たまごまごごはん

たまごまごのたまごなひとことメモ

バスケ鬼監督の、宮下さんへの思いをぼくは信じたい!「みつどもえ183卵性」

いやー、今回すばらしかったですね。

宮下の健康美!
宮下の魅力はやはり「ウザさ」に加えて脚だと思うんですよ。
バスケで鍛えられた、しなやかで一人だけ大きい身長にそったすらりとした少女脚すばらしい!
ひきしまったおしりすばらしい!
ぽっちゃりさんが多い(幼児体型ひとは、隠れぽっちゃり吉岡、おしゃれぽっちゃり杉崎、雌豚みっちゃん、ふたばはマッスル)みつどもえの中で、一人飛び抜けて洗練された体躯。それが宮本さん!
 
間違えました。宮下さんです。
 
そこにきて今回新たな魅力発掘。

わき!
宮下わきです!
いやあこれはすばらしい。わきに手をそっと、触れるか触れないかの位置で添えたい。
おそらくひしっと引き締まったわきなのでしょう。
こんな彼女が活発に動きまわることを想像するだけでぼくはもう・・・ああ。
 
宮下フリークスとしては久しぶりの宮下回ということで大歓喜しながらチャンピオンを買ってきましたが、読み終わって大困惑。
宮下好きで困惑したのは自分だけではないと信じたいくらい・・・いや自分だけかもですが。
というのも、「たまたま今回だけ偶然『みつどもえ』を読んだ人がいたらびっくりしそう」な展開だったからです。
逆に言えば「初期から読んでいる人にはそれほど気にならない」ということ。
ちょっとそのへんつついてみます。
 

●うざ下さん●

宮下はうざい。
これはもう定着したキャラ真理になっております。
「どこがどう」というよりも、もうこれはキャラ付けの問題なので、「宮下さんはウザいかわいい」と割り切った方が楽しいのがこの漫画であります。
特に三女さんを含めて、「宮下ウザい」というのはある意味「いじり」になっているので、周囲全員の共通認識化しています。

そんなうざ下さんから、こんな言葉が出ると、ちょっとこう……惚れませんか?
惚れるよねー。ですよねー。
かわいいよー。

 
基本的に彼女がウザいのは悪気がありません。
みつどもえならではの「勘違い」と「すれ違い」の賜物・・・だけではないですね。よけいなことしすぎるせいでもあります。が、悪気は本当にないです。

三女さんのスカートがめくれないように頑張る、という意味の分からない行動も悪気はないです。
が、どう考えてもうざい。吉岡は突っ込むことすら出来ません。
これが宮下クオリティ。
 

●宮下の崩落●

ところが今回、色々あってえらい宮下怒られるんですよね。

名物、「鴨橋オリオンズ」鬼監督。
宮下に対して今回死ぬ程厳しい上にドライです。
そのドライっぷりはとどまるところを知りません。
まーそこが笑いどころなんですが。ところが展開を見ていくとこれが意外とヘビー。
バスケ部のレギュラーとしてキャプテンとして、あんなにも(例・メンバー募集、マスコット作成等)頑張っていた宮下ですが、最終的にレギュラーから外されてベンチ入り!
えっ!
いやっ、確かに宮下はうざいよ?!
宮下のアホさは今回すごかったよ!?
でも、レギュラーから外されてそこで終りって、キツすぎない!?!?

しかも追い打ち攻撃つき!
何が起きたのかは実際よんでもらうとしても、この展開は「アイラブ宮下」な人には相当キツいはず。ぼくとか!
えっ、えっ、宮下あんなに純粋に頑張ってたのに(間違ってたけど)レギュラーに戻れないの!?
 
と、ここで慌てないのが多分一巻からの、あるいは「子供学級」からの「みつどもえ」ファン。
そもそも「みつどもえ」は「萌え」漫画ではありません。いや、「萌え」は山ほどあります。のりお先生の絶妙な混入マジックによって。
しかし「萌え」だけじゃないんですよね。「みつどもえ」はぶっちゃけ「毒」漫画です。
特に「子供学級」の頃や初期「みつどもえ」は、割とばっさりとたたき切ったようなガッカリネタ、取り返しのつかないネタもたくさんありました。
その「だめじゃん!」という突拍子の無さが適度な毒になって、「かわいい」だけに収まらないのが「みつどもえ」の面白さです。
 
その流れを考えると、今回の宮下の取り返しのつかなさ、救いのなさはある意味許容範囲内の「毒」ではあるんですよね。
そういう意味で、「初期から読んでる人はそんなに動じないだろうなー」とは思いました。
 
