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大人になったら何になりたい?「YES!プリキュア5」第一話

スプラッシュスターが終わって、咲のまゆげとかまゆげとかまゆげとか考えていたら、もうプリキュア5がはじまってしまいました。
はて、今回の「YES!プリキュア5」、5人という事でどうなるのか自分は見当もつかない状態でした。プリキュア=どんなときも二人じゃなきゃだめなのー、的イメージだったので。
実際、各地で「プリキュアとしてどうなの?」という賛否両論が出まくっている感じみたいですね。
しかし今回、目標と対象が「ワンランク進歩した」のかな?と思って見るとかなり面白いんですヨ。あ、おもちゃ関連はとりあえずおいておくとして。
ちょっとそのへんのも交えながら、個人的感想を書いてみます。
 

●個性がわかりやすい5人…?●

この手のアニメで大事なことといえば、一発で見てわかる個性。そういう意味では抜群でした。
と、ここで主人公は最後にまわして、まわりから見てみます。

親友の夏木りん。見てのとおり、元気で活発な女の子です。役どころとしては完全に突っ込み役。かなりサバサバした性格で、劇中でも他の生徒から、運動が出来るということもあってひっぱりだこです。

ちなみにこの子、大食いです(他のキャラもそうだけどそれ以上に)。もりもりごはん食べるアニメは大好きです。ラピュタとか。


「思考は大人っぽく、つらくても営業スマイルができる」というキャラ解説が印象的すぎる、春日野うらら。正直はじまるまえまで、絶対ナージャ係だと思ってました。ごめんなさい。めちゃくちゃかわいかったです。夢が明確で一途なため、見ていてかなり「何かしてあげたくなる」キャラでした。間違いなく大きなお友達の人気はかっさらうのではないか!と思うのですがどうでしょうか。

「祐○、お茶をいれてちょうだい」と言いそうな感じの水無月かれんお嬢様。そして太いまゆげ。容姿端麗、頭脳明晰の四字熟語がつくのは伊達じゃあない。ある意味「プリキュア」らしくないキャラなのでものっそい違和感を感じたキャラでもありました。が、「全員の生徒の名前を覚えている」とかってあたりはなんだか「らしい」感じもしました。どこがといわれると、よくわからないけど。

個人的ツボ、秋元こまちさん。そして太いまゆげ。おっとりやさしい性格もいいんですが、この子よすぎるって、まずこの服装反則すぎるって!って!
あとなにがステキかって、もうね、もうさ!

なにこの百合空間。なにこのまゆげカップル。
もう常にかれんと一緒にいるんだもんよ。これだけで今回見る価値ありました。ありがとうプリキュア5。もう脳内でいろいろ大変なことになりすぎて、ここでは書けないんです。どうしよう。
まあそれはさておき。このおっとりさんが、この作品の鋭いカギになるのではないかと踏んでますが、まだ出番ほとんどないのでわかりません。
これで、春、夏、秋、水無月。冬だけないですね。
 
さて、主人公の夢原のぞみですが。

とっても明るくて、明るくて…明るくて…他にとりえはえーと…。
この子、わざと「特技がない」状態で描かれてます。明るくて元気で、それだけ。色々やっているのですが、どれもうまくいかず失敗ばかりです。セラムンをはじめいろいろな主人公にはよくある性格ではありますが、あえてそれを強調してるのがミソ。

「やりたいこと見つかったの?」
「だって、見つからないんだもん、これがやりたいってものが」
「そんな調子で本当に見つかるのかね?」
なかなかキツいお言葉。でも真実。
今回の主役は、出番が多い割りに個性としては未知数というかぼやけたまま。どこに向かえばいいのかふわふわしています。それが最大の魅力、なのかもしれませんが、今の時点では自分としては、他の4人の明確な動きを持った魅力とはランクが違うなあ、なんて感じました。それだけ幅があるからこそ、今後生きてくるのでしょうが。
一応、こまち(緑)はそれを見抜いているようで、「自分の意思を曲げない子」と言っています。
 

