たまごまごごはん

たまごまごのたまごなひとことメモ

「時をかける少女」をみてきた。

戦国BASARA2の、織田信長vsお市が異常すぎです。たまごまごです。こんなに狂ってると思わなかった。いや、思ってたけど、予想以上でした。

今年度は「ゲド戦記」「ブレイブストーリー」「時をかける少女」と大物アニメ映画がそろっていますネ。イラスト公開されてから、一番気になっていた「ときかけ」を早速見てきました。何で気になるかといったら、多分貞本義行絵だからだと思います。ああエヴァ世代。
 
「時をかける少女」トレーラー
http://youtubech.com/test/read.cgi%3Fdl%3DErBhIwmyYiY%26ext%3D.flv
感想。
「夏」好きですか。わたしは大好きです。
夏が好きなら、見るべき映画だと思いました。
そうでなくても、かけあしで見に行くべきだと思いました。
ネタバレはこの作品にとっては致命的だと思うので、個人的に何が気に入ったかだけ書き出してみます。
 
まず、背景が目を丸くするほど美しい。特に雲の描写が何度も出てくるのですが、その生きているかのような描き方をみるだけで映画一回分の価値があると思いました。
一瞬の夏の光景の切り取り方に命の炎を燃やしているようでした。あの空の「青」は、スクリーンで見るのがベストですヨ!
加えて、夕刻の色使いが印象的です。こっちも「雲」がいいんだなー。入道雲が少しずつ崩れるんですよ。街をつつむ光の変化も特徴的でした。
 
次に、主人公真琴たちの、この夏が永遠に続くんじゃないかと言わんばかりのゆったりした空気。途中から話は真琴のジャンプのように加速していくのですが、それでも自分のペースで動き続ける時間の感覚が、懐かしくもあり目新しくもあり。この辺の感覚は理屈ぬきでおぼれるかと思った。
 
そして、アニメーション。トレーラーでも伝わると思いますが、「動き」に特化した絵柄の、躍動感が非常に好みです。リアル絵嗜好の人や、陰影好む人にはちょっと最初肌なじみしずらいだろうなーとも思いますが、なにせ主役の真琴がずっと動きっぱなしです。表情もころころかわります。そのうち慣れてきます。間違いない。
動きがオーバーなこれらのアニメーションがとても楽しくて、一瞬がすごく貴重に感じました。そのくらいコロッコロ表情が変化していて、真琴見てるだけでも2時間近い時間があっという間にすぎたワ。
 
これは「アニメ」だなあ!と思いました。
そして、「アニメ」はやっぱり「物語」だな!と思いました。それは・・・あうぁ、内容に触れられないのが無念です。
時をかける少女」は、老若男女問わず、色々な人におすすめして、見てもらいたい!しかし、あまりにもネット外での知名度が低いし、公開劇場少なすぎ。ゲドやブレイブの宣伝効果は、ある意味とてもうまいなー、と思いますが、それに埋もれてしまうのはあまりにも勿体無い。見て、面白かったと思った人は、どんどん「ときかけは面白いよ」と叫んで、一人でも多くの人に伝えよう!・・・はっ、ちょっとじぶんをみうしなった。
えーと・・・「ときかけは面白いよ!」
 
関連
時をかける少女 映像+細田監督インタヴュー
多分、映画見てからのほうがいいかも。
おジャ魔女どれみドッカ〜ン!
の、40話「どれみと魔女をやめた魔女」の監督が同じ人だそうです。この魔女役に、原田知世がでているのがポイント。すごい濃度の高い、大人向けな30分に仕上がっているので、こちらも見てほしい作品。