たまごまごごはん

たまごまごのたまごなひとことメモ

あふれ出るひとはの母性、あふれ出るみつばの煮汁「みつどもえ176卵性」

ねえねえ、あのね。
女の子同士って毛糸のぱんつ見せ合ったりするものなの!?
もう、すげえ気になって仕方ないんですが。仕方ないんですが!

みつばもそうですが、杉崎までまさかナチュラルに毛糸のぱんつ自慢すると思わなかったから、僕の魂マックスハート
ガーターベルトがエロすぎるので、杉崎にも痴女の称号を与えたいくらいなんですが。
 
いやね、ここで「ぱんつじゃないじゃん、がっかりだよ!」という人の方が多いのは分かる。分からないでもない。
だがしかし、自分はスパッツとか毛糸のぱんつとかジャージとかをスカートの下に履いて、それをあけっぴろげに見せちゃう子が好きなわけですよ。
走っていて偶然見えた、とかもいいんですが、こうやって「いーでしょ!」って見せ合う…OH…何その桃源郷
当然ですが男にはぱんつ見せ合う文化なんてないわけで、こうやってスカートをめくりあげて「あえて見せる」という状況がどのくらい宝石のように煌めいて見えることか!
みつばが「毛糸のぱんつ見せてやるわ!」って言うのなら「みつばはばかだなあ」と笑って済ませるんですが、杉崎がやっているとなるとこれは説得力が増しすぎですよ…。
なぜぼくは小学六年生の女子に産まれなかったのか。
 

●ひとはの山盛りの母性●

今回の話、タイトルコピーに「丸井家のお母さんなんです」とあるように、ひとはの母性溢れるお話でした。
みつどもえ」にとって、丸井家母の話は諸刃の剣すぎるというか、非常に危険で核心に迫るテーマでもあります。なんせ今まで影も形も出てきていないわけで。以前ひとはが龍太に言いかけた台詞が匂わせた程度です。
そうなると「お母さん」の存在を一番意識しているのもひとはであることが分かります。
炊事、掃除、洗濯と家事全般をこなす彼女。みつばは手伝わない、ふたばは手伝えない(壊すから)という有様なのでひとは一人で全部こなしている、と考えていいはず。ちょっと…良い子すぎじゃないですか…。
 

まあ、こんなイタズラもしますが。
しかしこのコマ、よくよく考えてみると…「ちょっとしたイタズラ」じゃすまないですよね。
これだけのものを編むとなると、どエライ時間がかかるじゃないですか。
「みっちゃんの太り方を笑ってやろう」というネタにするだけにしては大掛かりすぎる。
そもそも、倹約家の彼女がそんな一発ネタのために毛糸を大量につかうわけがない。となるとなんらかの実用を意識して作っているわけです。
実際、このあとマフラーとして利用されています。
たぶんちょっとしたネタとマフラーの実用性を両立するために、これを作ったのではないかと推測。
 
そう考えると、今回の毛糸のパンツも非常に見ていてちょっとキュンとなりますね。

こちらはちゃんとネタじゃなく、みっちゃんが喜ぶように作っているんですよ。
このあとのみつばの喜びっぷりがかわいくてねえ…まるで子供のようにはしゃぐんですよ!
まあみっちゃん流の喜び方なので、その点は実際に見てもらうとして。
どうですか。ひとはがお母さん、みつばがその子供みたいじゃないですか。
ひとは、どうやら本気で今回は「みっちゃんが喜んだらいいな」という純粋な気持ちで編み物をしていたようです。
まあ、毒っけが完全に抜けているわけでないのも読んでみたらわかるのですが、それでもかなり毒は薄め、かなり純粋に「誰かのために作ろう」という気持ちが今回は全般にあふれています。
いいのよ。ひとはに惚れてもいいのよ。
正直今回かなりドキッときた…。
この調子で矢部っちのは作っているんだろうか…。
 

●みっちゃんハイテンション●

みつばは基本的に裏表がありません、つか裏表を作れるほど器用じゃありません。ダダもらしです。
なんだかんだいいつつ、すっごいひとはの作った毛糸パンツを見て「杉崎に見せに行くわよ!」となるくだりはもうめんこくて仕方ない。
これはねえ…ひとはがわざわざみつばを構う気持ちも分かる。確かに姉ではあるんですが、ここまでストレートに大喜びされたら嬉しいですよ。いじって嫌がる反応を見るのも楽しいけど、自然にニコニコと楽しむ反応を見るのも嬉しいんじゃないかしら。
今回「みっちゃんかわいいなあ」と思ったのはここです。

