これは「百合」ですね。マリア様がみてるＯＶＡ「子羊達の休暇」

ごきげんよう。たまごまごです。スカートのプリーツを乱さないようにしてる余裕なんてありません。
だって、待ちに待ったマリみてＯＶＡ子羊達の休暇が出たんですもの。もうＤＶＤまわしすぎて燃えるんじゃないかってくらい見ましたヨ。
今回真っ先に感じたのは「マリみてのスール関係は、友情とか先輩後輩じゃなくて、『百合』としか言えないな」という事です。もうね、アニメ版の中では今まで一番百合してましたよほんと。恋愛っていうとちょっと違う（違わないんだけどニュアンスが違う）し、先輩後輩にしては身も心も接近しまくりです。
　
そもそも「『百合』ってなによ」と言われたら見る人によって千差万別な答えが返ってくると思うんです。そのへんを追求するのは、一旦置いておくのです。今回のＯＶＡの祥子と祐巳のデレデレっぷりを見るだけでいいんです。あまりのラブラブっぷりに、「ほぅ」と口からいいため息出ること必至です。自分は２７回は出ました。乃梨子ｘ瞳子至上主義なのに祐巳ｘ祥子でこんなに魅了されるなんて！
あんまり変わらないですかそうですか。
　
物語は祐巳と祥子がケンカできるくらいの信頼関係になった状態からはじまるので、超安心して見れます。一連のレイニー事件は「春」でまとまってますしね。この二人の痴話ゲンカはほんとに痴話なので、由乃さんがいうように「犬もバクテリアも食わない」なあと思いました。分解することすらできないんですネ。
祐巳のはしゃぎっぷりときたら。祐麒に色々突っ込まれてもヘラヘラしてますが、多分このときの祐麒の心の中は嫉妬と「姉かわいい」で埋め尽くされていたことでしょう。
というのが妄想じゃないんじゃないかってくらい、祐巳と祐麒もえらい仲がよいです。
いかに百戦錬磨の祐巳といえども、今回ばかりは祐麒にかないませんでした色々。祐麒はかっこよくなったなー。一挙一動がものすごくしっかりしていて、非常に存在感のある弟キャラになっていました。百戦錬磨は想像です。
　

そんな祐巳が祥子様を見ると、こういう視点になります。今回のＯＶＡの見所その１。
今回のアニメで一番気合入っていたんじゃないか？ってくらいすごい艶っぽいシーンです。いやはや、祥子さまってほんといい意味で高校生に見えないです。それは祥子さま自体が割りと外見も大人っぽいというのもあるんだけど、今回ので、祐巳視点から見るとこう見える人なんだな、と言うのを感じました。祐巳から見ると祥子さまは特殊で大人っぽくて、浮世離れした美人なんでしょう。だから劇中ではこんなに美人なんだなー、とこの唇と見て思いました。
そのあとの、めちゃめちゃ子どもっぽい祥子さまは必見。めっさかわいいデス。わがままなんですよぅもう。

そして着替え。
すいませんドキドキしました。
　
今回のＯＶＡの見所その２。ドリル。

全国１億人が、アンチ瞳子から瞳子ラブに変わった画期的な瞬間です。見逃してはいけません。原作読んでいる人にはさらに価値のある、大事な大事な瞳子のこの色々な感情を含みながら振り返ったこの顔。そして跳ねるドリル。今回かなりいい具合にドリルがびよんびよんと動くので、バネっぽいのが好きな人にはおすすめだと思いました。バネっぽいものが他に思いつきませんが。

こちら予告の瞳子。この目。ここから瞳子伝説が始まるんですよ。
マリみてキャラの中で一番のツリ目＋くりくり目な彼女。まだまだキツい会話ばかり仕掛けてきますが、ツン：デレでいうと８：２くらいの非常にいい割合の瞳子なのです。ツンデレの黄金比って感じですね瞳子大好き。

パーティでの瞳子もいい感じ。みんな薄手で涼しそうな格好なのに、彼女だけやけくそに暑そうなドレスなのが気になります。多分祐巳が場違いな服を着てきたらかわいそうだから先に自分がちょっと他の人と違う浮いた格好をしておいて緩衝材になろうとかそういうことを考えているんですね多分！
すいませんちょっと興奮しすぎました。
　
今回のＯＶＡの見所その３。

やたらキラキラしてる柏木先輩。
いや！今回はものすごくかっこいい役なんですが！
なんでいちいちキザっぽいというかキモいんだろうこの人。出番あるたびに妙なポーズやセリフをとるのでいやでも印象に残ります。チッチッチとか言う人久しぶりに見ましたわ大好き。
　
今回のＯＶＡの見所その４。

ツタコー＆マミー。
この二人の掛け合いは、ウテナの「かしらかしらご存知かしら」みたいだなあと思いました。
あんまり出番ないですが、そのちょっとの出番がファンにはたまらないくらいいいので、必見ですよ。なんでこんなに息があってるんだろう。
　
もう一個個人的に「見所だ！」というのがあるんですが、見所すぎるので別エントリで。
　

色々書きましたが、終始いちゃいちゃべたべたいちゃいちゃべたべたしている二人を見るだけでニヤけてしまいます。二人きりになるとこんなになるのねー祐巳さんたらほんとにもう。
ストーリー自体は原作に従順ですし、例のあのパーティのシーンもうまく再現されているので、安心してみることが出来ます。そして全体的にテレビよりぐっと絵の質がよく、しかも５０分以上の中編になっているのでお得感もたっぷり。
別に百合好きではない人でも幸せになれるそんな一本です。ただし、マリみて春までを見ていないとさっぱりわからない部分も多いので、そこだけ注意。