「日本以外全部沈没」の映画。
これは、河崎実という監督の映画がどういうものか、最初からわかっている一部のマニアックな人々だけが見ればそれで十分という、特殊な映画である。思わせぶりな予告編や、印象深いタイトルに興味を持ったフツーの人は、悪いことは言わないからやめておいたほうがよい。なおこの点数は、そうした一般の人々を対象にしたものであり、河崎実ファンに対してはまったく当てはまらない。
もんのすごいＢ級っぷり。つまり分かっている人には面白いというワケですネ。
この監督、どんな監督かというと、「地球防衛少女イコちゃん」「まいっちんぐマチコ先生」「まぼろしパンティVSへんちんポコイダー」「いかレスラー」「コアラ課長」「かにゴールキーパー」というものっそいＢからＣ級の映画監督。「いかレスラー」はちょっと有名ですね。いろいろな方面で。
しかし「へんちんポコイダー」とはまた永井豪マンガの中でも超特殊級なのやったんだなー。確かアレをぐるぐるまわして変身するというわけのわからないヒーロー？物。
こんなの。うわーひどい。だからちょっと見たいデス。どう見ても色物すぎ。
あさりよしとおがマンガ化した「地球防衛少女イコちゃん」は前に見てちょっと面白かった記憶がありますが、とうのビデオ作品のほうはまったく中身覚えてません。レンタル屋で探してみようかしら。
究極映像研究所「日本以外全部沈没」
映画「日本沈没」出資社のTBSテレビからは、「『日本沈没』よりこの映画がヒットしたらどうしますか？」との質問が。これに対し河崎監督は「本当にすみません！」と恐縮の姿勢を見せた。
しかし原作者の筒井康隆先生は「そっちがまずヒットしないと、こっちが不利だよ！」とあおる場面もあり、まさにパロディ映画らしい、笑いの絶えない会見となった。 (略)
つまり、この映画は「ひどいね」と言われたら正解なんだと思いました。いやあ、エド・ウッドみたいだ。というわけで上映してたら見に行こうと思います。んで挫折して帰ってきたいです。
