たまごまごごはん

たまごまごのたまごなひとことメモ

おがちん株急上昇中。だってジャンスカだもの。「みつどもえ第138卵生」

犬にベルを鳴らしながらえさを与えると、ベルが鳴っただけでよだれを垂らすようになる。
パブロフの犬ですね。条件反射です。
ではその具体例を見てみましょう。
こちらです。

ピロリロリン。
 
杉崎の盗撮は条件反射。ここテストに出ます。
いやあ・・・まさか杉崎の盗撮が、意図的な犯行ではなく条件反射になるとは思いませんでした。
みつば!ぱんつ!撮影!みたいな。このアングルだとどう見ても「みつばの恥ずかしい姿を撮る」じゃなくて、「ぱんつを撮る」に他ならないですものね。
その写真で何をしているのか考えるだけでどきどきですね。うふふ。
 
さてここで「杉崎は変態だなあ」というのはまだ早い。
今週も「すべてのコマがネタなんじゃないか」という勢いでネタが詰まっていますが、中でも以前登場したおがちん兄が強烈です。
おもしろいのは、今まで色物キャラだったおがちんが、兄フィルターを通すことで非常に可憐な少女に早変わりし、また周囲の人間関係が間接的に描かれていること。ちょっとそのへんの描写を追ってみます。
 

●杉崎とみつばの関係ってどう見えるのかな?●

さて、杉崎視点・みつば視点からだと「なんだかんだで一緒にいて楽しい」なラブラブ感あふれる状態なことが多いです。
狂言回しになることの多い吉岡・宮下視点だと、「杉ちゃんってみっちゃん好きだよね−」みたいなのはもう周知の事実なので、さらにラブラブに。
では完全なる第三者であるおがちん兄から見るとどうなるのかというと。

これは盗撮の冤罪で補導されそうになっている杉崎を、みつばがさりげなく助けるシーン。
あ、嘘つきました。冤罪じゃないです、盗撮です。
まあそれはさておき、ここで重要なのはまっさきに杉崎のフォローに入ったのがみつばだったということですよ。
普通なら宮下あたりがすいっと入ると思いますし、みつばだったら「あー、いいんじゃない?」とか言いそうです。サドガールですし。そもそもガチで犯罪ですし。
しかし「盗撮されていた本人」がフォローに入る、というのは二人の絆を間接的に表現しているわけです。
つまり

・お互いすでに日常茶飯事になって慣れている。
・みつばにとっては「このくらいなら」という許容範囲内。
・なんだかんだで杉崎が泣いているところは見たくはない。

というのが、第三者の介入によってあらわになります。
普段は杉崎>みつばの流れが多いだけに、ほんの小さな部分でこういうのを再確認させてくれるのがよいですよね。

いろいろあってもツーカーの仲が築かれつつある二人。
帰り道も基本、チーム杉崎+みつば。吉岡と宮下はべったりなので、おしゃべりは杉崎とみつば間が多いです。
回を重ねるごとに仲は深まってますな。
 

しかし条件反射ってのは怖いな。怖い怖い。
杉崎の将来が不安です。
あ、でもみつばと結婚すれば問題ないよね!
 

●愛梨は学校中のアイドルだから●

おがちんは、「佐藤が好きでしょうがない隊」のリーダーであり、同時に「漫画的にはOK」だけれども、「他人から見たらアウト」なキャラです。
なんかすっかり漫画で慣れちゃいましたが、以前の懇談会の話で「あ、やっぱりあれはストーキングなんだ」と再確認。
ですよね。アウト。アウト。
そんな暴走特急な彼女ですが、シスコンなお兄さんフィルターを通すとこんなことになります。

愛梨は学校中のアイドルだから
・・・?は、初耳なのですが・・・。
おがちんが自分で「アイドル」と言っているのはまずないでしょう。となるとやはりこれはお兄さんの妄想、で間違いなさそうです。
そして問題なのは、この手前にいるおがちんですよ!
確かに今までも、十二分にかわいい彼女でしたが、どうしても「変態」扱いが多かったです。
しかし、ここにいるのは頬を赤らめた、普通の少女・・・なんてキュートなんでしょう。
お兄ちゃんに向かって
「もー、なんで来てるのよー」
です。
妹属性のある人にとってこの加点はすさまじいものがあります。
 
