たまごまごごはん

たまごまごのたまごなひとことメモ

ネパールのヘビ伝説、補足

世界のヘビ神話について先日書いたやつの補足。その1その2。やけくそに長い記事で申し訳ないです。
ヘビが殺され、ショックで失神する生徒が続出
てっきり「ヘビに殺され」かとおもったらちがうでやんの。ヘビを殺したからだそうです。一瞬わけがわからなかった^^;
なんでこんなに騒ぎになるかと言うと、ヒンズー教におけるヘビが神聖不可侵な生物だから。つまり、殺したらおれたち呪われるよ!と錯乱してしまったようです。これ、案外笑えないですね。だって、日本でもあるでしょう、こういうの。ここまで濃くはないとはいえ。
 
ヒンズー教圏でのヘビはこのようにブッダを守っているのは以前も紹介しました(唐草図鑑
ヒンズーの神様「ヴィシュヌ」と仏教の「ブッダ」は、別のようで実のところ同一扱いされていますので、ヴィシュヌもヘビに守られているといってもよいようです。
ヒンズーでのヘビは、かの有名で大人気な「破壊神シヴァ」が首にまいてますね。中には頭上でとぐろを巻くものもあるようです。
シヴァというと派手に踊ってるイメージありますが、実はゾウの皮と数匹のへび、あとベルトがわりのコブラだけらしいですよ。シンプルファッション。

ヒンドゥの神々
シヴァだけではなく色々な神々が、ヘビもってますね。しかも装飾具ではなく、ナマモノです。コブラマフラーです。
これにはいくつかの説があります。

・天の水の象徴。ひいては太陽へのつながりもあらわしている。
・地下水脈や川の象徴。
ガンジス川(ガンガー)そのもの(頭からピューって水ふいてるやつ
・地上そのものを支えるという瞑想。
・永遠に続く輪。

日本でいうと、そうだなー、地鎮のための神社が破壊されて大騒ぎ、というところでしょうか。
たたりが!オヤシロサマのたたりが!という感じでしょうか。
もちろん、ヘビそのものを殺してすぐたたられる、なんてことはあるわけもないので、集団ヒステリーなんですが、これを笑うよりは、その思いを尊重することが大事だろうなとおもいました。郷に入れば郷に従う。
最近インド・ネパールは宗教がらみのヒステリーのニュースが多いので、旅行に行く際は迷惑かけないように気をつけようとおもいました。
 
ところで余談ですが、ゾウの神様ガネーシャとヘビの関係が面白いです。
このゾウのガネーシャ、ねずみにのって散歩していたんですが、急にヘビがでてきてびっくり。転げ落ちてしまいます。
そしたら、おなかがさけて、中からお菓子がぼろぼろと転げ落ちるじゃないですか。
そこでガネーシャはひらめいた。「んじゃヘビをベルトにしよう!」
ソレを見て「ぶぶっ」と月が笑ってしまいました。
なんだこのやろう!怒ったガネーシャは月にのろいをかけるのでした。
こうして、月は現在満ち欠けするようになったのです。めでたしめでたし。
 
えーと・・・どこからつっこめばいいですか?
 
加えて、R日記そのにさんの追加情報が詳しくて参考になりました。ラドンは興味深いなー。温泉かゴジラしか思い浮かびません。
竜関連は、しらべたらすごい面白そうです。
 
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