たまごまごごはん

たまごまごのたまごなひとことメモ

神の抵抗軍のはなし。

なんだかウガンダの「神の抵抗軍」で検索してきてくださる方が多かったのでどうしたのかな?と思ったら、動きがあったみたいですね。
反政府勢力が停戦表明 ウガンダ内戦
一方的に即時停戦、ってのは何かあったのでしょうか。不利なことに気づいたのかな?いずれにしても「神の抵抗軍」は百害あって一利なし団体になりはてているので、これは喜ばしいことですネ。
一応手前味噌リンク。
ウガンダの神の抵抗軍についてしらべてみた。その1
ウガンダの神の抵抗軍についてしらべてみた。その2

ナースの制服と記号化についてしらべてみた。その2


昨日の続きです。

いわゆる「ナース服」という名前の記号を身につけることは、看護婦さんたちを没個性化する目的があることがわかりました。それにより、患者に与える安心感は確立されて、女性たちは「看護婦さん」として受け入れられてきたみたいです。
しかし、その安心感と引き換えに、大きな問題点が発生することになります。

看護婦をターゲットとするプロパガンダは、看護婦を依存的で、二流の地位に引きとめておこうとする。看護婦たちはこうしたプロパガンダを受け入れたり、このプロパガンダによって混乱することはあっても、拒否することはめったにない。自分たちに起こりつつあること、つまり自分たちは操作されているということに、しばしば看護婦たちは気づいていない。このプロセスは隠蔽されているのだ。
たとえば専門職化をめざす看護婦たちの奮闘は、女中のイメージを温存しようとする人々に逆用されてきた。たとえば彼女たちは、キャップとユニフォームは「専門職」の印だと教えられた。しかしユニフォームを着るのはサービス労働者であって、専門職ではないと、看護婦が指摘することはめったにない。
 
A・H・ジョーンズ『看護婦はどう見られてきたか 歴史、芸術、文学におけるイメージ』


ナイチンゲール主義」という言葉があるようです。
看護婦に対して持たれるイメージとして、3点あります。
1「女性らしい」
2「平等にやさしい」
3「人に仕えなければならない」

これらを押し付ける風潮が、ナイチンゲール主義。
おいおいそりゃひどいゼとは思いつつも、ナース服のイメージはこの3点から決して離れていないのではないでしょうか。
もちろんこの3つを「思わせる」ために作られた服です、そう思うのは当然なのですが、それが一人走りしてしまって、血迷っちゃう人(特に年配の方)が増えてしまいました。まーなんだ、やさしいと思ったら甘えて、それが当然だと思っちゃうのってよくありますよね。それが服装で反応してしまうからコワイのです。特に1。「女性らしさ」ってナニ?って話です。ジェンダーとかなんとかは難しいのでとりあえず保留。
この点はアダルトビデオやマンガやエロゲーなどにも共通して流れる視点になっています。自立する人間ではなくて、献身的に働く女性。今のメイドブームの流れにも似てますネ。
 
看護婦服にあこがれる看護学生は非常に多いのですが、現場ではナイチンゲール主義をあおる制服に苦しむ人も多いようです。なかなかその点に対しては反対の声をあげにくいのも事実。
 
白衣とナイチンゲール主義に抑圧されるナースの心の話
「女性本来は献身的でなければいけない」という象徴になってしまったナース服。そんな押し付けが病院内にはびこるとしたら、白衣は着たくないですネ^^;
今までは「看護婦の服程度でガタガタぬかすなゴラァ」という感じでなかなか訴えが通らなかったようですが、最近はナース服そのものの機能性や色、そして没個性さへの策としてさまざまな変革がなされているようです。
 
まず、今はほとんど廃止されたナースキャップ
もともとはシスターの服から転じたナース服。その中でも特別なプロフェッショナルの勲章ナースキャップは女性の憧れでもあります。戴帽式なんかがその証でしょうネ。
しかし、読んでのとおりナースキャップは細菌の温床。ほら、がちがちに硬いじゃないですか。あのノリに細菌が発生しまくりのようです。そんなぽんぽん変えて気を使うのもメンドくさいものですしね。それならないほうがマシです。もちろん人間ですから体中完全無菌なんてムリなんですが。

