たまごまごごはん

たまごまごのたまごなひとことメモ

ロボットトライアスロンにいってきた。

北海道工業大学で行われた「ロボットトライアスロン」を見に行ってきました。
「ロボット」と聞いたら鼻血ぶーなくらいロボフェチな自分なので、もうわくわくさんです。

今回のコンテストは「自律型演算ロボット」の性能を競うもの。
妹が参加していたので内容を聞いたのですが、よくわかりませんでした。ヘボ。

コースはいくつかポイントがあります。
・90度の直角カーブが2,3ある。
・加速できる長い直線コース
・正確さを問われるS字
・ラインのない障害物の迷路
・ラインのない中で距離をはかりながらボードを倒す
それらをクリアするためにロボットの設計とプログラミングをしていくわけです。ぱっと見でかいミニ4駆みたいですが、中はコンピューターでびっちりなので、あんまり小さくまとめると熱でショートしてしまうそうです。
とりあえずロボット製作のポイントはこの辺だと思います。

・地面にひかれたラインを正確にトレースすること。
・障害物との距離を赤外線で確認し、
 自分のサイズを計算しながらぶつからないように走行する。
・以上の計算を高速でできるようプログラムをスリム化。
・感知能力と速度のバランスをとったスピード調節

うわ、かっこいくね?!全方向にレーダーはって距離わかってるんだゼ!?
ってほど複雑かどうかはあんまりようわからないですが、動きを見ていると確かに敏感に周囲に反応していました。

今回優勝した「たこデビル」。残念ながら本戦では路面の「シワ」を感知してしまって大きくルートを逸脱し、かなりヘコんでましたが、最初のエキジビジョンでは人間では追いつけないくらいのスピードでS字も迷路もクリアしていました。妹の話によると、このロボット、プログラミングはかなり完璧で、練習段階ではオールクリアだったそうです。いやー、本番でもそれが見たかったなあー。そのへんの融通の利かなさががロボットの限界というか。
後ろについているペットボトルはエアポンプ。これで壁を倒す仕組みらしいです。

              | 
==============       |壁
     →         |




-----↑--------
    ○

こんな感じで、まったく何もないフリー空間に放り出されてから、感知して壁に向かって突進、距離をはかってアタックする、というのが最大の見せ所。
ちょっとした計算のズレによって壁に届かないことも多く、下手すると壁に向かいすらしません。空振りするたびに「あー!」と場内からため息が。そして、見事距離を見計らってアタックしたときの「おおお!」。
ロボットの自律がこんなに燃えるとは!

やはりロボットといえば見た目。意味もなくそのオプションにこだわる人たちも多かったのですが、むしろそこが燃えます。カエル型ロボットとか、目キラキラ光るんだゼ。カベアタックも、パンチをくりだすもの、棒を射出するもの、変形して倒すものなど、バラエティに富んでいます。「それはスピードアップの役にたつか?」といわれると本人たちも言っていましたが、たちません。
その「無駄」な部分のこだわりが最高!

今回見ていて非常にすばらしかったのが、こちらの消防車っぽいロボット。スピードはそんなに速くなくて、電動の車程度という感じでしたが、ラインからまったくそれることもなく、迷路の障害物にも一切触れず、そして最後のカベ倒しもミスなく正確にクリア。まさに完璧!これには満場喝采の大拍手でした。


その他さまざまな形のロボットが出てました。パッと見、なんてことない車なんですが、自律のための脳みそがびっちりつまってるんですネ。
一個だけヒドいマシンもでてました。一言で言うと「曲がれない」。
・・・それミニ四駆以下だから!がんばってヨ○○大学の大学院!w

アピールポスターも見ているだけで面白いものばかりでした。亀田は時間内に到達できずリタイアでした。ナムサン。
 
自分は思いっきり文系なので理系の面白さに触れたことなかったのですが、これは燃えますね。ロボコンとか見に行きたくて仕方なくなりました。
センサーによる自律型ロボや、二足歩行ロボットも1980年代には「不可能」とまで言われていましたが、今は簡単なものなら学研のオマケやディアゴスティーニの集めて作ろうでできちゃう時代ですもんネ。
次の世代に求められているのは、感度と、あとは、
「ネタ」だと思いました。こだわったもんが世界を開く。まる。