●子供向けじゃないデザインの敵●


新しい敵「コワイナー」。
キモいよ!こんな3mくらいあるのが2階の窓から覗き込んできたら…ちびる!
今までの「ザケンナー」などは、子供が「怖がらない」ようなデザインをしていましたが、今回は明らかに「怖い」デザインをしています。
某カオナ○に似ているという意見も多いですが、「仮面がくっつくと実体化する」というなんとも自分好みの設定なので、どんなものがこのキモ状態になるか考えるだけでワクワクさんです。きっと股間にこの仮面がついて、とかいう同人誌が作られるにちがいありません。すいません、ウソです。

ナイスキモさ。それで声が檜山修之さん。このキャラ考えた人天才、自分的に。なんつーか斑目
十分少年漫画で敵役になれそうなデザインです。変身後は子供向けデザインなんですが、この服装の状態だと子供がうなされてしまいそうで、そこがまた自分のツボにきました。これあえて不気味にしてるんだろうなあ。
 

●自分を見つめて●


ニアデスハピネス!ではないです。
今回のカギになっているひとつが、「蝶」と「メタモルフォーゼ」。何かに変わる、成長する、というのがキーワードのようです。
実際歌詞を見てみると、「大きくなったら何になりたい?」「夢見るために生まれた」と自分自身に向けて視線が移動しているのが感じられます。今までだと「あなたが大好き!」「二人でいれば勝てるよ!」だったのですが、今回「協力うんぬん」はあまり前面に押し出されていません。もちろん5人もいるからそのへんの比重は大きくなると思いますが、向けられている焦点は「自分がどう歩むか」。
個人的妄想としては、りん(赤)が主人公をぐいぐい押しながら、一緒に伸びていくのかな、と期待しているのですが、うらら(黄)の「自分の道は自分で見つける」という劇中劇のせりふを聞いていると、「自力」の重みは出てきそう。
面白いのが、歌詞にある「勝ち負けだけじゃない未来へ」という言葉。へ?勝ち負けじゃないの?
第一話の時点で、すでに敵の強さ云々よりも上の段階に「あなたのアイデンティティはどこに求めるの?」「夢って何なの?」「どういう意思を持っていくの?」という問いかけが、子供向けのオブラートをくるみながらかなりガッチリこってり描写されています。あえて「プリキュア」でそれをやる、というのが面白いなあと思うのですヨ。しかも学年をまたいだ、年齢差のある集団の中で。
1年生のうららよりものぞみの方が子供っぽいのもまた興味深いです。
「まったく別もののアニメがはじまった」と見るか「プリキュアの続編」と見るかで視点も大きく変わってきそうですが、当分は両方の視点で見てみると面白いかな、なんて思いました。「プリキュア」視点でいくと、「二人の環境」という部分から「多くの他者の中の個人」として成長しはじめた視聴対象に向けていく、とも考えれらますし、っていうのは考えすぎかしら。
 
あとは年長組二人が手をつないでいろいろがんばっちゃったりしたら個人的にはもう満点なんですけど。つないでほしいなあ。つなげ!…ちょっと興奮しすぎました。
いろいろな方向で楽しみな「プリキュア5」。思った以上に「子供向け」としても「アニメ好き向け」としてもしっかりした第一回目でした。
 
はて、話は変わりますが「女子校」が舞台という設定と、「イケメンがマスコットキャラにさせられる」という設定がどうなるのか自分にはまったく読めません。この生き物と恋とかしなさそうだしなあ。どうなるんかなあ。年齢差があるから、かれんxのぞみとかも…いいな…ぶふぅ(鼻血
すいません、いろいろ書いたのだいなしにしそうですが、何はともあれカップリングにことかかないアニメなのだけは間違いないデス。YES!
 
〜関連リンク〜
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ネタにするにはポイントが多すぎて、そういう意味でもおもっしろくてたまりません。が、いきなりコレですか。サイコー。
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