たまごまごごはん

たまごまごのたまごなひとことメモ

BL表紙の人数は、一人?二人?

WEB拍手より本日のすごい調査力。
これ必見ですよ。

たまごまごさん、こんにちは。先日は、WEB拍手を取り上げていただきありがとうございました。
『BL・百合マンガ表紙の傾向と対策』大変興味深かったです。ふと、百合と青色は何か深い関係はあるのかしらと気になりました。
BLの一人表紙の比率については自分でも気になったので、12月と1月の新刊BLコミックの表紙を調べてみました。
取りこぼしもあるかもしれませんが調べた92冊のうち3人以上の表紙が6冊1人表紙が6冊でした。

調べる月によって結果は変わるとは思いますがご参考までに。
 
BL表紙の色使いについては絵柄と作風が少しは関係しているかなと想像しています。南かずか先生や宮下キツネ先生のようなかわいい絵でエロ系や高永ひなこ先生や山本小鉄子先生のような少女漫画っぽい作風と絵の表紙はピンク色とか可愛い色使いでTL系や少女漫画の表紙と似ているイメージですが、井上佐藤先生のような濃い絵柄やbasso先生やえすとえむ先生のような個性的な絵柄だとかには可愛い色使いは似合わないような気がします。

一人表紙の比率チェックすばらしすぎです。92冊調査とは!お疲れ様です!おかげでものすごく面白い傾向を見ることができました。
3人以上表紙と一人表紙がそれぞれ6冊ということで、あわせて12冊。残り80冊は二人表紙という結果になりました。
やはり、一人表紙も増えてきた、とは言えども、二人表紙は強いですね。
 
百合もそうですが、表紙でどんな内容かを明確に表現してくれることは読者としてはありがたいこと。あまりにも内容がわからないと買いずらいです。
だから、二人が写っていて「彼ら(彼女ら)がどのような関係にあるか」を考える楽しさとワクワク感は百合・BLのキモなのは間違いないです。
その中であえて一人表紙。これについてこんなコメントを見ました。

一人表紙が許される作家さんは、確かにもう名前だけで本が売れる作家さんのような気がします。
萌えプレさん)

ジャンルに限らず女性作家だと表紙のキャラが1人か2人っていうのが多いように感じます。
ゴルゴ31さん)

まったくの新人作家さんで一人表紙は、チャレンジャーすぎる気も確かにします。あ、BLとか百合の場合のみですが。
本の表紙は内容の顔。それに読者が求めているのは表紙から得られる情報。どうしても二人表紙が多いのはもっともな気がしてきました。
その中である程度知名度が上がって、本当に作りたい表紙を作っていく作家さんがいることも見逃せません。そういうのを心から応援したいところです。
 
また、男性作家だとキャラが一人or複数人が多いですよね。
エロマンガは特に、圧倒的にキャラ一人が多いです。少年マンガも一人or複数人。作品で明らかに目立つ二人がいる、という場合でなければ、二人表紙率は減っていきます。
女性作家の作品傾向を見ていくのも、ちょっと面白そうですね。少女漫画とか。
エロマンガ表紙で二人以上を探してみるのも面白いかも。
 
もうひとつ、色使いの話ですが、BLと百合にはそれぞれ独自の路線がある気がします。もちろんこれも作品ごとに違いますが、少女漫画・少年漫画とくらべて、ということです。
BLは詳しくないので、今度百合マンガで色の傾向調べてみようかしら。
 
面白い調査内容、本当にありがとうございました!