たまごまごごはん

たまごまごのたまごなひとことメモ

写メしあう「サナギさん」と「フユちゃん」の、言葉じゃない愛情。

ここしばらくの「サナギさん」は、フユちゃんのかわいさ度プッシュがものすごいと思います。たまごまごです。ほんとときめいてしまいそうです。二人の関係に。


フユちゃんから写メですよ!
この二人の関係って、以前も書いたように自分は、どことなく距離があるフユちゃんが、サナギさんを一喜一憂させたくてぶきっちょにちょっかいかける、そんなバランスの関係だと思っているのですが、最近それがサナギさんに読まれはじめていて、フユちゃんのいわゆる「デレ」状態がかなり頻発しているのですよ。
今までむっつり不思議ちゃんだったので、その破壊力は絶大です。
このシーン、なにげにさらっと写メを送っているシーンですが、あのフユちゃんが自分ひとりでネコと一緒に写真を撮っているんですよ、サナギさんのために。
そして、サナギさんが一人でいるときに驚かせようと、クイズつきでネコと自分の写真送るんですよ。
フユちゃん、あんた本当に…。

かわいい!
セルフタイマーたいて、ネコを頭の上に乗せてどうもうまいかない感じなのがかわいすぎてもうもう。それに加えて、テレが少し混じっているので、ストレートな物言いが出来ず「オチ」を仕込んでサナギさんを驚かせてごまかす感じを漂わせるあたりがもうもう。
最近ストレートにサナギさんが、フユちゃんに「かわいい」って言うので、その二人の関係が出来つつ深まりつつあるのが感じられてて、非常にほんわかします。
また、サナギさんもフユちゃんに屈託なく、裏表無くカエシができるのがいいんですよ。

フユちゃんがいろいろ心を表に出さないでいるのを感じてはいるけれど、自分にはそれをちょっと開いているのを知っている。だからといって「私はわかっているよ」風を吹かせるのでもなく、思ったことを思ったままに、フユちゃんに返すのです。そこの二人の関係が出来上がりつつあるのが、見ていて本当にニコニコしてしまう。ほほえましいというよりも、ドキドキに近い感じです。
こういう、友人関係を超えた特別な二人のような関係こそを、自分は「百合」という表現で言いたいのですヨ!百合だよね。
 
しかし、サナギさんたちが普通にケータイつかっているというのも、なんか不思議な感じです。彼女らも普通の女子中学生で、それ以上でもそれ以下でもない遊び方してるんだなー、ってのがナチュラルに描かれているのが、心地よいです。
多分ケータイサイトでマンガが読めるようになった連動のネタなのかもしれませんが、それすらも二人の関係をささやかに描くきっかけにしてしまうあたり、施川ユウキ先生の手腕。ほんと、毎回ささやかな部分だけで描くんですよね。
 
ささやかに描かれる、ドキドキな関係といえばこちらもはずせません。
もずく、ウォーキング! 2 (ヤングチャンピオンコミックス)
もずくウォーキングの2巻。
内容知っている人ならこの表紙見ただけでドキドキするはず。
このマンガ、犬のもずくが生き方や社会を見ながら哲学する話です。
そこに、奔放で自分勝手で、でもきづいたらもずくのソバでムチャなことばかりしているネコ(名無し、♀)がやってくるので、もずくは「おまえか!またか!」と言うのですが、気づいたらもずくも、何気に気にかけてソバに行くんですよ。それが直にじゃなくて、ささやかにささやかに、距離感を保って描かれているのがすっごいドキドキなのです。
それ以外でも、もずく哲学が非常に人間から見て、なかなか複雑で深く、面白いのでオススメです。施川先生は相当読書量が半端ない人なんだろうなあ、と思う視点の広さ。
 

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オマケ、今週のみつどもえ

パンツが好きで好きで大好きで仕方ない桜井のりお先生は、「あえて『履いているパンツ』を描かない、どんなことがあろうとも」という信念で有名な方ですが。
まさか「パンツはいてない」でパンツ見せない信念を貫くとは!!!!111
正直まいった。あ、パンツ自体は死ぬほど出てきます。が、見せ方は特殊すぎです。必見。