白衣をみると心臓がショック受けちゃう人もいます。

 白衣の医療関係者に血圧を測ってもらうと、いつもより血圧が高くなることを 「白衣性高血圧」 という。血圧は肉体的な活動のほかに、精神的な刺激やストレスでも高くなる。普段より二割から五割も上昇する人があるとのこと。
 
また高血圧症例の二割が白衣性高血圧、との報告もある。
普段の自分の脈拍数と血圧の関係を知っていれば、緊張して脈拍が多く血圧が高くなっていることが分かり、白衣性と推定できる。ちなみに、白衣性高血圧が心臓病を引き起こす危険性は高くない、との報告もある。

これは医者の白衣にも言えることです。白衣の天使とはいうけれど、子供にとってはおっかないわけです。前から白衣後ろから白衣白白白白白の嵐。ギャー!針がささるよ!
そんなわけで、今は小児科はピンクや青、柄物の医師・看護婦多いですね。中には私服もあるというから驚き。
老人も看護婦さんの白い衣装みて、死という現実にひきもどされてしまうのか心臓マヒしてしまう可能性があるとのこと。安らぐはずの衣装が記号化されすぎたために恐怖の対象になるんじゃ、元も子もありません。こうなったらもう「白衣の天使」じゃなくて「白衣の死神」。
白は清潔の証、とは思うのですが、この色の圧迫感は尋常ではないようです。
 
病院の色についての掲示板
ちょっと引用するのでわけます。

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「東方乙女囃子」FLASH


イオシス「東方乙女囃子」特設ページ
歌も動画も、東方好きならたまらんつくりになっているので是非。立体感あるシューティング画面は「あのスペルカードか!」とワクワクすること間違いなし。
イオシスさんは昔北海道でサークル活動されていて、コミケにここのCD求めて何度も通ったものです。「しゃちょう」のこの世にいないかのような浮いた声がダイスキ。ショートコントもめがっさ面白いですヨ。

「マリア様がみてる」と百合作品の歴史。(Something Orange)

Something Orangeより。
自分は百合物をかたっぱしから買う踊る赤ちゃん人間なんですがやはり「マリ見て」にはじまり「マリ見て」に終わるってくらい影響力は大きいなと思います。「マリ見て」をなぞりすぎてる百合ものも増えちゃって、きらいじゃないけど、ウームー。
お約束やジラしも含めて完成されつくしてるんですよね、「マリ見て」。
でもマリ見てってほんとに「百合」なのか?というとちょい謎。「白き花びら」が百合の集大成かなと思いますが、百合の定義がどのへんになるのか、でずいぶんかわると思います。あ、白薔薇はみんな百合ですウチが決めた。
マンガでいうと百合をきちんと貫いているなとおもうのは志村貴子青い花レズビアン物かも)とか、袴田めら「最後の制服」森永みるくくちびるためいきさくらいろなど。
最後の制服 1 (1)くちびるためいきさくらいろ (IDコミックス 百合姫コミックス)青い花 1巻 (F×COMICS)
そのほか、タカハシマコさんのマンガは百合すきな人にはぜひよんでいただきたいです。「かしまし」は書かれているとおり、女性になりたい男性にも、男性になりたい女性にも受け入れやすい作品だと思います。

”むしろオタクはミソジニー女性嫌悪)の方向に進んでいるような気すらする”
これはちがう気がするなあ。むしろ、女性視点の「男性嫌悪」のほうが強いかもしれない。
やおい」も男性嫌悪の一部だとよく言われますネ。「オトコ」はすきなんだけど、男性と女性の性関係の本能的部分への生理的嫌悪感から、てんぐりかえって「男同士にしよう」というもの。
百合も「男性のいない世界」を女の子が望んだときにうまれるユートピアを、女の子スキな男性として受け入れやすかったんじゃないかなあ?
あと、「やおい」と違って「百合」はわりと「エロ」を好まないのもポイント。
この一瞬(高校ものなら3年間)というのがわかっていて、みんなそれぞれ彼氏できたりするかもしれないという、いつ壊れてもおかしくない危うさが百合の最大の魅力なんじゃないでしょうか。
作中キャラも作者も、それをわかってるのがとてもヨイのです。
 
エロ方向の百合物(ビアン物)だと「maka-maka」がそのへんのもろいバランスを描いていて面白いです。
そういや「百合姫」もなんだかエロ寄りになってきてる感じしますが、この雑誌はどのへんの層をねらってるんだろ??あ、自分みたいなのか。「百合姫」持ってるヤツは大体友達。

