たまごまごごはん

たまごまごのたまごなひとことメモ

あなたの「ヒーロー」は誰ですか。

  • 北海道に降りてきたヒーロー。

友人とカレー食ったりしながらした話。
今札幌といえば日ハム、日ハムと言えばSHINJO、つまり札幌はSHINJO、って感じで盛り上がりまくりです。よもや3年前、ここまで北海道が野球で盛り上がるとは思いませんでした。
しかし、実際野球ってどうよ?となると、正直全国規模で見ると、巨人戦の視聴率は下がっていてテレビ局は困っちゃってるわけです。
「なんでこんなギャップ出たんだろ?好きな人は好きだろうにねえ?」なんて言っていたんですが、ふと、
「ひょっとして、昔みたいなスーパーヒーローがいないんじゃないかな?」という話になりました。
なるほど、野球あんまり詳しくないですが、そういわれてみれば「誰でも知ってるヒーロー」的な話をあまり聞きません。あ、もし今でもいっぱいあったらスイマセン。でも無知な自分らでも知っていたKKコンビやイチローなんか級はあんまりないと思うのですヨ。
そういう意味では北海道限定ですが、SHINJOは自分の位置をわかって「ヒーロー」としても魅せてくれる術をしっていたなーと。テレビでSHINJO特集ヤリスギ!という声は各地であがっているようですが、北海道民としては見たいからイイノ!子供たちのヒーローなの!賛否両論あるのはわかるけど、これでイイの。
 

  • 自分にとっての、かけがえのないヒーロー・ヒロイン

こっからちょっと追憶風味です。
今の子供たちにとっての「ヒーロー」って誰なんだろう?と思い始めました。自分らが子供のときはわりと明確で、恐ろしいほどの信念をもったヒーロー・ヒロインがいたわけですよ。
年代によって違うと思いますが、それぞれ「揺るぐことのない憧れ」の存在っていたと思うんです。
たとえばアニメや特撮でいうと、仮面ライダーや鉄人28号かもしれません。

ヒーローは負けない。いや、たまには負けるけど、くじけない、あきらめない、最後まで戦い続ける。血反吐を吐いて勝利を掴み取る。大事なものは、正義、信念、友情、生命、地球。命を投げ捨て身を粉にして巨悪に立ち向かう!
そして、ヒロイン。彼女たちも戦い、自己犠牲をはらい、ハッピーエンドのためにただひたすらに手を伸ばす。
みんなの望むものはハッピーエンド。単純明快な勧善懲悪だけど、みんなは「正義の味方」が勝つことだけをひたすら望む。そんな作品ってありますよネ。
陳腐かどうかは問題じゃない、子供たちはただひたすらにヒーロー・ヒロインが勝つのを見たいわけデス。
 
自分のヒーローは誰かなあ。やっぱりレンジャー物が盛り上がってたので、5人組の戦隊は友人とごっこ遊びしたものです。あと、「キン肉マン」のロビンマスク。マスクがはぎとられたときとかハラハラして1週間が異常に長く感じたものです。そして「大長編ドラえもん」は欠かせない。
ヒロインはやっぱり「ナウシカ」。戦う女性としての理想像でした。アニメージュの人気投票がずーっとナウシカだったのが懐かしい。今はどうなってるのかな。あとは方向がちょっと違うけどラピュタのシータ。はじめてみたときめちゃくちゃかわいく見えました。
誰の心にも絶対いるはず、ヒーローやヒロインが。あなたのヒーロー、ヒロインは誰ですか?
 
はて、今の時代にもヒーロー・ヒロインっていっぱいいるんでしょうね。年食ったのかあんまり正統派なのが思いつきませんが、うーん、どんなのいるのかなあ。「プリキュア」はそうかな?「仮面ライダーカブト」は大好きだけどヒーローとはちょっと違うか。子供たちとしゃべっていても、みんなが夢中で、絶対負けない!って応援するヒーロー性のある話を聞かないです。
レーダー鈍ったのかなあ。でも大人になったって、ヒーロー・ヒロインにはあこがれるわけですヨ。いや、大人になったから、かな。
信念に立ち向かう存在が見たい、不屈の闘志を持った人が見たい、ハッピーエンドをつかむ姿が見たい!!!
ああ、つい興奮してしまいました。

  • ハッピーエンドを産む力

ゲームが本当に楽しかった時代はもうこない。それはいいすぎだとしても、少なくとも、わたしが子供だった頃の"あの感じ"は完全に失われた。明日は明日の風が吹くより)

わたしが願っているのは、作りたいのは、聖剣伝説2やFF3のような「深い絆で結ばれた仲間たちと広い世界を冒険する」ゲームであって、見るにたえないニセモノな美少年や馬鹿みたいに壮大な宇宙戦争なんて求めてない。現にそういうゲームもプレイするけれど、一生心の中になんていらない。
(中略)
FC、SFCは本当によかった。その感じが必要なんだ。ありえないことを願うのは流れに逆らって進めないだけかもしれないけど、わたしはあの感じが忘れられないし、失くしたくない。

ゲームの中にも、本当のヒーロー・ヒロインに出会った記憶があるはず。今でも「フローラか?ビアンカか?!」論争をするのは、ばかげているようで「あの頃の感動を忘れたくない!」という強い思いなんだろうなって思います。
今でもそういうのなくはないとは思うんですが、自分はあまり思いつきません。ヒーロー、友情、うーん・・・何があるかな。「テイルズオブジアビス」は個人的に好きです。ヒーローじゃないけど「ICO」も好き。わくわくしたなあ。ハッピーエンドを思い描いたなあ。
 
意図的に大人がヒーロー・ヒロインを作るのは、大人になって裏を知ってしまうと「なんだかな」なんてうがった考えもしてしまいます。しかし、今だからこそ大人は子供も大人も胸をときめかせてくれるヒーロー・ヒロインを作ってほしい。そして、最大の演出をもって彼らの姿を見せてほしいと思います。アニメでも、マンガでも、小説でも、映画でも、ゲームでも、スポーツでも。
少しくらい大げさでもいい。ヒーローたちが活躍するのを、ただ、単純に見たいでのす。子供の心をひたすらに振るわせるような存在を!
そして、願わくばすべてのヒーロー達にハッピーエンドを。

高機動幻想ガンパレード・マーチ オリジナルドラマ8 英雄幻想3
ガンパレード・マーチ」のドラマCDは原作ゲームと全然違うもので、最後には制作スタッフが登場して彼らにハッピーエンドを与えるために奮闘するというものすごい荒唐無稽な内容でした。しかし、それが「英雄を望む人たちへのメッセージ」として心にがっちり刻まれました。
物語はハッピーエンドでなければいけないんだ、そしてそれを与えるのは制作者なんだ!
スタッフの情熱に心打たれた、最高のハッピーエンドでした。
 
明日は、どんなハッピーエンドを迎えるヒーロー達に出会えるだろうか、そんなことを心に抱きながら本を探し続けるのです。昔のような強烈な個性と信念をもったヒーローにはあまり会えないかもしれないけど、出会える希望だけを祈って。