たまごまごごはん

たまごまごのたまごなひとことメモ

バグダッド電池についてしらべてみた。

歯医者さんで寝そべるときって足どうしてます?たまごまごです。自分はなんかつっぱっちゃいます。スリッパ落ちそうやねん。
6月19日の「長ネギLoituma」日記、誤字多かったので直しました。なんだよ「Lotiuma」て^^;
 

  • 「バグダット電池」


最近の電池って安いんですねえ!アルカリ10本入りで200円ですよ。100円ショップで4本100円でしたが、さらに安い。つい写真も撮りたくなるってもんです。後ろの「さなぎさん」はサブリミナル効果です。
どこかでものすごい量産されてるんでしょうか?昔はアルカリっていうと高かった気がします。
さて、電池といえば、1800年前後にイタリアのボルタが作った、というのが通説ですが、どうもそれより前にも電池があったという話を聞きました。名前はバグダッド電池」。なんぞや?ってことで早速しらべてみました。
 
バグダッドMAP
バグダッドといえば、国防省やモスクもある、イラクの首都です。正式には「バグダード」という発音が近いそうです。ペルシア語で「神の贈り物」。なんともステキな地名じゃないですか。
その歴史の古さたるや、実にメソポタミヤ文明の昔、西暦前9000年にまでさかのぼります。紀元前9000年ですよ!日本にはまだ人間すらいないのではないかと思います。そんな時代から、稲作を始めていたという、世界最古の文明の生まれた場所です。人間の歴史と同じ時代をすべて見守ってきたそんな街が、今は戦火のまっただなかという皮肉・・・はまた別の話。
そんな発展した土地、バグダッドのホイヤットランプファ遺跡から、1936年、不思議なツボが発掘されます。なんだかかけ声みたいな遺跡ですネ。
 
実際の写真(パナソニックより)
紀元前250年くらいのものだそうです。
写真だけみると、どう見てもただのツボです。アラジンが上から飛び乗ってパックリと壊しそうな雰囲気です。
おいおい、こんなんで電池て、本気ですかしら?このツボから電気が飛び散っている光景を思い浮かべるだけで、童話かマンガみたいです。
 
ちょっと電池そのものが電気を起こす仕組みをまとめておきます。
乾電池の構造の仕組み
えーと、ごじゃごじゃしてるな!難しい^^;
簡単にまとめると、イオンをそれぞれ異なった金属に移動させる仕組みで起きる、ってことです。もっと簡単にまとめると、塩みたいのが溶けたものに、二枚の違う金属板をさせば、電気がおきるってわけです。
もっと簡単にしてみます。
電池を作ってみよう
こんなぽっちで電気おきます。レモンとかに別々の金属さすだけでも電気はおきます。ずいぶんとカンタンな作りなもんですネ。ここまでカンタンだと、なんだか昔の人でも作れるような気がしてきました。難しい電解液とか使わずに、ブドウ酒とかそそげばいいですねえ?原子やらイオンやら、そういう仕組みは、ぜんぜん発見されてない時代、ですが。
たまたま注いだら、ビリビリきちゃったー、みたいな?うーん、・・・それを応用するなんて誰も考えれるわけもないか、西暦前250年だし。そんなわけで、この「バグダッド電池」は、「こんな時代に電池が!?」と一躍有名になるわけです。
 
□太古の花瓶型電池 〜金メッキを作る魔法の箱〜
一番下です。実際に1970年代に、ある博士が同じツボつくって、バグダッド産100%ブドウジュースで電気起こしたそうです。いやはや、その再現度たるや。
実際に起きた電気は、0.5ボルトぽっち。しかしそのポッチがたいしたもんで、これで電気分解を起こし、金メッキできるそうです。西暦前に、電池を使って金メッキ。もし本当だとしたら、ツボに入れた金属が、引き上げると金に!って見えます。みんな魔法か神だと思いますヨ。
 
しかし、現実はそう甘くもないようです。
バグダッドの古代電池
どうやら、電気はおきることはおきるんだけど、すぐ止まってしまってぜんぜん使い物にならない様子。
実は、電気起こすためには酸素が必要です。つまり、素焼きのツボを使うのなら、上は開けてないといけないわけです。しかし、実際にはアスファルトでフタをされていました。これじゃー、電気は一瞬おきて、サヨウナラです。
現在では、「これは電池じゃないんじゃないの?」というのが一般説のようです。
あーあ、なんだかがっかりだ。
 
しかし、んじゃこれはなんなんだ?って話です。普通のツボにしては、金属棒が入っていたり、妙な液が付着していたりと、どうもおかしすぎる。電池的なもっと発展したものか?
こうして、いわゆる「オーパーツ」(その時代にはありえないもの)という扱いを受けるようになります。
 
こっから先、わりとファンタジーになります。
これが何だったか、考えられるものを、二つほど説としてあげてみます。
 
仮説1・実は宗教用のアイテムなのではないか?
微弱な電流が単発的に出るだけなので、それを見せるだけのカリスマアイテムとして作られたものでは?という考え方。あるいは、何もおきないけど、なんとなく不思議っぽいツボってとこでしょうか、
仮説2・もっと突拍子もない、現在の文明では考えられないことがこのツボで行われたのではないか?。
 
興味はどうしても仮説2に行きますネ。何か別の文化が、この小さな空間で行われいたのではないか、ってのは、燃えますヨやっぱ!
小さな空間で、何かを創造する・・・となると、ぽんと頭に浮かぶのは錬金術。といっても、「鋼の」とか「武装」の方ではない・・・と思ったけど同じか?物質を金に変えたり、新しい物体を生み出したり、とかってやつです。
賢者の石
ハリー・ポッター」のとは、ちょっと違います。方向性は違うけど、「からくりサーカス」の「やわらかい石」の方が近いかも。金を生み出したり、不老不死を得たりするための、秘薬です。「賢者」は日本語訳なので、実は関係ありません。ファイナルファンタジーでいうところの、エリクサー
錬金術用につくられたアイテムなのでは?という説もあります。確かに金メッキすると、物体が金に変わったように見えちゃいますね。または、なんらかの別のものを作ったのでは、なんて考え方も一説としてあるようです。
まず、電気って考え方を捨てます。次に、この円形の空間でなにやらいろいろなものをまぜまぜして刺激を与えると・・・。
人工生命体ホムンクルスの誕生ー!!
あー・・・やっぱりなんかウソくさいなw

ただ、なんとなくですが、「電池」としての機能以外の何かがあったんじゃないかなあ?って感じはしてしまいます。その方が面白いし。こういうのって正体が明らかになってほしい反面、ナゾを論じ合うのが楽しいなあと思います。とりあえず、ホムンクルス製造説だったらいいなあ、と思います。よネ?
 
オマケ
ホムンクルスを本気で作り出す事を目論むスレ
後半ぐだぐだになってますが、途中途中がちょっと面白い。賛成にしろ反対にしろ、こういうのを考えること自体が面白いんだナ。