たまごまごごはん

たまごまごのたまごなひとことメモ

吉岡家の毛、濃すぎだろう。「みつどもえ第135話」

いやあ、普段なるべく「みつどもえ」の感想書くとき、なるべくネタばれ避けようと努力はしているんですが(避け切れてないですが)、今回はネタばれ無しとか無理です。
全部のコマがネタなんですが。
なにこの濃度。濃すぎ。濃すぎる。今までの回の中でも屈指のカルピス原液の8ページでした。
あんまりにもネタバレ回避不能なので、今回は閉じて、ぶっちゃけることにします。
とにかく何が何でもみつどもえファンなら今週のは、見たほうがいいよ!ほんとに。今まで気になったキャラが総登場でえらいことになってるよ!
 
 

●しんちゃんママの瞳●

今回は、今までのみつどもえで一度もなかったイベント、保護者懇談会です。
…と、今までで出ていた親といえば。
・丸井パパ
・杉崎ママ
・佐藤ママ(名無し
ですね。(追記・吉岡ママも眉毛剃る回で出てました)
今回は一気にそのへんが登場するどころじゃなく、吉岡家、千葉家の親まで登場する豪華っぷりです。
まあ、それらのキャラ一人一人がすべて「間違いなくこの親はあいつのだ!」と分かるから強烈。出オチではなく、今後もひきずりそうなにおいがぷんぷんするぜ。
 
ひとりずつ見てみましょう。
まあ杉ママはいつも通りなのでおいておくとして。
(といっても娘の盗撮は親公認なんだなあ。親も盗撮してそうだなあ。)
今まで何度も登場しつつも、モブの域を脱しなかった佐藤しんちゃんママです。

名前はあかりさん。
ってかまさに核心を突きすぎた言葉に驚愕。
そうか、あれはストーカー被害だったのか!…とみつどもえ世界の異常さに慣れてしまって、すっかり気付きませんでしたね。てへ。
今回出てくる親達の中で、1・2を争う良識キャラであると言っていいと思います。考えてみたらおがちんたちのストーキングについて今まで声を上げなかったのが不思議なくらいでして。そりゃ親なら、言いますわ。
このあかりさんの顔を見て「しんちゃんっぽい」と思った人がいたらかなり鋭いと思います。
ちょっとしんちゃんと比べてみます。

靴を舐められているしんちゃんの図。
しんちゃんは瞳にこう彩もハイライトもないんですよね。ベタ塗り+網掛け目です。
他のキャラが目がきらきらしているのが印象的なマンガなので、特に目立っているんですが、しんちゃんの場合は「絶望」もそれで表現されています。
で、まさかのあかりちゃんの黒目。遺伝だったのですね。
こういう所で家族の特徴をさりげなく出すのは本当にうまいです。そして佐藤ママのうろたえっぷりがまた、しんちゃんにそっくりなんですよ。無理が通っちゃって道理が引っ込んじゃうようなところとか。
 

●千葉氏のママはでかかった(器が●

次に千葉ママ。

和実さん。この人はまさに「お母さん」という感じの貫禄がありますね。糸目が千葉氏と同じなのも納得。
にしてもこの動じない精神力いかがですか。「好きな子にいたずらしたくなるのは子供にはよくあること」と言えるこの許容量の広さ!まさに千葉氏に受け継がれたと言っていいでしょう。

いやあ、でかい、でかいよ。
千葉氏48手はここから生まれるのだ。
いやね、確かにあのセクハラ技はセクハラなだけに親はどう思っているのかとは思いましたが、公認でしたか。
ここで「親ゆるすぎる」と思ってはいけない!小学生の時のスカートめくりなんて、やるものです。やりますよ!(よくないけど)
むしろそれを自己研鑽の場にする千葉氏を見守るママ。これはいい家庭です。間違いなく。自分もこの家庭に入りたいです。
 
ところで一つ前のコマに戻ってください。
「まあまああかりちゃん」
ここですここ!
千葉家・丸井家・佐藤家は幼なじみつながりなわけですが、この和実さんとあかりさんの仲の良さはまた特別ですよ。単に子供のつながりだけだったら「ちゃん」はないです。
これは相当仲が良いと見ました。
どのくらいかというと…そう、学生時代の頃からの仲なのではないかと!
高校生くらいの時に同級生で仲が良くて、それぞれ卒業し別の道を歩んで、結婚して子をなしたけれども、子供が仲が良くてさらに二人の仲は強まり…そういう仲なのではないかと!
 