ヤンデレを好きになるわけを考えてみる。

●「ヤンデレ」の代名詞、スクイズ、アニメ化。●

どうやら「School Days」がアニメ化するらしいです。しかもテレビで。
す、すごい時代になったものだなあ。
自分もこのゲームやったことないのでネタバレしか知らないのですが、今ではヤンデレの代表格としてあげられるエロゲのひとつです。フルアニメの作品だったのが、またヤンデレ力に拍車をかけた様子。それを考えると確かにアニメ化はしやすいかもしれませんが、どう考えても鮮血エンドのアニメ、ですよね。
あ、でも考えてみたらエルフェンリートひぐらしのなく頃にもアニメ化されてるし、まったくおかしな話ではないですね。「ひぐらしのなく頃に 解」もアニメ化するそうですし、今年は「ヤンデレ」にちょっとだけ火がつきそうな予感はしますネ。
とは言いつつも、大ブレイクするのかなあ、というとちょっと疑問。人を選ぶジャンルなだけにツンデレやメイドレベルのブームにはなりずらいですし。
ただ、今まであまり開拓されていなかった土地が開拓され、マンガ・アニメ・ゲームなどのオタク文化でさまざまなバリエーションを広げやすい、というのは感じます。
小説は…ミステリー小説は元々ヤンデレだらけなので、そうとうの「デレ」を見せてくれる作品じゃないと難しいかも?自分も知らない世界なのでここはよくわかりません。
 

●別に、ヤンデレが超メジャーになってほしいわけじゃないけど。●

以前の「狂気・ヤンデレ会議」からずっと考えていたのですが、なんで「ヤンデレ」なんて特殊なジャンルに自分は魅力を感じるのかなあ?と自分の中でぼんやりと疑問でした。
そもそも、かわいかったりかっこよかったりするキャラクターが「いやな思いをする」「痛めつけられる」のを楽しむジャンルですしね。見ていて安らぐタイプのものではないです。
あ、最近は安らぐようにまで成長しちゃいましたが。えへへ。
 
そもそも「ヤンデレ」ってなんだよ!、って方のほうが断然まだまだ多いと思います。
ヤンデレとは(はてな)
「ヤンキーがデレる」と思っている人がかなり今でも多いようです。でもそれはそれでいいよネ。
ようは、ツンデレのもじりで、恋愛絡みの嫉妬や怒りから、精神的に追い込まれていくキャラたちのこと。果てはストーキングや暴力行為に及ぶような情熱あふれるキャラの総称です。まあなんつーか、負の感情の塊ですよね。
また、天然に世界観が狂ってしまっているキャラがデレデレするのも、ヤンデレかもしれません。「わたしがいないとあの人はダメになっちゃうの!世界も滅ぶの!だから一緒にいるの!」みたいな。
で、ヤンデレ好きの人の間では「○○はヤンデレに入る」「いや入らない」という個人の趣向もよく会議されているようです。
もちろん、これと言った定義はなく、またそれにそったキャラを作るための物語が出来る必要もないです。
キャラの性格の魅力を最大限に引き出し、物語に深みを持たせる作品が生まれる手助けになる言葉、くらいに自分はおさえています。
 
とはいっても、そんな特殊な設定ですから、ヤンデレキャラをうかつに出すと、物語が全部持ってかれやすいという弊害も確かにあるんですよね。
また、どう考えても万人受けなんてするわけがない、というのは作り手とファンが一番よく知っている気がします。どんなに今年ヤンデレがブレイクしようとも、それがトップになるというはなかなか難しいのも承知の上。アニメ雑誌の人気投票を独占するなんてことは…あ、エヴァ関係があったか。(デレ?)
それでも、ヤンデレには何か、魅力があるのは一部の人はしんみり感じているとは思うのです。自分とか。
 

●「ヤンデレ」のサディスティック・マゾヒスティック●

と、書きましたが、それは読み手側の気持ちとして、です。
ヤンデレな作品を読むときの視点って、三つあると思います。

1、悩みもだえるキャラたちを遠巻きで見て、葛藤や苦悩を楽しむ。
2、嫉妬される側や被害を被る側のキャラになり、恐怖感や苦しみを味わう
3、やんでいるキャラに感情移入し、物語の悲劇性や世界観のゆがみを楽しむ。

