たまごまごごはん

たまごまごのたまごなひとことメモ

衆愚化されたネタをいかに料理するか

デジモノに埋もれる日々: 人気ランキングと新鮮味の関係 - 情報の伝達と、逆流する信頼ポイント(明日は明日の風が吹くより)

それを知るためには、情報の伝達に際して、逆方向の信頼 が生まれる
ことを理解する必要があります。すなわち、
情報は他人に「教える」ことで「信頼」を獲得できる
デジモノに埋もれる日々)

「衆愚化」という言葉自体いまいちピンときてなかったんですが、なるほど、みんな知ってて当たり前みたいな意味だったんですね。
しかも「メジャー」とは違う、あんまりいい意味じゃないことば。新鮮じゃなくて「ああ、しってるよ」的なものだと自分は認識しました。
 
はて、ブログもそうですが、「最新の情報を伝えて信頼を得る」というのはなんというか、「自分がやったことじゃないとムリ」って気もします。多分1,2分の分差ででてくる話題もあるでしょうし。
そういう意味では、エントリのリンク先にある内容にあるように、「これはみんな知っている」という情報の盾として情報を押さえるのは納得です。
 
自分も確かに、超大手ニュースサイトさんと呼ばれるところは新聞を読むようにして読んでます。うん、確かにここから何かを、ってよりは、こういうのは今話題なんだなあ、という感じなのかもしれません。読んでいる人の必然的な量も多いわけですし。
ただ、以前も書いたようにそこから発展して「コメント」がついてくると、同じ情報でもそちらに気持ちが持っていかれるのは事実。
また、情報の集め方や視点にその人の個性が出ていると、「この人は今日はどれをチョイスするのかな」と楽しみなのも同じく。
 
えっけんさんが書かれているように、「明日は明日の風が吹く」のように自分の思いをかなりの分量でつづったニュースサイトはほかにあまり見ないし、こういう形式のサイトが他にあるなら見たいなーと思います。
ニュースを知りたいというより、その人が何を選び、何に興味を持ち、何を考えてるのか、が面白いんですヨ。
記事ついて思考して書かれたエントリは、その記事自体がまた新しい意味でのニュースなわけで、「信頼ポイント」としては第一次ソースと変わらないと思ってます。
 
たとえば、映画でいうと「タイタニック」を映画評論家が今さら話題にしても別に興味わかないですが(衆愚化として)、「みうらじゅんが『タイタニック』と『パイパニック』について語る」とかだったらものすごい勢いで本を買って読むと思いました。
「衆愚化されたネタ」ほど、その人が「どのように調理するか」で面白さってすごい出てくると思うのですヨ。
みんな好きで、ある意味日常の当たり前の光景にあるラーメンも、「ここの店の味付けは同じラーメンでも一番自分にあっているんだよなあ」って。そんな感じでニュースサイトやブログを読みます。
 
昨日今日知った言葉について書けやしないんですが、「衆愚化」自体はたとえばうちのような好き勝手サイトだったらまず考えなくてもいいのかなーなんて思ってたりしました。
(先ほど書いたように、何がメジャーなのかはおさえておくのは役に立つとは思いました)
衆愚とかに振り回されるよりも、自分でどう思うのか、自分は何が好きなのかを必死こいて見定めようと思った次第です。
とはいえ、「これだ」と思って思いついた自己論や珍しいネタが他で、さらに上のスキルで紹介されてかぶっちゃったのを見ると、
・・・お兄様、おしっこ!(あわてて逃げる
気にしてないフリして案外やっぱり気になるモンですネ。