たまごまごごはん

たまごまごのたまごなひとことメモ

新連載4コマに超ストレートな百合作品が伏兵に。

後藤羽矢子さんの新連載「プアプアLIPS」の百合度が壮絶でびっくりしました。
「まんがライフ」連載で、ほとんどノーマークでした自分。これ、植田まさしとかのいるマンガ雑誌ですが、若い層でも読みやすい4コマ誌です。竹本泉みずしな孝之なんかも書いてます。
 
さて、新連載の「プアプアLIPS」。もともとエロかわいいのが得意な後藤さんなので、今回もそういう路線かとおもったら、ガチ百合物でした。(以前も百合っぽい「ラブ タンバリン」(性転換物寄りですが)という作品が秀逸でした)
正確にはビアン物になるのかもしれませんが、まだ1回目なのでよくわかりません。でも、ほんわかコメディ路線にすすむのは間違いなさそうです。
 
簡単なあらすじ。
主人公の少女は「時給2000円」にひかれて、風俗かと疑いながら店を訪れる。
そこはなんてことはない、天然石の専門店だった。
時給に惹かれて多くの女性が集まっていたが、そこに現れた女性店長がこういう。
「わたし、ビアンですから」「もしかしたら恋愛感情的なものを抱くかもしれません」
超どんびきするアルバイト希望者たち。そして、主人公を残して全員帰ってしまう。
一人しか残らない状況のなか、少し天然で前向きな主人公は、そんなことは何も気にせずマイペースに店長に接します。
店長も「もっと時給高いほうがいいかしら?」と聞く位の人。
さてはてふたりの行方は・・・?
 
ギャグマンガのはずなんですが、とにかく、女性社員がどんびきするシーンが、あまりに痛々しくて切なかったです。
もちろんちょっと脅しみたいなのもあるのかもしれないけど、あっという間にいなくなった女性社員たち。自分がその立場だったら、確かに一瞬ひくかもしれないけど、この去り方は残酷すぎ。見ていてつらいシーンです。
だからこそ、主人公のマイペースさが信じられないほどかわいくみえるんですよ!
このふたり、ものすごくくっついてもらいたいような、でもある程度距離をとり続けるのが得策なのか?
4コマ界でリアルに描かれそうな百合作品の登場にワクワクしています。今後が楽しみ。