たまごまごごはん

たまごまごのたまごなひとことメモ

ヘッドフォン少女、行ったり来たり。

昨日の補足みたいな感じ。

萌えの「入口」としての無機物 〜これから時計っ娘がクる予感(終ワリノ始マリ)

本来男性には絶対理解しえない、絶対的異質な他者たる「女性性」を、理解・共感しうるものとしてこちら側に強引に引き込むための萌えの「入口」、それがヘッドフォン、銃器、甲冑、ヘルメットそのた諸々の「無機物」なんじゃないかというのが環の個人的な考え。

ははー、なるほど。入り口かあ。
無機物を身に着ける、という流れは、銃器やミリタリを経ていずれサイボーグやメカ少女に向かっていくと思います。「萌え」という観点では。そうしていく場合に「萌えの入り口」というのは大納得です。
 
ヘッドフォン娘はだいーぶ前から細々とあるジャンルのようですね。
ちょっと今回「アンドロイド・サイボーグ・メカ娘」から切り離して、そこだけ考えてみようと思います。

1、特殊な彼岸の存在である少女を、男性的視点に引き込むアイテム。
2、自分たちのいる場所から、少女を特別なものへと切り立つアイテム。

この二つの方向性があるかな?と先ほどのエントリを見ていて思いました。
 
起点はやっぱり同じだと思うんですよ。まず、「少女は特別」。男性から見ても女性から見ても、ですが、特に男性視点から見た場合は、ちょっと距離のあるものだとします。
1は、「男はこういうアイテムが好きだから、それを女の子に付けたらドキドキだろう」という考え方。これは銃器・ミリタリに続いていきそうです。このへんは別の機会にもうちょい書きたいなあと思いますが、描かれている女の子がかわいくて、男性が大好きな銃器や機械類を好いているという「中身がちょっと男の子」だと、「ナカマ!」という感覚が芽生えますよネ。
 
一方2は、少女の中の「少女性」が理解できずらいものだから、外界と断つ、という形で用いられる場合があります。マンガなんかで「こもる」子のアイテムとして用いられやすいかもです。
また、昨日も載せたやしちさんのイラストのように、はずすことで「近づいた」という、1と逆の感覚を得られることもあります。確かにね、音楽を聴いていて、こっち向いてないなら「別の世界」に溶け込んでいるからカベがあるわけです。
 
特別性を楽しむか、共有感を楽しむか。他の無機物+少女物でもそのへんでベクトル変わっていきそうですね。
 
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