たまごまごごはん

たまごまごのたまごなひとことメモ

百合作品の本質

昨日のコメント欄より

アタシは「百合」を「ジャンル」ではなく「関係」と考えております。これはある女の子が友情以上の感情を抱いてしまったもう一人の女の子によって生まれる関係性で、ビアンは「性質」と考えていたので、アタシの中では「百合」と「ビアン」はもともと別物と思っていました。

はっ、そうか!
昨日は「百合の客体化」を延々書いていましたが、これで大事なことを見落としていたことに気づきました。外観や流れの差別化ばかり考えて、本質を忘れていた!
いわば、ミステリー小説のトリック部分にこだわりすぎて、心理描写や人間関係について忘れていたような。ダメじゃん!
少し自分の考えをまとめたいので、ハンパですがメモっておきます。そのうちころころ書き直すかも。
 
「関係」から「百合」という作品が生まれるならば、別に作品のテーマが百合じゃなくても百合的なモチーフが描かれた作品たくさんありますよね。それらの作品こそ大事にすべき文化なのか!とコメントを見て理解しました。
ちょっと分類にこだわりすぎたかも。もちろん分類してさまざまな作品があることを知ったり、接したりするのも大事だと思います。百合っ「ぽい」作品が増えることで土壌を育てることも大事ですね。しかし、それだけじゃいずれ空洞化してしまうか。音楽がジャンルわけにこだわりすぎたときにその成長が奪われてしまうように。
  
ちょっと「本質」「関係」「記号化」で考え直してみます。

性・本質

|・レズビアン作家によるレズビアン作品

|・レズビアンではない人によるレズビアンがテーマの作品

人間関係

|・百合としての関係がテーマの作品

|・友情と百合の境目の曖昧な作品

|・女性同士の絆を深く描いた作品

記号化

|・百合としてのイメージが挿入された作品

|・女の子がいっぱい出てきてイチャイチャする作品

|・世界観的に女の子だらけの作品(男性の消失化

うーん、うまくまとまらないなあ。
 
百合というジャンルの育成と、描かれる関係性の深化、二つとも重要だなーと思いました。ありがとうAB氏。おいら目が覚めたよ。
とりあえず何を言いたいかっていうと、もっと色々なよい百合作品がよみたいなってことです。 

こういうことです。