たまごまごごはん

たまごまごのたまごなひとことメモ

脳の中には何人ものあなたがいる

脳の一部分に刺激を与えると、「誰かに見られている感覚」に陥る
これは非常に面白い実験ですネ。
先日書いた「解離性障害」の一つの答えになるかもしれません。
脳が「見えた」と感じること自体、脳の一部に刺激がいくことでそう反応するわけですから、「見せる」ことも物理的には可能かも。五感すべてにおいて、ですネ。
 
そういえばアイセンサーを目につけて、脳に直結している人がアメリカに実際にいるそうです。
ほんとのとこは、光ってるかどうかくらいしか見えないということで、まだまだサイボーグ化には程遠いんですが、この実験がさらに深化していけば、そちらの方向の解明も行われるかと思います。
統合失調症の人のためにも、光を失った人のためにも、ぜひともがんばって研究して欲しいところです。
 

逆に言えば、脳に刺激を与えれば、眠っているいくつもの人格を呼び起こすことができるんでしょうか?脳の信号を解読して刺激すれば、別人格を植えつけられるんでしょうか?!
なーんてね。とほおり投げたいとこですが、あながちSFでもありません。
もし、電気で脳に幻覚を見せられるのなら、記憶操作なんかはわりと簡単かもしれません。となると、「人格」ってどこへいくの?「性格」は?「記憶」は?
脳に触れるのは、やはりタブーなのか!?
 
今度こそ「なーんてね」。まだまだ脳はブラックボックス。人間の手に負えるレベルのものではなく、わからないことだらけです。「攻殻機動隊」みたいな世界観は、もうちょい未来の話です。ただ、押井守が「GhostInTheShell」や「機動警察パトレイバー」で描いた「自律」の意味は、ロボット工学の進歩している現在では問われるべき問題なのかもしれません。という自分は押井守厨。
 

んで、話とびますが、コレ聞いたら「脳の一部に生理食塩水注射することで能力をひきだす」という「AKIRA」を思い出しました。
「AKIRA」世界では超能力を「人間の脳の使われいない9割の部分の動き」、みたいな扱いをしていましたネ。「童夢」もかなあ?
実際人間が使う脳の部分はほんと、数%程度のようですね。一生かかっても。(正確なソースがちょっと見つかりませんでした。)
むりやりそこに刺激を与えて、何かを起こすというのは非常に危険な気がしますが、そこには何か新しい「センス」が眠っているんじゃないかとか、「人間は長生きするようにできている」んじゃないかとか考えると結構ワクワクします。しませんかそうですか。
 
それにしてもこのエントリ、ジャパニメーションを知ったばかりのアメリカ人のようである。
マトリックス」いれたら完璧でしたネ。