たまごまごごはん

たまごまごのたまごなひとことメモ

シュリンクを巡る長い闘いの歴史(未完)

わんだ〜らんど なんば店 | ノーシュリンク!
よろしい。ならばノーシュリンクだ。
 
シュリンク(本が立ち読みできないようになっているビニールのテープみたいの)があるかないか、って非常に難しい問題で、幾度も議論されていますね。
買う側としては、特にマンガやイラスト集の場合は「中身を見て確かめたい」のは当然のことです。見て面白かったら買うんです。
 
しかし子供はそうはいきません。見るだけ見て買いません。また手垢がどうしてもつき、開き癖がつくため、本が汚くなります。そのためノーシュリンクで一冊だけしかおいていない店では「きれいな本が好き」な人はまず買いません。その店で確かめて別の店で買います。
 
このへんはもう幾度となく議論されてきて…というかネット上で議論してもしゃーない話なんですが、話題にはなりますね。
そもそも、一番悩んでいるのは本屋さんです。ノーマナーなお子チャマがたむろする店の本は本当に汚いのです。
 
だがしかし!やはり中身を見てからでないと買いたくない、買えない、という購買者側の心理の葛藤!
特にエロ漫画。中身が分からないジャケ買いは冒険としか言えません。まあそのために色々チェックして下調べするのも大事なんですが。ですが、上手い・下手と、合う・合わないが一致しないジャンルであるため、やはり見てみないと買えません。逆に言えば「見たら欲しくなる」本でもあります。
 
一部オタクショップでは一冊だけシュリンクを外して、立ち読みできるようになってるのが多いです。これが一番正解だと思います。まあ立ち読み用のはボロボロになっていますが、やっぱりそれを読んだら「買いたくなる」ものです。
エロ漫画はちょっと売り方が特殊なためこれが出来るのですが(そもそも子供が来ない)、一般書で一冊ずつ立ち読み用を準備するのは相当難しいし、どう考えても損でしょうね。ここが最大の問題点課題点だと思います。
 
この本屋さんがどういう感じで管理しているかは分からないですが、こういうPOPを作るくらいですから結構大人向けなのはなんとなくわかります。
中には作中ページを何ページかコピーして立ち読み用を作ってる店もあります。色々苦労しているなと。
シュリンクは有った方が安全で楽。しかしあえてそこに挑んでお客さんの要望に応えようとする本屋さんが大好きです。
そんな努力は必ずしも売り上げに直結しない?じゃあ「よい店」ではきちんと本を買おう、購買者側であるぼくらが。
本屋さんが色々な発想やイベントを駆使して、いつまでも楽しい遊園地であってくれますように。