たまごまごごはん

たまごまごのたまごなひとことメモ

少女二人がえりもをかけぬける! 「青春☆こんぶ」最優秀作品賞決定!

「青春☆こんぶ」最優秀作品賞決定!
 
審査員をさせていただいてた「青春☆こんぶ」イラストコンテストの最優秀作品が決まりました!

最優秀作品はこちら!
で。
・・・現役女子高生絵師だそうです。
こ、高校生・・・!? うまいな・・・。
自分からの寸評です。

非常に柔らかい絵柄、目をひく色の使い方、そして多くの人の目に止まるキャッチーさが評価されたとのだと思います。とてもすばらしい絵だと思いますが、同時にまだまだ伸び代のある絵柄だとも思っております。かわいらしさは本当にマックスレベルなので、あとは「青春☆こんぶにしかない個性」が求められるはずです。
採用された暁にはパッケージ仕事以外にも、様々なイラスト仕事が舞い込んでくると思われます。
是非ともさらにこの優しく、暖かく世界を見守れるタッチを生かして伸びてくれるだろう、という思いを込めて、本当に最優秀賞おめでとう!と心から言わせていただきます!

 
で、たまごまごごはん賞」を決めていいとのことでしたので、選びました。

こちらの作品です。
もうね・・・大好きすぎなんですよ!
自分の書いた寸評(っつうには長い)を公開。

最終選考まで残りましたが、ぶっちゃけ最初の投票からオール1位で投票しました。ひとめぼれです。
完全にハートキャッチされました。
今回の「青春こんぶ」の企画で、これほどまでに自分のイメージとマッチしたもの、元気を老若男女に与える絵はない!と思えるほどでした。
惜しくも最後に落選しましたが、是非とも何らかの機会でさらなるイラストを見たいです!
サインください!本気です。

投稿者の川崎直孝様。
さ、サインください…。大好きですあなたの絵が。元気と勇気が出るんです。
 
選ばれた一位もいいんですが、本気でこれを激押しだったので、惜しいなあー。個人的にコンブ買って、自作パッケージ作りたいくらいに。
まあそれはともかく、「青春☆こんぶ」プロジェクトが本格的に再始動するわけですね。
考えてみたら、「えりも観光協会々長」「えりも町旅館組合事務局長」が参加しているということは・・・ですよ。
北海道の外れ、えりも岬の案内人となるべくこの二人の少女が動き出すんじゃないですかね。
そう思うと、道民としてはなかなかワクワクするものがあります。
 
いずれにしても、今回このような機会に参加させていただいたことは非常に貴重な経験でした。
応募してくださった皆様、ありがとうございます。
その他各賞は、公式サイトを御覧下さい。
あ、そうそう。なにげに余り派手じゃないリアル系制服が多く選考に残ったのは印象的でした。
たぶんそれが今回の鍵なんじゃないかと思いました。
 

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ここで余談。
応募作品一覧
今まで誰が描いたかは明らかになっていなかったのですが(審査に公平をきするためかと)、今回名前が発表されました。
なにげによく調べてみたら…プロ結構いるのね!
選外(横に描いてしまったため)の中に唐辛子ひでゆ先生がいて、鼻血吹くかと思った。うまいわけだよ! うう、も、もったいない。
名前は違いますが、明らかにあの作家さんだなー、という人も。
にしても、ぼくはプロ作家さんになんというえらそうな寸評を付けているんだ…は、恥ずかしい。
 
あと個人的に、賞までいかなかったんですがコレすっごい好きだったんですよ。

素朴さあふれるのもいいんですが、なんといってもジャージですジャージ。
ジャージとシューズと元気いっぱいの筋肉、まさにスポーツ少女じゃないですか。そして黒ストッキング。性癖的な意味でどストライクすぎです。
背景も爽やかですし、色合いもいい。賞をいっぱい設定できるならいれたかったー!
 
もうちょっとお気に入り紹介してもいいかしら。

「こんぶのジャケット」ということを考えると残念ながら賞を取れなかったのですが、この色の使い方はすごいですよ。たぶんこの方、ぼくの見ている世界と違う世界を確実にみている。そしてそれを描けている。
このテクニックは本当に素晴らしいものなので、多方面で活躍されて行くのではないかと思います。と思ってみたら中曽根ハイジさんでした。さすが。
 

かなりの異色作なんですが(リアル系+萌系のキャラ絵が多かったので)、このデフォルメタッチでキャラをしっかり作り上げているのはお見事だと思います。
きらら系の4コマ雑誌で「青春☆こんぶ」の漫画がいまにも書けそうな技術力! 完成している絵柄だと思います。個人的にスパッツがちゃんと裾折り返して塗っているのがGOODだと思うんだ。

 
いやはや、楽しかったです。
ってこれからなんですけどね、本番は。
 

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余談。
 
ほんと余談というか、ここから先はこの会社やえりも観光協会と関係ない、たまごまごの考えです。
これ、たぶん「萌え産業」狙いじゃなくてもいける気がするんですよ。たぶんもうちょっと幅のある方向を狙っている気がする。
かわいければいい、萌えのテンプレに載せればいい、という時代もそろそろ過ぎて行く気がなんとなくするのです。
もっとも萌をつかった地域活性化はまだ可能性はありそうですが、それだけじゃあ足りない。プラスワンが必要。
求められるのはその「プラスワン」だと思います。なんらかの個性や、広げられるだけの土壌が欲しい。
個人的に青春こんぶに期待するのは、物語の広がり。キャラクターとしての自由度。
女の子ふたりって正義じゃないですか。田舎の(って言ったら失礼かしら)、女の子二人。それだけで物語が無数に産まれる。
すでに二次創作作品すらある「青春こんぶ」。漫画化の可能性だけじゃなくて、いっそ実写ドラマ化などの幅もありなんじゃないかと。
そのくらい懐の広いプロジェクトになればいいな、と願うばかりです。まあお金とか考えないで言ってるので勝手ですがー。
夢です夢。
女の子二人いればそれだけで十分。なんでもできる。
期待しちゃうよ。