たまごまごごはん

たまごまごのたまごなひとことメモ

日本語であそぼ。ややこしや。

「美しい日本語話せないのに、外国語やっても仕方ない」「小学英語、必修不要」…伊吹文科相 (痛いニュース)
 
えっとネー・・・^^;
まず、この一言につきる。

483 名前:名無しさん@6周年[] 投稿日:2006/09/27(水) 21:42:07 ID:8sWPv5OQ0
つーか美しい日本語って何?

まあこれで終わらせるのもアレなので、私見。

理想論
・英語の授業(というか、海外理解の授業)をカリキュラムに入れる。
・国語の最低限のレベルをひきあげ、文章の読み書き能力を上げる。
・海外への理解と、日本を思う心の二つを育成するような道徳・社会・国語の授業に取り組む。
・意見交流のためのディスカッションの時間を増やす。
・インターネットを利用し、各国と交流を持つ。

 
グローバルですねー。ワールドワイドですねー。
いや、冗談じゃなくて、ほんとにできればいいナとは思いますヨ。
ひとつでも実現できるなら、それはその子にとって大きな経験になるはずです。
だが、しかしなのです。ネガティブなんじゃなくてどうにもならない現実もあります。

現実
・国語の授業数は、新しい授業の増加に伴いカットされている
 (各学校での総合学習の取り組み時間が増えてますね。学校によりますが)
・必修漢字の簡略化があったり、最低限レベルの読み書きができない子が増えている。
 (今は強化されてはいるものの、時間数不足でいっぱいいっぱい)
・英語の時間・・・いれるってことは何けずるの?
・ディスカッションになりすらしない学校が多い。とりあえず座れっつーのオマエラ。
・「社会」「国語」「道徳」にはすでに「愛国心」評価の入っている学校が出てきており、
 海外に目を向ける以前の問題で非常にもめている。
・ネットにつないだら荒らしたり荒らされたり。正直ネットは小学生には管理が必要。

できるんならね、やってほしいです。英語。
できないんですよ。
んじゃ国語削らないで、となるとしわよせがいくのは体育や音楽などの芸能科目。
それこそ、けずったら大事な「心と体の育成」ができませんヨ。
必修にすることは、今の現状を考えると首を絞めることにしかならないと思います。
 
海外に興味を持たせることは、他のあらゆる授業でも行えます。やろうと思えば。
だから、まずはそこからでいいんじゃないかな。総合学習とかで。
総合学習については色々思うところもあるんですが、いかんせん扱いが難しすぎるネ)
むりに新しいことどんどん増やすより、今必要なのは「過去にやってきた教育を振り返ること」だと思いました。
詰め込み教育は肯定しませんが、詰め込まないといけない知識も、あるよネ。
 
うちの文章は「美しくない日本語」なんだろうなー。
いいもん。グレちゃうもん。グレグレだ。昭和末期軽薄体でいいモン。モン。
でも読みやすくて意味の通じる文章になるようガンバリマス。
 
蛇足ですが、国語は「芸術教科」としての側面と「知識教科」としての側面をわけれればなーといつも思います。
文学に触れたり、文章を書く楽しさを知る、っていう部分と、
漢字を覚えたり、説明文をよんだり、っていう部分。
どっちも必要だけど、お互いノバランス保てないとぐじゃぐじゃになってしまうので、今後気になるとこなのです。
美術みたいに文学できれば、さいっこうなんだけどネー。
 
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「うざい」って言葉は凶器だな、とは思います。「死ね」も。まあ、言っていい言葉ではないネ。
ただ、この記事に関してだけ言えば「まだはやいよ。」。
すっぽんぽんでサバンナに放り込むのとおんなじ。準備は必要だと思いました。大人がが十年近くかけて、山あり谷ありで身に着けてきたことを、いっぺんに与えるのは必ずしもよくはないですネ。