しかし。
最近の「みつどもえ」は毒の分、「救い」と「成長」もテーマとして含まれています。
その「成長」が宮下にないのが、こう、宮下ニアンとしては、歯がゆい!
確かに宮下ウザいエンドは面白いけど、ちょっとだけでも成長してウザく終わって欲しかった!
……いやいやまて、オチツケ。
ここしばらくの作風を考えると、のりお先生がそんなホオリ投げだけに特化するだろうか?
もう少し掘り下げてみます。
 

●監督は何を見ているのか●

鬼監督、実際鬼です。
本当にバッサリと宮下をレギュラーから切ります。
今までもそういえば蹴っ飛ばしたりしてましたね、宮下を。
なので、厳しい監督である、という認識は間違っていないと思います。
 
しかし、今回の件よく見てみると妙なんですよ。
監督出番多いんですが、やたらと宮下に固執しているんです。
まあ、さっきの「ディフェンスのキレがないぞ」は部活中の言葉なのでありうるとして、このコマです。

クラスのバスケットの練習を、終始見ているんですよこのコーチ。
ちょっと、いや、かなり特殊ですよね?
わざわざ、クラスで遊んでいるだけのバスケを全部、時間を潰して見に来ているんですよ。他にもたくさんの子がバスケ部にいるというのに。
 
ようするにこれ、監督は宮下のことものすごい気にかけているんですよ。
そうでなければ、顧問としてここまでしません。宮下にばかり厳しい言葉をかけるのも、宮下ばかり注意するのも、やっぱり特別。
宮下がバスケ部のキャプテンなのに、何故そんな簡単にレギュラーから降格になったのか?
その鍵もここにあると思うのです。
 
宮下は以前、6巻で「ディフェンスの鬼」と呼ばれていました。
チーム内で呼ばれていた、というしょぼさが笑いどころですが、今になってこれ光ってくるじゃないですか。
もし仮に、「ディフェンスの鬼」とチーム内で命名したのが監督だったらどうでしょう。
監督「宮下、お前やるじゃん。このチームの、ディフェンスの鬼だな!」とか言っていたらどうですか。
ディフェンス力が落ち、練習がきちんと出来ていない宮下を見た監督のこの制裁は、ひょっとしたら「宮下お前、一歩ここで踏み出せよ」というムチなんじゃないか?
 
まあ明言されていないので、これ以上は言えないですが、少なくとも監督は「宮下を無視」していない「見ている」んです。
だから、今回は確かに宮下に救いはないように見えますが、実は宮下にとって重要な成長の一歩のフラグなんじゃないか、と思うのです。
 

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だ、だめだ、宮下の話になると、感情的になっていけません。
好きなんだよ、宮下がすごく好きなんだよ。彼女は自分で育てる子として見守りたいんですよ。
 
まあおいといて。
今回地味にいいなーと思ったのはみっちゃんでした。

みっちゃんは嘘のつけない子です。嘘をつこうとすることのない子です。
だからこそドSっぷりとわがままが暴走するデメリットもありますが、逆に言えば彼女の言葉って全部本心じゃないですか。
そこで「こっちは宮下がいるんだから楽勝よ!!」ですよ。
バスケのキャプテンをやっているから、という理由はもちろんありますが、こう言われて嬉しくない子はいません。聞こえてない宮下はアホです。
しかしこのみっちゃんは、愛しいじゃあないか。宮下がせめてこの言葉に気づいてたら、また変わったんでしょうね。
もっとも気づかないのが、みつどもえ流。
あとはここですね。

おがちんノーパンは継続中だったんだ!
そしてそれを加藤さんがディフェンスし続けてたのか!
どんだけだよ! もうあれからだいぶたつよ!
加藤さんのおがちん愛は、ひょっとしたら佐藤君愛より深いんじゃないかと邪推してしまいます。ってか深いですよね。
がんばれ加藤さん。
 

 
みつどもえ 1 (少年チャンピオン・コミックス) みつどもえ 2 (少年チャンピオン・コミックス) みつどもえ 3 (少年チャンピオン・コミックス)
みつどもえ 4 (少年チャンピオン・コミックス) みつどもえ 5 (少年チャンピオン・コミックス) みつどもえ 6 (少年チャンピオン・コミックス) みつどもえ 7 (少年チャンピオン・コミックス)
みつどもえ8巻発売中!
 
Made in USSR : みつどもえ183卵性 今さらそんなの気にするの!?/春の宮ちゃん祭り

今回は全50コマ中42コマ(84%)に宮下さんがいるというスーパー宮下さん回でした。ストーリー的に少しは報いられても、とは思いますが、嬉しい回には違いありません。

Made in USSRさんの考察はいつも読みながら目ウロコなんですが、今回のこの統計には驚いた。すげえそんなとこ数えてるんですか!?
どおりでぼくが嬉しいわけだよ!
 