少なくとも、この時点で多くの男性読者は男性視点が存在しない物語をフィクションとして楽しむことができたわけだ。これもまた、おそらくは長い時間をかけて少しずつ進んできた変化のあらわれである。
そして、そのあたらしい意識が「あずまんが大王」のような、百合作品ではないが、しかし男性登場人物がほとんど存在しない作品を生み出す背景になっていることもたしかだと思う。

これは納得。ただし「男のみではない」ということで。男女ともに、男性のみの空間・女性のみの空間をファンタジーとして見ることで、今の一部のマンガ・ライトノベル文化は発展してきている気がします。
心地よいんデスよね、そういうの。百合ややおいは愛情ひきこもごもあるかもしれないけど、本能に突き動かされるエロ欲求とは別ベクトルなのが安心して読めるポイントなんだと思います。やおいはエロ欲求の方向ちょっと違いますよねタブン。
まあ、それが楽しいなら、それでイイと思うんだな。
関連・コバルト文庫を、文学史の中で評価する動きも出ている。

冥王星関連記事?

マンガにでてくる冥王星
太陽系の一番外、ってのはやっぱり大きいですよネ。
思いっきり破壊される冥王星。
http://youtubech.com/test/read.cgi%3Fdl%3Dgx7_TnFG9Hc%26ext%3D.flv
セフィロスはムチャしすぎです。
ディズニー「7人のこびと」、冥王星降格に不満の声明
他にもカイパーベルトの名前のキャラを作ったりカロンとかを作ったりすれば・・・どうでもいいやコレ。

合体アニマル(エルエルより)


わりと全部自然体です。いやウソです。
フォトショップって無限の可能性をひめていますね、と見せかけて案外コレほんとにいたりしてね。んでミイラになって出展されたりとか。しないか。

看護師の服と色の研究

白はとてもよい色ですが、建物中白で人も白って、ちょっとつかれちゃいますね。病気で弱っているときには軽いホラーだ。
個人的感想でしかないですが、やはり病院(とくに病棟)はちょっと淡い色がついていてほしいし、お医者さんや看護婦さんももうちょっと普通っぽいほうが、リラックスできるんジャないカナとは思います。

カラーセラピー
制服に水色の効果
ピンクの天使〜色彩の心理
ピンクや水色が多い理由に納得です。形も「ナース」らしいものではなく自由になってきている流れのようです。アメリカのドラマなどに出てくる病院は、確かにあんまり白衣じゃないですね?

時代は白衣ではない。チェロキーのナース制服
昨日紹介したような記号的白衣は確かに「清潔」の象徴になっていますが、同時に先ほど述べた「ナイチンゲール主義」を生んだり、抑圧感があったりします。一方このようなカラフルで普段着のような服、見ていて明るい感じじゃないですか。
今後は日本もこのような服装が増えるんだろうな、と思いました。
そして記号化された「ナース」は、エチィー方向にシンボルとして残り、「メイド」とか「ブルマ」のようなファンタジー指標になるのかな?なんて思いました。
それはそれで。がんばっている看護師さんといっしょくたにしちゃう人もいますが、それはアカンですネ。
 
非常にきびしく大変な看護師さんたち。わがままだったり落ち込んでいたりする患者さんたちと接する際に、衣装に非常に気を使っていることがわかっただけでもちょっと励まされました。
がんばれ看護師さん。
 
 
オマケ
看護士考
萌え系。
ナイチンゲール症候群(プライベート☆ナース 〜白衣という名の戦闘服)
ナイチンゲール症候群」という言葉があります。二種類意味がありますネ。
1・看護婦が患者を見て「わたしがなんとかしなきゃ」と思う。
2・患者が看護されて「ああこの人に守ってもらいたい助けてあげたい」と思う。
今はどちらもさすようです。映画「バックトゥーザフューチャー」は1ですネ。
ナイチンゲールwiki
看護婦は患者に恋をするのか?

PS3のスペックを引き下げか?(痛いニュース)

いやね、PS3ネタはいいんですヨもう。
それよりコレコレ。
Blu-ray Discソフト、国内も11月キックオフ
感動度250かー。すごいねー…感動度
こういう数値化をする気持ちがわかりません。せめて普及予測数とかにできなかったものなのかしら^^;