たまごまごごはん

たまごまごのたまごなひとことメモ

文チラ

日本語で上手な文章を書くには:10の「べからず」はてブより)
えっ、これ日本人じゃない人がかいたの!?それにびっくりだ。あるいは客観的だからこそかけるのかな?
ものすごい皮肉(書いた外人の方はいたってまじめ)だけど、ものすごい的確な意見だと思いました。反面教師としても参考になりますが、同時に日本独特の文化の面白みとしてもとれるので、それぞれの判断におまかせいたします。とりあえず面白いワー。なんだか鏡見てるみたい。
もちろん、文章はドカーンと形を見せてわかりやすいのがヨイと誰もが思うんですが、日本はかなりチラ見せですよね。なかなか本体を見せない。でもソレが決して悪いことでもないと思ったりします。
 
ブログのタイトルは疑問形で書いた方がいい明日は明日の風が吹くより)

良く言うじゃないですか、第一印象は大事だって。タイトルで否定の感情を抱くと、先入観を拭い去ることないまま記事が読まれ、みんな反論とか書きたくなっちゃうわけですよ。ではどうしたらいいだろうと思って考えたことが、タイトルは疑問形で書いた方が良いのではないかってことなんです。

これなんじゃないかな?
「長くだらだらで結論がわかりずらい」、と書くと「日本人の話はだめだなー」とおもってしまいますが、その過程で相手の気持ちを考えようとするのが日本らしいいいトコだと思うのですよ。(他の国がそうじゃないってことじゃないヨ)
相手を非難するのが目的ではないので、曖昧にするじゃないですか、日本人。その曖昧さって、よくいえば「やさしさ」文化だと思うのです。
 
国語の教科書に「包む」というエッセイが載っていたと思います。過剰包装といわれる時代にはなったものの、なぜ日本人はそんなに包もうとするの?というお話で、ひいてはラッピングすることによる気遣いや、心そのものを感情むき出しにせずに「包む」文化なんだ、という話です。
体と心をわける西洋文化と異なって、日本は体が心を包んでいる、という考え方。大人が読んでも十二分に興味深い話です。
引用文 やまだようこ「包む」
 
日本人が隠しながら少しずつ見せることを礼儀としたり、それを美しいと感じるのは昔からの文化だと思いました。あんまり詳しくはしらないですが、ゆったりとした時間の中でチラッチラッと少しずつ描く「幽玄の美」なんかがそうなんじゃないかと思います。文学や絵画や音楽も、この方向の「チラ見せ」が、安心するんじゃないかなって。
 
つまり、パンツなんですよ(リンクは直接的には関係ありません)。アメリカーン的ベンベロリーンと見せるといまいちだけど、日本人はチラリズムに萌えるじゃないですか。
というわけで、文章もパンチラならぬ文チラするのが萌えなんです。いや、萌えてもしゃあないんですが。それがときに優しさにかわるのです!・・・優しさ?
いっつもパンチ・・・文チラだとさすがに疲れちゃいますけどネ。時にはっきりと、時にはゆったりと。それが「優しさ」を感じる文章かなと思いました。