基本的には1ですよね。キャラクターたちが恋愛かわからない感情に悩み苦しみ、自分でもどうすればいいのかわけもわからなくなってしまう、というのを第三者視点から見る。その世界や周囲の変化もあわせて、全体を推理するように見ることができるのがポイントじゃないかなと思います。
2は、「ひぐらしのなく頃に」で圭一気分になって、女性キャラ達のゆがみに追い詰められるのを「こわいよ!」と言う心境。その「こわいよ!」がついついクセになって、ぶるぶるしながら読み終えたあとにまた見たくなってしまうんですよね。その感情の変化が一番怖い。ところで圭一もヤンデレですか。あ、デレはないか。
あわせて、「ほのぼの純愛」なんかもコレかなと思いました。

女「ねぇ、開けてくださいよ男くん。今日はせっかくの休日ですよ。家に籠もってないでお外に行きましょう?」
男「……」
女「いるのは知ってるんですよ。男くんは恥ずかしがり屋だから、きっと返事するのを躊躇ってるんですよね」
男「……っ」
女「ふふふ……可愛い男くん。大丈夫ですよ、私は男くんが出てくるまで、ず〜〜っと、ここにいますから」
男(もう嫌だ……!)

3は、たとえばBLのキャラが恋愛か何かわからないような感情に責めさいなまれて、悩み苦しみ、自分をうまく保てない様を「ちょっとだけわかる…苦しいゼ!」とか言いながら、悲劇に転げていく様を楽しむ感じでしょうか。
これに関しては、先ほどもあげた「School Days」にまつわる話が面白いなあと思って読んでいました。
日本の名(迷)作?ゲーム  その1 School Days(徒然なる読書の日々出張版)(ネタバレ注意)
ヒロインが狂っていく様や、暴力に出る様子を、嫌う人ももちろんいるけれども、そのカタストロフィに大喜びした人もまた多い様子。自分もムービー見たときは「うぉぉ!」とかのけぞりながら喜んでいました。
 
2が、恐怖を楽しむホラー作品的な「マゾヒスティック」な楽しみ方だとしたら、3はある意味サディスティックな楽しみ方かなと思いました。
 

●自分にできないことをやってくれるのがヤンデレ

ある人は「こんなに狂ってしまうほど愛されたい!」というのがヤンデレキャラの魅力、と捕らえるかもしれません。
そこまで愛されたらね。冥利につきるというものです。「かってに改蔵」の羽美ちゃんのように、それが自己愛の発動であるキャラもたまにいますが。
 

未来日記」より。
自分は逆に、こんなふうにかっとんでみたい、という思いで見てます。
ガンパレードマーチ」で原さんに嫉妬させて刺されるとき、自分の意思を反映しているのは実は刺されるプレイヤーじゃなくて原さん側なんですよね。
また、「ひぐらし」だったら詩音が攻撃的になるシーンをどうしても思い浮かべてしまいます。
かってに改蔵」や「絶望先生」だと、羽美や千里が追い詰められることで、逆に追い詰めていくシーンがあるから変に安心して楽しめます。くるぞ!という待ちの感覚です。
実際には自分には、出来ないじゃないですか。だけどそのくらい開き直って暴力を働くシーンを見ると、胸が苦しいってよりも爽快感のほうにつながるんですよ。俺たちにはできないことを平然とやってのけるゥ!そこにしび(以下略
とてもサディスティックな楽しみ方ですねえ。そういう意味では、ヤン:デレ=8:2くらいが理想です。個人的にはですよ。
 
もちろん、キャラの苦悩を楽しむのもいいのですが、あくまでも「ヤン+デレ」。デレ分の爽快感がほしいのです。
実はそれって、ちょっと逃げ腰なところもあるかなとは自分も思います。だってね。本当にキャラの狂気を味わいたかったら別にデレなしの狂ったを見ればいいわけですよ。ガロ系列とか。
だけど、デレがある分、なんらかの爽快感を得たいとどっかで考えているんですよね。悲劇的爽快感かもしれないし、カタストロフィな爽快感かもしれません。
あるいはアニメ版「NHKにようこそ!」の岬ちゃんや、「かってに改蔵」のラストシーンのように、どこかで救われて、関係も保たれて、みたいなのを望んでいるのかもしれません。
恋愛ゆえに追い詰められて、恋愛ゆえに爽快感がある。この苦悩ループが物語のスパイスになっているんじゃないかな、と思いました。
あと、このへんは「未来日記」でも強く感じるのですが、いろいろ書きたいので後日。
 

