たまごまごごはん

たまごまごのたまごなひとことメモ

ワールドカップと商標についてしらべてみた。

テレビでネプチューン飯島愛が、ツンデレ喫茶レポートしててビックリでした。たまごまごです。今日マガジン読んだら、「さよなら絶望先生」で可符香がツンデレ喫茶に働いてて二度びっくり。有名なんですね、ツンデレ喫茶。テレビの方なんですが、タバスコ入りの特製ドリンクはさすがにキッツそうでしたが、名倉の女装に比べてばまだまし、という感じでした。♪名倉ーはーガイコーツー。
 

  • 問・次の広告文を添削しなさい。

「ガンバレ!ニッポン!ワールドカップ応援フェア。
 君も青いサムライだ!(サッカーボールの絵)」

「ガンバレニッポン」日本サッカー協会の商標登録なのでつかってはいけません。
「ワールドカップ」はFIFAの商標登録なのでつかってはいけません。
「青」「サムライ」を連想させるものは、サムライブルーの商標権に触れるので使ってはいけません。
サッカーボールの絵は商標権にふれるので使ってはいけません。
 
おおげさに書いたようにみえますが全部本当の話。
札幌のお店をみても、FIFAワールドカップを応援している店はとても多いものの、「ワールドカップ」という文字がほとんどありません。時々「ガンバレサッカー」と書いてある、ちょっと苦しい文字合わせのポスターが見られます。
FIFAと日本サッカー協会はなんかしてるんでしょうか?しらべてみました。
 
そもそも商標とはなにか。
めちゃくちゃ簡単にまとめてしまうと、絵・文字・記号など、何かを表す物を自由に使える権利のことのようです。持っていれば、他の人が使用したいときに、お金を取ることが出来ます。
国際商標登録特許事務所
こういうところで、商標登録を申請するみたいです。
例として「ガンダム」を使ってみます。ガンダムの絵の入ったものを勝手に使うのは当然ダメ。ガンダムのおもちゃを作って売るのもダメ。「ガンダムが好きな少年」みたいな小説の題名もダメ。「ガンダムっぽい何か」みたいな商品を売ってもダメ。「ガンダム応援フェア、本日パン100円」みたいに、無関係なものなのに客寄せにつかうのもダメ。まあやらないけどね。
ガンダムだと「まーしゃーないかー」って気にもなります。しかし、全部これを「ワールドカップ」に置き換えるとやっかい。
「ワールドカップが好きな少年」ダメ。「ワールドカップっぽい」ダメ。「ワールドカップ応援フェア」ダメ、ということになります。
んじゃ、どこが「ワールドカップ」の商標権をもっているんだべか?
 
実はこれだったりします。
初光酒造が1969年に商標を出しています。まごうかたなき、まったく関係ない日本酒ですネ。
FIFA(国際サッカー連盟)は、2002年に「FIFAワールドカップの商標侵害だ!」と、特許庁に取り消しを求める、なんて事件がありました。もっとも、先に日本で登録したのは初光酒造なんで、盗人たけだけしい、って感じになっちゃってます。特許庁は、「登録当時、日本でFIFAワールドカップは有名ではなかった」ということで、それをしりぞけています。
 
特許電子図書館
ここで、日本で登録されたすべての商標を検索できます。
ためしに「ワールドカップ」で検索してみる・・・ぽちぽち・・・。
権利もっているのは4つ出ました。
・FIFA
・株式会社大石膏盛堂
・株式会社ワ−ルドカツプ
・トーコー・アーゲー
結構あちこちがもっているんですね。ってかトーコー・アーゲーってどこだ?
こうしてみると、他の三つの会社+初光酒造も、「ワールドカップ」という言葉には権利があるわけですね。使ってるのを見かけたら、訴えることもできるわけです。もちろんそんな事件はありません。
実際検索していただけるとわかるのですが、FIFAは何度も登録しています。こだわっているんですねー。
なぜかというと、いうまでもなく「お金」がからむからです。
 
それだけ言ってしまうと、ちょっとがめつい感じもしますね。
しかし、世の中そうもいってられないとも思い、しらべてみました。
日本サッカー協会、日本代表ユニフォーム模倣品に注意喚起
日本サッカー協会の記事。さすがにこれはちょっとどうよw
ある程度はとりしまっておかないと、氾濫しまくって第三者がお金をふところに入れることになります。権利は守らないとけいないのは事実ですね。
日本代表とレッズのエンブレムをお願いします。
根本的に勘違いしてる質問。著作そのものもおかしてますね^^;
子どもの意見かもしれないけど、スポーツ系アイテムは線引きしておかないと、ぐだぐだになる気がします。
他の商標と同じように、ある部分は権利を守るのは当然だよなー。
 
FIFAや日本サッカー協会は当然の権利を訴えてるわけですが、新聞やニュースでどうしても話題にのぼってしまいます。
W杯応援看板 方言でクリア/鹿児島市の商店街南日本新聞
「W杯やそれを想起させる表示」ができない、ってのはやはり問題ありますネ^^;「ワールドカップ」っていったって、他の種目でもあるはずなのに、FIFAが「ダメー」っていうわけだからたまりません。「日本代表」なんて色々な意味にとれるんですけど、ダメです。サッカーっぽいのや、日本とドイツの国旗すらだめなんですね。なーんか権利の居場所がずれてきているような?
あ、「キバレ日本」はいいフレーズだなと思います。札幌だと「けっぱれ日本」とかになるんでしょうか。
 
商標「サッカーW杯」ダメ/独裁判所、一般使用認める(NIKKEI NET SOCCER@EXPRESS)
会場のドイツでは、FIFAの独占は裁判で禁止されました。「FIFAの主張は、バチカンがイースターやクリスマスを商標だと主張するようなものだ」という意見もあったようです。四国新聞)これだけ一般化するとそうでしょうネ。むしろ、「ワールドカップ」という語句だけでは、お金とりずらいと思います。
日本でもむしろ「ワールドカップ」の言葉をつかっていくことは、そのものも盛り上げるし、FIFAへの商業効果もある気がするんですけど、どんなもんでしょ。
 
オマケ
「ガンバレ日本」事件
さすがドクター中松。「ガンバレ日本」という言葉自体、ただの応援の言葉なんですけどねー。登録されちゃってるらしいです。
イングランド対スウェーデンのチケットが。
チケットのやりとりについては詳しくしらないですが、こういう話もあるということで。
一般化された商標一覧
「アーモンドチョコ」「しゃぶしゃぶ」「セロハンテープ」なんて登録されてたことに驚き。「テトラポット」はaikoの歌で事件になりましたねー。
アサヒビールの「イナバウアー」登録事件
これもちょっと、やりすぎた感がありましたねー。ちなみにちゃっかり登録されていたりします。「イナバウア」「イナバウアー」「イナバ・ウワー」。最後のはちょっとお茶目w
 

蔦子さん、にげてー!!

元ネタはコレ。なんていうか、幸せそうだよね、これはこれで。

コメファイターかっこいいよね。