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イカちゃんアニメ化おめでとうーーー!!!
しかし、「みつどもえ」のアニメはなんとなくイメージわきますが、イカちゃんのアニメはどんなテンポになるのか見当がつきません。特別なテンポすぎて。
とりあえずあの触手がうねうね動くことを考えるだけでぞわぞわしますね。
個人的にイカ娘のかわいさってだと思っているので、そこをどう描いてくれるかが楽しみです。また脚かよ。
あとは栄子がどのくらい、空気の読めるいい感じのツッコミになるか楽しみ。正直栄子みたいな子を恥ずかしがらせたいです。
 
で、「ケルベロス」の世々さん、どんどんいいキャラになっていく。盲滅法に強いのもかっこいいですが、やはり上半身は厚着のドテラマフラーだというのに下半身はホットパンツっていうこのギャップのエロさ!フクイタクミ先生は奇才か。しかもその太ももがむきむきなのがよくてねえ……なんかこんなことばっかり書いてるとどんだけ脚フェチかと言われそうですがぶっちゃけ脚フェチです。あとなぜフクイタクミ先生の描く泣き顔の女の子はこうもかわいいのか。S心をくすぐるのか。困ったもんだ!
で、「ハンザスカイ」はここで藤木さんのヒロイン節炸裂ですね。半座の成長と心の入れ替わりにあわせて、ヒロインがヒロインとして機能しはじめる上に、ライバルたちが登場してくる。これは熱い、熱いよ! 「どなりつけてくる奴もいれば、心配するお人好しもいれば、道を照らす奴もいる」の台詞で、ああ、あいつちゃんと友人の位置になったんだ!と驚いたりにやけたりしました。うまいなー。新キャラの佐倉さんがどう機能するのか気になります。ちなみに今のところ、藤木さんみたいな激強い女の子萌えな自分ではありますが、番場先輩が一番好きです。
 
どちらも単行本は5月7日発売
やった、はやい!!!
好きでたまらん作品なので今から楽しみです。
 

私立桜が丘高校軽音楽部日記

さっそく「けいおん!!」の記事ですごいのがあったので紹介。
 
「けいおん!!」EDのファッションを手持ちの服でなんとなく再現 - arittakeの日記
 

以前「EDの衣装がよく分からない」と書いたのですが、そしたら解説どころか「手持ちの服でそれっぽい雰囲気にできないか」を再現してくれたサイトさんがありました。
この再現度が、新たに買い足したわけではないのにそれっぽくなっているという面白さ!
つまり、去年・今年あたりの普通の女の子の衣装をうまく組み合わせて魅せているというのがよーくわかります。
特にムギのはすごいですよ。そのまんま。そういえば昨年同人誌の「小学6年3組」を作る際に女の子のファッション研究をしたのですが、マリンルックは確かに流行りでした。
最初見たとき「80年代?」と思ったのですが、逆に言えば今は80年代の衣装をうまーく、かわいらしくアレンジしてファッション化している、と捉えられます。澪の服の柄だけはあえて80年代チックにしている感じはしますね。
ちょっと興味湧いてきたから、久しぶりにファッション誌買ってこようかなあー。
どうしても街中で女の子を見るのと、自分で買って着てみるのではやはり感覚違いすぎるので、とても勉強になる記事でした。
これ、上手く着こなせば、コスプレとは分からずにうまく街中にそのままいけちゃいそうですね。
 

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くず☆です・生
以前もうちのサイトで「くず☆です」の紹介をしたことがありました。あれはDJイベントで、アニソンや特撮ソングを延々とオールナイトでリミックスするものでしたが、今回は本人達が生バンドでやるということなので、ご紹介。

初期衝動性に富む若人ならともかく、もはやいい歳こいた中年が恥ずかしげもなく「けいおん!」に影響うけまくった挙句「俺達も楽器やってみね?」的なゆとりマインド全開になった末におめおめと戻ってまいりました。
つまり今イベントのきっかけは「アニメの中の女子高生がバンドやってる姿が楽しそうだったんで僕らオッサンも真似してみちゃいました〜☆」です。
どう控えめに見積もっても20年は遅すぎた感が否めませんが、それもまた「屑デス」クオリティ。