まあ実際に彼女が兄の前だとおとなしくなるのは事実だと思われますが、それ以上に彼女にギャップが生じるのは、やはりこれらの描写が「兄視点から」だからだと思われます。
お兄ちゃんから見て、世界で一番お姫様なおがちん。というわけです。
キュートで恥ずかしがり屋・・・というのもお兄さん視点。
漫画の場合は何も「あった事実をそのまま描く」必要はありません。
「○○から見た彼女はかわいい」とか「実際はともかく、その学校ではアイドル級」みたいな表現の場合、絶対的なキャラのかわいさや性格よりも、相手との関係においてのかわいらしさが強調されます。

まあ、こんなのに治安をまかせて大丈夫なのかっていう突っ込みが何より先立ちますが、それにしてもここでもおがちんキュートすぎ。かわいすぎます。
お兄さんにとっては、愛梨は「おにいちゃんやめてよもー!」とか言いながらいつまでも甘えてくる、かわいい子供のままなのです。
脳内で「まま」なのはいいんですが、実際に幼児時代の物を複数持ち歩いている様を見ると「今のおがちん」はあまり見えていなくて「幼い頃のおがちん」を彼女に反映させているようにも見えます。
ちょっと・・・かなり不安な兄です。
だからおれがかわりに兄になるよ。
 

●奇跡●

さて、先ほどの盗撮もそうですが、よくありそうなちょいエロシーンもアクロバティックになるのがみつどもえ。以前の習字の回とかはとんでもないことになっていましたね。
今回もとんでもないことがおきます。
日本のジャンスカ好きのみなさま(推定1億人)、これが、みつどもえ流だ。

すげー!
もう何がどういう仕組みかさっぱりわからないけどすげえ。
今回、桜井のりお先生はジャンスカを脱がすためにこの回を描いたんじゃないかと思うくらいすごいです。
しかもおがちんパンツ履いてないですね。そういえばパンツは敵でしたし。
ジャンスカ万歳!ジャンスカ万歳!
ジャンスカ史に新たな歴史が刻まれたのでした。
千葉氏もこの技には今頃嫉妬していることでしょう。
 

●今週のうざ下さんのコーナー●

今週はいつも以上に強烈なおがちん兄のせいで、突っ込みが大変だったため、宮下さんが大活躍でした結婚してくれ。

うざ下さんの突っ込みもおもしろいんですが、客観的第三者から見るといかに矢部っちが幼いかがよくわかるシーン。
龍太とガチレンジャー談義しているシーンなんですが、こうして見るとやはり大人げないものです。ガチレンジャー談義はいいんですよ。話している内容が「自慢するタイプのオタク」丸出しすぎる。
しょうがないな。

もういい加減いろいろあったんだからあきらめればいいものを、しつこくつきまとううざ下さんうざい。
ひとはの前だとかっこうをつけたがるのか細目になりますね。
それにしてもいい太ももです。今自分の中において太ももベスト3に入るキャラです。
 
そんなこんなでうざい彼女ですが、彼女がいないと最近のみつどもえは歯止めがききません。おいしいポジションにいますねえ。
宮下さんの魅力はもっと話題になっていいと思います。


あと、これはAAになっていいと思います。
 

みつどもえ 1 (少年チャンピオン・コミックス) みつどもえ 2 (少年チャンピオン・コミックス) みつどもえ 3 (少年チャンピオン・コミックス) 
みつどもえ 4 (少年チャンピオン・コミックス) みつどもえ 5 (少年チャンピオン・コミックス) みつどもえ 6 (少年チャンピオン・コミックス)
キャラの家族いっぺんに出てきてどうなるかと思いきや、一発ネタじゃなくてどんどん世界が広がっているのが面白いですね。
小学校から中学校に向けて、視野が社会的に広くなっていくのと似ているなあと思いました。
ってことは、そのうち吉岡父が・・・ひい。