まあ、妄想ですが。でも「あかりちゃん」という呼び名からしてありそうな話です。
今後、自分も敬意を(百合的な意味で)表して、佐藤ママを「あかりちゃん」と呼びます。
いやはや、ほんと桜井のりお先生の描く大人はみんなかわいいんだもの。妄想だってしますよ。
 

●濃い。●

さて、決定版とも言えるのが吉岡家です。
吉岡といえば眉毛なわけですが、どちらの遺伝か気になるところじゃないですか。
なんと両親そろっての登場なのですが。

………濃いな!
毛が。毛が濃いよお父さん!胸毛!手毛!
お母さんは堅物なPTA会長なんですが、これがまた全身性感帯というありさまで、父に触れて「ひゃあ」と言ったあとがまたエロい。
公衆の面前でどこ触ってるの!とうろたえる少女のようなお母さんに対して、濃い純次は「腕だよ フフ…」とエロい目で見るんだもの。
この親の生活を考えるだけでもう淫乱で仕方ない。このもじゃもじゃパパに日々触れられて、ママビクンビクンですよ。公衆の面前でイチャコライチャコラしているくらいだから家に帰ったらもう濃厚もいいところですよ。
こりゃ娘さんが「合コン」とか言い出すのも分からんでも無いですな。いんらんすぎです。いんらんなのは素晴らしいことです。
 
しかしこうなると「吉岡は眉毛以外も濃い」説が真実味を帯びてきますね。
友人達との間でも話題になっていたのですが、やはり女性の毛の濃さは男性親の遺伝によるものが大きいわけですよ(あくまで嘘科学ですが。
となるとやはりクラスの女子の中でも吉岡の発毛は早いのではないか?という説もあながち嘘ではなさそうになってくるわけですよ。
もうあれだね、ボーボーだね。
…なにがとか聞いたらいやよ?
 

●しすこん●

はて、父母に混じってもう一人登場します。
これが今回二番目に強烈なわけですが(一番はどうみても吉岡家)、兄なんですよ兄。

よりによってのおがちん兄。どう見てもシスコンです。
しかしまあこの1コマだけでまた妄想奮い立たせてくれますなあ。なんの職業かまではさすがに見ていただくとして、かなり立派でかっこいい兄だと思います。
思いますが「愛梨が!愛梨が!」と連呼する姿を見るとこいつのシスコン度はおかしなレベルに達しているのは間違いなさそうです。
そもそもなぜ父母じゃない兄が来ているか、なんですが、色々な親事情(両親がいない・離婚)も確かに考えられるんですが、どっちかというと「兄ちゃんが来たいから」でおさまっちゃいそうなのが微笑ましいです。このへんのバランスうまいですよね。
 
年齢を考えると、最低でも20代。愛梨が12だということを考えると、8〜10以上は離れているでしょう。
そうなると考えられるのは、やはり両親不在で兄が妹を養っている、という線でしょうか。おがちん家があまりお金持ちじゃなさそうなのもなんとなく納得。
まあ、このへんはほんとまだ未知数ですね。両親いるけど兄ちゃん行っちゃった、ってほうがなんか似合ってますし。
 
そんなわけで、家庭事情も含めてどんどん面白さがにじみ出てくる回でした。
それぞれの家庭を考えるだけでもニヤニヤしてしまいますが、また親同士につながりがあるのがたまらないですね。今後吉岡家やおがちん兄が出てくるのが楽しみで仕方ないんですが。
とりあえず和実さんとあかりちゃんのエピソード希望なのです。
 

●親達が認めるもの●

そんな個性強すぎな親達ですが、一つの点で一致していました。
それは、ふたばとしんちゃんの仲についてです。

聞きましたか?聞きましたか奥さん?
親公認カップル誕生の瞬間です!
ふたばとしんちゃんのカップルは、佐藤家、丸井家、共にOKだそうです。
うわー、すげえニヤニヤが止まらない。この赤面しているしんちゃんがたまりませんね。なんだかんだ言って気にしてるんじゃん!ニクイよこの!
どうしよう、みつどもえ内でのベストカップル1・2が今回公認されました(杉崎×みつば、しんちゃん×ふたば)。これは幸せです。
 
ベストカップル3?の矢部っち×ひとははというと。

まあ矢部っちじゃまだまだだな。
というかこの発言ですよ問題なのは。
やっぱりひとはのこと気にしてるっぽくないですか?先生、どうなんですかそのへん?
いや、どうせ矢部っちなので単に「えー!」って子供に戻っているだけだとは思いますが…にしても深読みしたくなっちゃいますね。
いいのよー。
「愛の形は人それぞれだよ。」だよ。
 
…とはいえ、吉岡があれを言うならともかく、純次が言うとエロすぎて問題がある気がするのでした。
 
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宮下家は出ていませんでした。モブにそれっぽいのがいるんですが(ワンレン)特定はできません。うーん残念。あと松岡家も気になりますね。
こうなってくると首をもたげてくるのが丸井家の母親問題です。
実際どうなのかは、知りたいところではありますが、このままわからないままの方が作品としては味になるのかなとも思いますし。少なくともすごい美人だったと思います。
あと、ちょっと今回書ききれなかったんですが、おがちんの行為はクラスでどういう扱いになっているのかかなり気になります。冷静に考えたらやっぱり犯罪級だものなあ。