うふふ。
そういうの、大好き!
昨日高校生の方の熱い意見を見て、湧き上がるものがあったんですが・・・アラサーアラフォー世代よ、ちょっと熱くなっちゃってもいいんじゃね?!
ぼくは何においても、全力でやるのが大好きです。
このメンバーの中に友人もいるのですが、彼らが冗談半分でいいつつも、ガチで毎日会社から帰ってきて2時間練習しているのを知っているので、これは応援するしかない。
がんばれ「おっさん『けいおん!』」バンド。
ぶっちゃけ東京に住んでいたら、自分もおっさんバンドの一員として混じりたかったくらい。……パートが埋まってるので、なんだ、サックスとか?(いりません
 

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クリック超推奨。
これ……3DCGじゃなくて手書きなんだぜ……。
けいおん!」愛と「楽器機材」愛が感じられるすごいイラストです。
 

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今日はじめて知った一輪社さんがすごすぎて言葉にできなかったのでとにかく紹介。
えーと、合う合わないの強烈な作品だと思うので一概に「すごいです!」とは言いづらいんですが……「つかさ」という言葉に色々反応する人には見てもらいたいです。人によっては落書きのように見えるかもしれませんが、どこかで心のフックに引っかかる物があった人は飲み込まれる作品だと思います。自分はこれをジャンル分け出来る能力を持ち合わせていません。
もう言葉で言うのが無粋な気すらするんですが、あえていえば、「つかさ」を記号だと言い切っているにもかかわらず、その「つかさ」と同一化して感覚を描いているからすごい。
ちなみに他の絵を見ていただけると分かりますが、緻密でリアルなタッチの絵も描ける方です。だからこそ……これ描けって言われても描けないよ。ほんとに。
 
関連つかさは「存在」「現象」「文字」そして「ブレイクビーツ」
TsukasaRecords
 

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今日のtogetter
Togetter - まとめ「佐藤竜雄氏と椎名高志氏による、監督業は大変なんだトーク。」
機動戦艦ナデシコ宇宙のステルヴィアなどの監督佐藤竜雄さんと、椎名高志先生のやり取り。
アニメ化をする監督業がいかに大変なのか見えてきます。なんか胃が痛くなりそう。
 

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今日のアリス。
俺得です。興味ない人は見流してください。

まー何回か紹介しているのでご覧になった方も多いと思いますが、今日はちょっと体調崩していたので布団の中で読み返していました。
写真の量もさることながら、解説がものすごく面白い。なので小出ししていきます。いっぺんにだすと勿体無いし、ネタ切れしますし。
 
昨日はキャロルが少女のヌードをたくさん撮っていた(親の許可の上)のにもかかわらず、廃棄してしまったもったいなさについて書きました。でもそれが勿体無いのは資料的価値としてもそうですし、完璧主義なキャロルの性格からしても、どのような構図のどのような少女が写っていたか考えるだけでも本当に勿体無いとしかいいようがない。
しかし、このへんヴィクトリア朝時代の歪みが関係してくる、という話。
まあそうじゃなくても「少女の裸の写真を撮る」というのはスキャンダラスになってしまいがちですが、キャロルの話ちょっと違うんですよね。

お子さんたちは神経の細い子だから、脚をさらすことさえ頼まないつもりだと前もって断っておいた。だから彼女たちがいくらでも脱ぐことに応じ、裸で走りまわっていいと言われてすっかり喜んでいる様子だったのには、私は驚いてしまったし嬉しかった。

キャロルは人間嫌いで、かつかなーり繊細だったようです。
だからこそなのかな、少女達が自由に走り回る姿に「生」の感動を得た可能性はちょっと感じます。少女性愛はひとまずおいておくとしても、なんらかの感動があったんだろうと。だから「裸は少女の素晴らしい衣装」だと認識したんでしょう。
ところがヴィクトリア朝時代って非常ーーーに抑圧的な文化が発達していて、性どころじゃなく、この本では「偽善」とすら呼ばれる領域になっていた、と書かれています。
面白いことにたとえば。
「脚」について語るのはセクシャルである……うん、まあ分かります。
ところが「テーブルの脚が『わいせつ』であるからペチコート風の布でおおわれた」とまでなるともう笑い話。でも実話。
こんな中でキャロルが少女ヌードを撮って宝物にしたとしても、それをきっぱりやめたのは仕方の無いこと。
ヌードを捨てたのはこういう抑圧的文化の「偽善」に捕らわれたから?
どちらかというと、キャロルの言動を見ていると「迷惑をかけてしまう」という思いのほうが近かったのかな、と思ったりします。彼もまた、純粋な少年の一人なのかなーとか。
そういう目で「アリス」を見ていくとまたちょっと面白い。
 
とはいえキャロルの写真にまつわる話はまだたくさんありますし、少女達に送った手紙も面白い。そしてヴィクトリア朝時代にあった闇の部分も興味深いので、小出しにしながら整理してみようと思います。