たまごまごごはん

たまごまごのたまごなひとことメモ

打ち上げ花火、上から見るか?下から見るか?

さて、先ほどの自分のミスというか、観点の違いで非常にリンク先様にはご迷惑おかけしました。申し訳ありません。
しかし、反省はしていますが書いていること自体は最終的には同じ「治したい」という思いがあると思うので、後悔はしないでおきます。
むしろ、今回のことでわかったこともいくつかあるので、メモっておきます。
 
一つのエントリに対して、どのようなスタンスで読むかで大きく差異がでるんだな、ということです。
たとえば。
「Aという病気は今飲んでいる薬じゃ治るかどうかわからないよ。もうちょっとしたら個々にあわせた薬が開発されるよ」
という「真実」があって、それを2通りに捉えることができます。

ポジティブなAさん「おお、薬開発されているんだね。事実も解明されて、これからの発展が楽しみだ!」
ネガティブなBさん「うへ、まじで今飲んでる薬って効いてないの?まだ時間かかるの?今まで信じてたのに…。」

記事主さんはAさんのスタンスで書いていたわけです。
自分はBさんの読み方でがっくりきていたわけです。
もちろんポジティブな見方で、記事主さんのスタンスどおりに受け取るのが最善ですが、事実をBさんのようにネガティブな見方で読んでしまって、しかも記事を書くと迷惑がかかるよ、ということ。
 
ほんと申し訳ないんですが、でもせっかくなのでこのことをムダにしないで役立てるためにもちゃんとメモっておきます。
 
実際、こういう問題って多くあると思うんですよ。
顕著に出やすいのははてブ

ネガティブコメントが嫌というより、それが作り出す空気が怖い。(obacanの日記)

ブックマークする前、もしかすると記事自体を読む前にブックマークコメントを読むと、そこに漂う空気に影響されて、記事に対する感じ方が変わるかもしれない。特に「有名ブックマーカー」のコメントには影響力があるんだよね、やっぱり。僕も影響されることがある。「ははぁ、なるほどそういう見方もあるんだ」と。頭が悪いから、頭がいい人の意見に左右される。これは、特にその左右のされ方がネガティブなもののばあい、書き手からすると嬉しくない。

正直自分もかなーりブクマコメントに左右されてしまう人間の一人デスすいません。
読んでいて「ふむう難しいな」という記事がブクマ数多いばあい、ぽちっとなとブクマコメントを見るわけです。それで絶賛されていたら「この記事はすごいんだなー、うちもブクマしよう」となったり、「これはひどい」だらけだと「ひ、ひどいのか・・・うーむ」となったりします。
はい、これは非常によくないブックマーカーの一例です。反面教師にしてください。
逆に2ちゃんとかでもそうですが、全体の意見が一方に偏っているときに反論を出すのは、たとえ真実でもなかなか難しいものです。
 
自分がブックマークするのは「この記事はあとあと自分のためになる」というものだけにしてます。わざわざ批判するだけのためや気にかからない記事をブックマークして、自分のブクマ欄をうめてしまうのはいい気分じゃないですしね。
多くのブックマーカーさんも「これはひどい」で自分のブクマ欄を埋めたいなんて思っていないでしょう。やっぱり「これは面白いよ!」「これはためになるなあ」「これは自分の考えを刺激するなあ」「ん?ほんとうにそうかな?」と純粋な気持ちでブックマークしていくんだと思います。と信じてる。
自分は最近は、ブクマコメントを読む前に、よければポチっとするようにしてます。見ちゃうとどーしても流されるんですよ、よきにしろあしきにしろ。
とりあえず、他の人に「ネガティブな空気に流されないようにしようよ!」っていう前に、自分がそうならないよう、気をつけるところからはじめようと思いました。
 
自分自身が記事を書くときは、できるだけ「ポジティブ」に物事を捉えていこうと今回のことで思いました。
正確にいうと「事実は最大限最悪な事態も想定しつつ」「表現するときはポジティブで最善の表現を」
あ、オブラートで包むとかおだてるっていう意味ではないです。

1、まず、その人が書いている事実を真摯に受け止める。(どの角度からでもいい)
2、なぜこの人がそのような表記をしているのかを汲み取る。
3、心にぐっときた記事についてはそのよい部分、学べる部分をピックアップする
4、できれば自分の思いをいれて話を発展させる

実際、自分はアホなのでそんなにくわしいこと知ってるわけじゃないですしネ。
もし常にナナメに「ネガティブ視線」のみで記事を書ける人がいたら、それはかなり頭がいいか根性あることだと思います。それはなかなかできるもんじゃないですネ。
 
時にはそのどちらにもなれないときも、もちろんあります。

一つのことに「いろいろな視点」が有って、白と黒しかない・どれか一つしか正しくないという事では無い、という事を考えさせる事を目指しているものなのですから。いろいろな感じ方が有ってあたりまえですし、貴方の視点はあなたの視点として有って良いのです。
(コメント欄から)

今回の件は、本当に大事なことを教えていただいた気がします。本当にこの人のコメントを読むことが出来たのは幸いだったなあと思っています。
 
「エントリ」と言う打ちあげ花火を、一体自分はどこから見ているんだろうか?
横からだろうが下からだろうが上からだろうが、あるいは真ん中で一緒にはじけようが、どこからでもかまわないと思いますし、制限されるものです。
しかし、自分がどの位置からそれを見ているかは、しっかり把握しておかないと、祭りの人波に流されてしまうかもしれません。せっかくの花火も、ただの騒音としか受け取れないかもしれません。
さて、自分はどの位置から、今日のニュースを見ているのかな。
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