たまごまごごはん

たまごまごのたまごなひとことメモ

マンガのドラマ化ラッシュを斜めに見る。

コミック原作の連続ドラマが続々と製作される本当の理由(どらみそら。)
なんだかんだで、自分は結構のだめカンタービレ楽しんでみてます。面白いヨ、突拍子もなくて。

コミック原作ドラマのキャラクター設定は「深みや厚みがある」と言っていますが、演者がハマリ役でない限り、ファンを敵に回す可能性があり、逆に難しいところだと思います。なので、この点はドラマ化において一番ネックとなる部分なので、利点はありません。そういった意味でも、『のだめ』の上野樹里や『コトー』の吉岡秀隆、少し遡って 『ごくせん』の仲間由紀恵は適役であり、彼らの熱演によってドラマもヒットしているのだと思います。
一方で背景・小道具などは、そのまま絵になっているものを再現すればいいので、これほど楽な作業はありません。しかも、原作と同じものをそのままドラマにも登場させることで、ファンも喜んだりするので一石二鳥です。

ここに非常に納得がいったのですよ。
たとえば「のだめ」の場合、視覚的にわかっているだけに、真澄ちゃんなんかが出るだけでうれしいなあと思いました。小説でもいいんだろうけど、マンガだからこそ、って気がします。ただし逆にいえば、再現できなかったときの落胆度は半端じゃないでしょうネ。
 
現在の状況だけみると、個人的には賛成7の反対3ってとこです。いやね。今後消費ばっかりを繰り返していくと、それこそ「とりあえずやっとけ」みたいな消費アイテムになって、ドラマそのものが育たなくなるんじゃないかなあという不安。あとマンガオタなので、「頼む、これはドラマにしないで!」っていう不安。後者はただのわがままっすネ。
むしろ、ドラマにするなら思い切って別ストーリーで見事なのを作ってほしいな、と望んでいます。マンガ原作じゃないですが、ドラマでぶっとんでて魅せ方がうまかったなーと最近思ったのは「我輩は主婦である」。あと好みとして「TRICK」。ああいう風に独自に味付けするのなら、マンガ原作にもってきてもいいなーって。そんなわけで、「のだめ」は期待してます。
はて、個人的には前期の「結婚できない男」が好きでした。やっぱりオリジナルでしかも面白いドラマが、やっぱり見たいナー。マンガはできればアニメで見たいや。