漫画家さんがネーム作成をする「ネーム室」ってなんぞや?
自分はサイト更新や記事用の文章を書くとき、ものっすごく何も無い状態じゃないと気が散るタイプです。
人と話しながらなんてムリ。
日本語の音楽流していてもだめ。
英語なら分からないから大丈夫、なくらい。
とにかくちょっとでも気が散ると書けなくなります。集中力弱し!
で、漫画家さんの場合は実際の絵の執筆作業、仕上げ作業になると、もうまさに「作業」なので割としゃべりながらだったりラジオ聞きながらやる方が多いらしい(ブログやサイトを見ている限り)ですね。
skypeという24時間遠距離同士で話しっぱなしでも無料な便利な物もあるので、絵の作業中は音声チャットしながらだったりとか。編集さんとの打ち合わせや、遠距離デジタルアシスタントとのやりとりもskypeだったりと、いい時代です。
しかしながら、漫画家さんが作業をする状態ではない段階、いわば物語作りのプロット、ネーム作成となると、話は別。
自分の貧困なイメージで頭に浮かぶのは、朝のファミレスでネーム作成をするとか…。
さすがにこの段階では集中力を使うので、そうそう気を散らす物を側に置いておけないんだろうなあとは思っていたわけです。
で、今日たまたま「ネーム室というものがある」という話を初めて聞きました。
ネーム室?? 一体なんぞや?
防音設備が出来ている個室とかかしら…と思って調べてみたところ、こちらに講談社のネーム室の写真がありました。
持ち込みに行こう!Q&A|マガメガ
仕切りがあるだけでした。
ネーム室ってくらいだから、漫画家さんが何人もここで並んでネームを切るんでしょうけれども…これは落ち着かない。
写真は引用させていただいたこれくらいなんですが、かなりキレイで整った環境そうです。ただ隣との距離が近すぎてびっくりだよ。
もちろん家でネームを切る人も多いとは思いますが、社内にネーム室があるってことは…
・緊急の直しや、すぐに直せる部分に手を入れる。
・編集さんとすぐ相談出来るようにここでやる。
・家だと作業が進まなくなってしまうので、緊張感を持ってやるため。
などでしょうか。
うーん、自分はマンガを描いたことがないので分からないですが、この環境でネームを切れる自信ないです…。
慣れなのか、あるいは強靱な精神力と集中力によるものなのか。
「ネーム室」が存在しているということは、必要とされているということでしょうから、利用もされているんでしょうね。
有名作家さんが横並びにがりがりとネームを描いているシーン、ちょっと見てみたいですが…オーラにおされて目を向けられない予感。
マンガ制作現場は知らないことだらけなので、出版社の建物の中がどうなっているのか、ちょっと興味が沸きました。
普通はあり得ないような部屋とかあるのかなあ…。