杉崎のカシミアの毛糸のぱんつを見て、この自信。全然揺らがないんです。
ひとはが自分のために作ってくれた、クローバー柄の毛糸のぱんつのことが、掛け値なしに彼女嬉しいんですよ。
なんてかわいい子なんだろう! この素直さがみつばの最大の魅力でもあると思います。
ひとはやふたばやパパが、みつばのことを何だかんだで信じているのは、彼女のこういうところが愛しいからなんだろうなあと考えると、「みつどもえ」が三つ子のマンガで本当によかったなあと感じます。
 
はて、「ひとはがお母さん、みつばが子供」という関係は基本的に変わらないんですが、同時に三つ子であるが故に、その逆も存在します。
みつばが姉、ひとはが妹である、という事実です。
 

●お姉さんとしてのみつば●

みつばは基本的にバカです。

いやいやいや、チクチクするだろ。
…みっちゃんのお尻に…毛糸が…チクチク…ウヒヒ…。
あ、うん。いや、置いといて。
これが引き金になって今回は事件が展開します。もっともひとははそれを知りません。
「杉崎に見せに行く!」とみつばが喜んだとき、ひとはも嬉しかったんだと思うんですよ。普通に小6の子供として、自分のプレゼントを人に見せびらかしに行くくらい喜んでいるのを見るのって、嬉しくない訳ないじゃないですか。
 
だからこそ、みっちゃんのちょっとしたトラブルで彼女も凹むんです。

ちょっとここまで凹むひとはって珍しいですよね。
 
そういえばひとはってかつて、「これが得意」「これは好き」「これが楽しい」というのを言うことが苦手な子でした。
ふたばや矢部っちに色々手を引かれて、少しずつ「自分が楽しいこと」を見つけ始めているひとは。ガチレンが好きだと激白し、興味のあることに対しては自分から話の輪に入るようになりました。「我関せず」のひとはから、自分に正直なひとはにちょっとずつ変わりつつあります。

今年の夏はね、まぁまぁ楽しかったと思います。まぁまぁ。「みつどもえ第105卵生」
105卵性より。
この頃はまだ、人を茶化すことはできても「自分が本当に楽しいと思えること」に挑戦出来ない、もっといえば自我を表現するのが苦手な子でした。
たぶん今回の編み物に関しては、彼女自身「本当に好き」なことだったんじゃないかなあ、と感じました。ちょっとみっちゃんを茶化しているだけには見えない。

だから、本気で落ち込みます。
この後、彼女がみつばを見て茶化すわけでもないので、おそらくこれ本音なんだろうなあと。
ひとはが本気で落ち込むことはそうそうたくさんあるわけではないです。なのでひとはが窮地に陥る時って、必ずみっちゃんフォローに入るんですよね。以前だと、虫歯でアンニュイになっていたひとはに対して、勘違いで本気で謝るためにたい焼き買ってきたり。
みっちゃんはみっちゃんなりに、ひとはが茶化しているのか、本当に悲しいのかを理解してあげることが出来るんです。そのためなら、自分の身を削るのも厭わない。そこがみつばのいいところ。
 
すれ違いから産まれるおかしさが「みつどもえ」の味ですが、それを解決するのが子どもたち同士の思いやりなのも「みつどもえ」の味。
今回はひとはが気を使ってあげたり、みつばが気を使ってあげたりと逆転があったのがとても素敵な回でした。
もっともそれがまた入れ違いになってしまうあたりが…らしいっつうかなんつーか。
 
それにしてもみつばの尻は露出が高いなあ。
まあ今回は見えませんでしが、クラスの子でみつばの尻を見て無い子の方が少ないんじゃないかと言う気が…。
で、毛糸のぱんつは見せても普通の履いた状態のぱんつは見せない。それがのりお先生のジャスティス。
 

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Made in USSR : みつどもえ176卵性 毛糸のばんつ/まあまあね!!

プールの穴あきスク水、銭湯での色移り、そして今回の毛糸の穴パンツ。みっちゃんのお尻は結構受難のお尻です。

受難の尻!
 
みつどもえ 1 (少年チャンピオン・コミックス) みつどもえ 2 (少年チャンピオン・コミックス) みつどもえ 3 (少年チャンピオン・コミックス)
みつどもえ 4 (少年チャンピオン・コミックス) みつどもえ 5 (少年チャンピオン・コミックス) みつどもえ 6 (少年チャンピオン・コミックス) みつどもえ 7 (少年チャンピオン・コミックス)
みつどもえ8巻発売中!
それにしても今週の「弱虫ペダル」はやばかったですね。今までの耐えに耐えたヒキがあっただけに、クるものがありました。もうどっちが勝ってもうれしいよ!
あと「ケルベロス」めきめき面白くなりますね。正々堂々としない汚らしさが剥き出しなのがいいです。あとは女の子の泣き顔と、ヒザすりむいた血。それが全てとはいわないけど、…魅力ですよねこの描写力。