず命の危険はないです,ご心配なくw

ぎゃー!びっくりした。これが「ぬかおののき」か!
ブラックといっても、いやな気分になるマンガじゃないんですよね、サナギさんて。
世界を斜に構えてみている部分も多分にありますが、むしろ「世界ってこんなにも楽しいことでいっぱい」だと思います。それを忘れない子供の気持ちのままあたためられていると思うんです。
だから、手術前にふっと視点を変えて、楽しいことを思い出せるのだから、deltamさんの選択は自分は絶対正しかったと思います。
手術が無事終わることを願っておりますよ!

クメさん
たまごまごさんのおかげでサナギさんを知り、はまりました。
こんなマンガを今まで読んでなかったことを後悔しました。
これから、何回も読み返していきたいと思います。

自分も何度も読んでますが、多分一生大切に保存して読み続けられそうです。頭を切り換える時の刺激として、ゆっくり休みたいときの清涼剤として。

honeumaさん
サナギさんはいつも私に笑顔をくれました
 
クスリと笑わせてくれたり、時にはジーンと感動させてくれました
多分サナギさんたちの日常は一巻よりも前からあり、そしてまた六巻より後もずっと続いていて、
私たちは施川先生のおかげでその一部を見せてもらっていたんじゃないかと思います
だから私は、これまでのことを思い出として残して、時々「サナギさんたちは今何をしているのかな」、なんて思ったりしています
施川先生、今までありがとうございました

なるほど、一巻よりも前も、確かにあるはずですよね。これは気づかなかった。
どうしても6巻の終わりを考えて「まだまだ続くんだろうな」という視点ばかり際だってしまったのですが、考えてみたら1巻よりも前からサナギさんとフユちゃんは一緒にいて、会話を続けていたはずです。膨大な二人の時間のうちの、ごくわずかを垣間見させてもらったんですね、ぼくら。
今この時間軸でも、サナギさんたちは何かしているんでしょうね。

サナギさん」は基本的に大喜利的なネタの応酬で成り立っていますよね。登場人物はネタに関係する以外の方法では存在できないわけです。(絶望先生とかも同じ)実際、性格が定まっていなかったりアクが強すぎたりしていつの間にか消えていったキャラクターはたくさんいます。(留学生のリサさん、ハヤマくん、でっかい男コバヤシ、など…)
そんな中で、「踏む」というネタ関連であれだけ話を広げ、なおかつサナギさんともフユちゃんとも違うキャラクター像を創りあげたマナミさんが素晴らしい。
他のキャラクターが言う突飛なことがあくまで妄想であり、現実との段差を楽しんでいるのと比較して、マナミさんの実際に虫を踏んだりする残酷性も素敵でした。心の歪みが行動に現れているキャラクターはこのマンガでは珍しいと思います。

ああー、いたなあと思い返しつつ、彼らもまたどっかで過ごしているんだろうなあと・・・。
マナミさんがサブキャラながらも主役以上のインパクトを放っていたのは印象的ですよね。なんせなんでも踏んでしまうその裏側が、純粋なのか鬱憤なのかよくわかりません。踏みたいだけだとは思いますが、虫ぐちゃぐちゃにしてますし。
サナギさん自体相当の毒も持ち合わせた作品だと思いますが、それをも含めて「この世界は楽しい」んですよね。
ある意味、マナミさんがいたことでバランスが保たれたんだと思います。そして今や、あらゆるファンに大人気キャラ。わーお。

サナギさんといえば某ソフトメーカーのブログにこんな記事も。http://smileboom.com/itunes/2008/10/10/be_happy.html……

なんて素敵な会社!!あ、でも仕事中はだめか。ですよね。

サナギさんありがとう企画、とても面白かったです

みなさんのサナギ愛がとてもうれしいです。
イラスト・小説・漫画・感想・一言コメント等々…なんでもかまいません、10月末まで募集していますので、よろしくお願いいたします。