ヤンデレは終わらない、いや、はじまったばかりだ●

東京では「病み鍋party」という、ヤンデレオンリーイベントも行われ、しかも11月にまたあるという話。元気なジャンルになってます。
ミステリー要素も強いですし、画一化せずに多様な表現の手法の一つになったら、楽しいだろうなーなんて思いつつ、今年のオタク世界の「ヤンデレ」の流れに浸ろうと思います。
 
あなたの好きなヤンデレキャラは、なんですか?よかったら教えてください。できればマンガ・アニメで。自分もいろいろ教えていただきたいです。
 
ところで、ずーっと前もちらっと書きましたが、今年は「破壊デレ」がくると思うんだけどなあ。どうかなあ。
 
〜関連リンク〜
ヤンデレオンリーイベント「病み鍋PARTY」(徒然なる読書の日々出張版)
ヤンデレONLY同人即売会『病み鍋PARTY』レポート(突撃!同人イベント特攻隊)
『病み鍋PARTY』行ってきたデスぅ。壱 (麦×罰の人形者な日々)
いずれも「病み鍋」のレポ。行きたかったなー。
綺麗な目の女の子は好きですか?
某少佐風ヤンデレコピペ(徒然なる読書の日々出張版)
アン中尉殿は本当にヤンデレが好きだな!(ほめ言葉)。目についてはとても面白いので、ちょっと考えてみよう。
ヤンデレの俯瞰図(亡国データバンク日記)
新ジャンル「自称ヤンデレ」(偏読日記@はてな)
フィクションは、フィクションです。あくまでも。

拍手レス

>5:13 エロゲですか… ニトロ作品のプレイ歴がなければ、「月光のカルネヴァーレ」あたりが旬かもしれません。
>5:21 ハードボイルド系で、エロくはないですけどねw 主人公をキョンのなかのひとが演じているという噂です。
>5:25 エロをお望みであれば、ゲドマガっぽい展開のシルキーズ「姫騎士アンジェリカ」が人気の模様です。

ニトロ評判いいですねー。いずれやってみようと思いつつ、デモンベインをまだやっていません。世界観と熱さ、燃えの部分でイイ!という話はよくうかがいます。やるべきか!
エロゲーはエロだ!と思う自分は、「sexfriend」とか大好きです。というかやったことあるゲームの幅が小さくてあんまり知らないだけなんですが^^;
 
>8:09 ヤンデレといえばカテジナさんが真っ先に浮かんできてしまいます。マンガじゃないけどw

ガンダム!Vはいろいろよい描写多かったですねー。これがぼくのお母さんですとか。ところでVガンといえば「いけいけ!ぼくらのVガンダム」の、アッガイファイトを思い出して仕方ないのですが、ってVですらないですね失礼。
 
>12:44 「かしまし」が終わりました。良い終わり方だったと思います。しかし、これから遊生丸分をどう補充
>12:46 したらいいのやら、遊生丸先生にホッと一息ついて欲しくもあり、はよまた何か始めて!と言いたくもあり
>12:53 複雑な心境です。いっそプロフィールにあるBLとやらを探してみようかとすら思ってみたり…とり
>12:56 あえず、気もそぞろに5月末を待とうと思います…でもご当人BL描きの話題はあまり表立っては言わ

返事なくていいです、と書いてあったのですが、自分も気になるのでついついとりあげちゃいました。すいません。
桂遊生丸先生の絵が見れるだけでも幸せを感じる遊生丸信者としては、これが終わるのはなかなか寂しいものがあります。BL作品はゼヒ見てみたいものです。うーん、かなりお忙しかったでしょうし、次回作が出るまでのんびりと待ちたいところですが、実のところはぶっちゃけ早く新作が読みたいヨ!
できれば、オリジナル作品読みたいですね。心情描写豊かなのをひとつ!
 
>17:47 *93の『朔夜』は『咲夜』ですよ。
あちゃー、すいません、直しました。刺されてきます。